ゴッドフロアー’24
優れた重厚感と敏捷性を兼備、秘めたる闘争本能が歓喜を呼び込む。
◇牡1歳 黒鹿毛 2024.03.16生 日高産
◇父:ファインニードル 母:ゴッドフロアー (母の父:ハーツクライ)
◇美浦・鈴木慎太郎厩舎予定
◇販売総額 2,200万円 / 総口数 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CC
※本馬は2025年4月に左後肢飛節のOCD除去手術を行っております。
◇Point!:十分な目方とバランスの取れた馬体にはしっかりと中身が詰まっており、背中は父、腹目のラインは母をイメージ。気性は母方にも似て、ときおり気の強いところを見せるが、普段はやさしく、人には従順で手入れの際も全く問題はない。放牧時には身幅のあるボディを持て余すことなく、敏捷性を感じさせる走りを見せてくれており、群れの中では平和主義。ただし、仕掛けられた喧嘩には黙っておらず、必ずやり返す気丈な面も持ち合わせている。力を要する馬場も苦にしない印象があり、適性は洋芝やダートか。距離はマイル以下で本領を発揮してくれそうだ。
◇最新近況(2025/7/15更新):9日(水)に北海道・日高町のヴェルサイユファームから、浦河のシュウジデイファームへ移動しています。馬体重460kg、体高152cm、胸囲175cm、管囲20.6cm(6/2測定)
「半兄のアスゴッドと同じく、どっしりとした体つき。他の1歳馬よりも幅があって、ひと回り大きく見えますね。このあたりは血統なのかもしれません。現在はウォーキングマシンを50~60分。加えて、エリ上げなどの初期馴致の導入部分に着手しています」(岸本担当)
◇募集写真(2025/7/11更新)
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ここまでくると、もうどの馬から取り上げても一緒な気もしますが、それだとあまり意味がないので(私なりに)真剣に悩んだ結果、アスゴッドの半弟ゴッドフロアー’24を選ばせてもらいました。
まず馬体に関してですが、腹回りなどはゴッドフロアーの仔らしいしっかりしたサイズ感。それでいてアスゴッドほどの分厚さはなく、全体的なバランスはこちらの方が上に感じます。(アスゴッドは他を圧する筋肉量が異常でした…)
6/2時点の測尺は『馬体重460kg、体高152cm、胸囲175cm、管囲20.6cm』ですが、まだお尻が高くて背丈も伸びそうですし、結局、500kg近くまで増えるのかもしれません。ただ、そもそもこの系統は軽さで勝負ではないですし、「洋芝やダートのマイル以下」で勝負をするならこういう馬体が良いのかも…とも思います。
実は、昨年の見学ツアーで見せて頂いた時には、もっとシュッとしたシルエットだった印象があるのですが、ゴッドフロアーの仔は、良くも悪くもこういう姿カタチになってくるんですねぇ(^^;)
そして血統面についてですが、竹内さんは主にファインニードルについて、(サクラバクシンオーやタワーオブロンドンを引き合いに出しつつ)母系にスタミナ系を持つスプリンターの優秀さを解説してくれています。
その上で、実は私にとってのファインニードルは、エンドスウィープ直系として是非とも成功して欲しい種牡馬なんですよね。。詳しく書くと長くなるのでやめますが、その昔、サンデーサイレンスに対抗するべくエンドスウィープの仔を探して叶わず、代わりにプリサイスエンド産駒のスプラッシュエンドに出資をしたことが思い出されます(^^ゞ
(そう言えば、スプラッシュエンドもOCD手術歴アリだったな…)
と、そんなことを考えながら血統表を眺めてみると、エンドスウィープ×Nijinsky×Secretariatの組み合わせなど、どことなくスプラッシュエンドの香りがしなくもない…。芝でもダートでも泥んこ馬場でも頑張って走り、準オープンで活躍してくれた出資馬を懐かしく思い出したら、何となく本馬が他人とは思えなくなりました。(トホホ…)
いやホント、本馬の母父はサンデー×トニービンのハーツクライですし、竹内さんの仰る『母系にスタミナ色が強い短距離馬』という意味では、レトロクラシック’24よりコチラじゃないかと思えてきます。
ゴッドフロアー’24(牡)
ということなのですが、一番の問題点は、果たしてこの馬まで手が回るのか?ということで。。ここまでに取り上げた馬はすでに9頭で、出資済みの24年産4頭をプラスすると13頭になってしまいますからね。
一世代13頭はいくら何でもやり過ぎなので、これはマジで絞らないと(^^;)
本馬については何となく長く楽しめそうな予感はあるものの、鈴木慎先生のところで言えば、パーフェクトラヴ’24も候補に挙がっているわけで、少なくともそのどちらか一頭に絞る必要はありそうですm(_ _)m
*OCD
離断性骨軟骨症(Osteochondritis Dissecans)のことで、主に若駒に起こりやすく、関節(主に飛節、球節、後膝、肩)の軟骨から軟骨片が剥離し、炎症、関節液が増えることで、関節の腫脹が起きる症状です。関節鏡手術による軟骨片摘出、増量した関節液を抜いた後にヒアルロン酸を注入するなど、早い段階で処置をすれば予後は良好で、術後も競走能力に影響を及ぼさないとされています。
この馬も兄のアスゴット同様、馬体に幅があるし、しっかり体重も乗ってますね。
つい先日、函館2歳Sを優勝した馬の父が同じで筋肉の柔らかい感じがあり、本馬とはタイプは違うでしょうが能力は非常に高そうです。
仰る通りです。
今回の募集は候補が多くて…
この世代はもう4頭も出資しちゃっているし(^^;)
それにしても、ファインニードルも早速結果を出しましたし、思ったより全然良さそうです。
と、◯◯君が仰られてました。
いやいや、◯◯君は別次元なので(^^;)
これからも地道に、大人しく生きていきます!