早世惜しまれるドゥラメンテ 存命ならリーディングサイアーに君臨した可能性も…【競馬】:中日スポーツ・東京中日スポーツ
◇記者コラム「ターフビジョン」
早世が改めて惜しまれる。2021年8月に9歳の若さで星になったドゥラメンテのことだ。NHKマイルCをシャンパンカラーが勝利し、3世代目にして産駒のJRA・G1は早くも9勝目でJRA重賞は17勝目。存命なら、リーディングサイアーに何年も君臨する可能性もあったはずだ。
個人的な見解だが、産駒に共通するのは絶対的なスピード値の高さだ。タイトルホルダーのように持続力に優れた産駒がいれば、リバティアイランドのように圧倒的な瞬発力を持つ産駒もいる。激しい気性と紙一重ではあるが精神力の強さも光る。現にやや重以下の重賞では【62212】。タフな条件でも力を出し切る産駒が多い証拠だろう。
活躍の幅も驚異的だ。芝では1400メートルから3200メートルの重賞を勝ち、ダートでもヴァレーデラルナのJBCレディスクラシックなど交流重賞3勝。スプリント戦での重賞勝ちはないが、7日の橘Sを5馬身差で圧勝したルガルなど、スプリント重賞を勝つ産駒が出るのも時間の問題だ。まだ3世代でこの活躍。生きていたら、とたらればを言いたくなるのも無理はない。
今週のヴィクトリアマイルにはスターズオンアース、来週のオークスにはリバティアイランドが出走予定で、勢いはさらに加速しそうなドゥラメンテ産駒。4世代目は来月からデビューし、来年が早くもラストクロップだが、計5世代でどれだけスターホースを生み出すのか。しっかりと産駒の勇姿を目に焼き付けたい。(関俊彦)
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関記者のコラムにある通り、先日のマイルカップを勝ったシャンパンカラーもドゥラメンテ産駒。天皇賞のタイトルホルダーは残念でしたが、このところの重賞路線での活躍は目を見張るものがありますし、まさに、生きていてくれたらどれほどの活躍をしただろう…と、ファンならずとも考えてしまうのではないでしょうか。
ちなみにドゥラメンテは現在サイアーランキング3位ですが、1位のロードカナロアとは出走回数、出走頭数がだいぶ違いますので、印象としては、ディープ&キンカメ時代の次はドゥラメンテ&キタサンブラック時代になっていたかも?と言いたくなるほど。それはAEIにも表れていますし、来年デビューの産駒がラストクロップとは本当に惜しいです。
**2023年サイアーランキング(JRA/総合/5月8日終了時点)**
今さらこういうことを言ってもアレですが、ドゥラメンテの産駒は走るだろう、とは私も思っていたんですよね…。ただ、激しい気性が悪い方に出た産駒は苦戦するケースも多く、例えば私が出資をしたマーテルなどは、過度なイレ込み癖が災いし、結局最後まで力を出せず未勝利引退。。非出資馬ではありますが、最近ではソアヴィータも、テンションの高さによる馬体減にずっと悩まされていましたしね。(直接の引退理由は左膝関節部に骨折線が確認されたことですが…)
逆に言えば、そういう危うさ、狂気を内包しているからこそ一発ハマった時の破壊力がスゴイのかも。広尾TCとの相性が今一なのはさて置いて、募集されると検討したくなる、本当に目を惹く馬を出すんですよね。まあ、これから先は(キタサンブラック産駒はまだしも)さすがにドゥラメンテ産駒の募集は難しいと思いますけれど(^^;)
話は逸れますが、サイアーランキングで少し気になるのはエピファネイアの12位低迷でしょうか。AEIも0.71と低調ですし、出走回数、出走頭数の割りには目立った有力馬が出てきていません。これが一時的なものであれば良いのですが、種付料が爆上がりしてる状況も含め、これからデビューをする21年産(例えばピークブルームとか)22年産の動向には注目しておきたいです。(そういえば、父エピファネイアのディメンシオン’23は無事に生まれくれたかな?)
何だか取り留めのない話になってしまいましたが、今後もドゥラメンテ産駒は活躍するでしょうし、もしも新馬戦や未勝利戦で当たった時は要注意です。一時期のディープインパクト産駒がそうでしたが、人気があろうとなかろうと、フタを開けてみればソコソコ以上に走っちゃう…みたいな雰囲気すら感じますので。
私はドゥラメンテの仔は走ると思ったのですが、正直これほどとは思いませんでした。
そしてキタサンブラックは、もっと走らないと思っていましたて…
何と言いますか、ただただ不明を恥じるばかりです。
でも、仰る通りこういう馬たちの仔が走るのは嬉しいですし、面白いと思います。
それにしても血統というのは一筋縄では… ダメっすねぇ私って(^^;)
一方で同期のキタサンブラックはブラックタイドとサクラバクシンオーの掛け合わせのイメージが掴みづらくて、種牡馬としての期待は必ずしも大きくなかったと思いますが、今やトップサイアーと言っていいでしょう。
2頭の血統にはノーザンテーストが入ってます。一方はダイナカール、他方にはアンバーシャダイのフルシスター、いずれも吉田善哉さんが誇った馬たち。キタサンブラックにはテスコボーイの名もあるように、かつて日本で栄えた血統が再び輝きだしたのは本当によかったと思います。
ドゥラメンテ、エピファネイア、いずれも素晴らしい種馬です。
将来、パンサラッサが同じぐらいの活躍をしたら…
最高過ぎる夢ですが、実際、あり得ない話じゃないですよね!
エピファネイア、
一番好きだったのが
ドゥラメンテ。
両産駒とも活躍してます。
現在、自分史上一番が
パンサラッサ。
活躍間違いなし⁇