ルックオブラヴ’22
偉大な芦毛を継ぐゴルシの仔、個性派揃いの好配合が高みを狙う。
◇牡1歳 芦毛 2022.04.30生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:ゴールドシップ 母:ルックオブラヴ (母の父:キングズベスト)
◇美浦・鈴木慎太郎厩舎予定
◇販売総額 1,400万円 / 総口数 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:TT型
◇Point!:4月末生まれのため、現時点ではまだボリューム感が欲しい体つきに映るものの、均整はしっかりと取れており、半姉ランドオブラヴよりもやや大きめのフォルム。誕生時の骨格やシルエットを考えれば、これから大きく育ってくる余地を多分に残しているようにも思われる。当歳時は悍性の強さを窺わせていたものの、現在はとても従順で他馬たちのお手本になるほど。重賞2勝を挙げてG1の大舞台に挑んだ叔父クレッシェンドラヴを意識させる好配合も興味深く、父や叔父のように距離の融通が利き、長く良い脚を使うようなタイプとして名を上げていきたい。
【様似木村牧場在厩のルックオブラヴ’22:公式HP(2023/6/2更新)より】
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注目馬の4頭目は非常に悩んだのですが、レトロクラシック’22でもハイアーラヴ’22でもなく、あえてルックオブラヴ’22にしました。(実はルックオブラヴ’22も元出資馬の子どもです(^^ゞ)
母ルックオブラヴについては竹内さんの血統診断にある通り、Sadler's Wells≒Nureyevのクロスを有するレベルの高い血統構成をしています。詳細は血統診断にお任せするとして、競争成績は今ひとつでも繁殖として成功する例はたくさんありますし、ゴールドシップとの配合で生まれた本馬はまさにクレッシェンドラヴを狙ったアプローチ。
4/30生まれで遺伝子型TT、やや重めの欧州血統母にゴールドシップとくれば、スピード対応は?、ホントに新馬戦・未勝利戦に間に合うの?的な不安はありますが、それを含めて非常に興味深い一頭と言えるでしょう。
ルックオブラヴ’22
クレッシェンドラヴ
馬体に関しては、現状ではやや小ぶりのようですが、とてもバランス良くまとまっていて歩く姿も綺麗です。脚捌きや首の使い方に硬さもないですから、これからの成長次第でドンドン見栄えが良くなりそうな雰囲気です。おそらく本馬の場合は『即満口』みたいなことはないでしょうし、成長を見守りつつ出資のタイミングを考える作戦も使えそうですしね(^^ゞ
また、総額1400万円募集は広尾TCの中では比較的リーズナブルな価格帯。母や父のプロフィールを考えれば『確実に走る馬』とは言いにくいながら、このお値段で一発が狙える…といった観点では魅力十分な気がします。
あとはですね、ボンドオブラヴの激走で一躍注目の存在となった(?)鈴木慎太郎厩舎の所属というのもイイじゃんないでしょうか。諸々の条件を考慮すると、何らかの形で内田騎手のサポートが期待できそうですし、多少スピード不足でズブい晩成馬でも何とかしてくれそう…というのはさすがに都合が良過ぎる話ですね(^^;)
まあ、与太話は別にしても、この手の馬が一発ハマると思いがけない長打になることも…。今後、様子見…いや、見守っていく中で、成長とともに胴にもっと伸びが出て中長距離体型になっていくとしたら、(ダメもとで)叔父であるクレッシェンドラヴが果たした春天出走を夢見て応援するのも悪くないかもしれません。
ステラリード’22
魅惑の一族から超新星の予感、豊かな将来性が大舞台でこそ輝く。
◇牝1歳 鹿毛 2022.02.03生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:ルーラーシップ 母:ステラリード (母の父:スペシャルウィーク)
◇栗東・高柳大輔厩舎予定
◇販売総額 5,100万円 / 総口数 3000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CT型
◇Point!:全姉パラスアテナを想起させる体のラインの持ち主で、姉の同時期よりもやや大きくて身幅があり、胸前や臀部の肉づきも良く、しっかりとした造りの好馬体。繋ぎには適度な長さがあり、放牧地ではこの血脈特有のスピード感に加えて、首を使った力強いフットワークを披露している。走りに対して真っ直ぐな性格は母のイメージ。それでも馬房の中では大人しく、人とのコミュニケーションも取れており、ポテンシャルの高さは世代屈指といえよう。活躍の場は芝の中距離あたり。重賞での実績が光る母や姉兄と比較をしても何ら遜色のない、スター候補の一頭だ。
【様似木村牧場在厩のステラリード’22:公式HP(2023/6/2更新)より】
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3頭目の候補をどうするかは非常に悩ましい…事前にはそう考えていたのですが、いざ全容公開後に写真や動画を確認したところ、ステラリード’22がとても良い馬に見えたため、結果的にはあまり悩まず選ぶことができました。
血統的には竹内さんの診断通りでありまして、このところ脂がのってきた感のあるルーラーシップとステラリードを(姉パラスアテナに続いて)もう一度配合したわけで、単純に成功例のある血統構成を再現しただけでなく、『父母の好調時配合』という考え方(?)が成立しているのは心強いです。(狙ってやったとしたらさすが!)
ステラリード’22
馬体に関しては、写真や動画を見ると確かにパラスアテナに似ているなと…。ただ、あくまで個人的な印象としては、成長途上であってもバランスはこちらの方が良いと思いますし、(全姉に似ている中でも)むしろ早期デビューを果たしてきた兄たち、例えばキングエルメスのようなしっかりした身体、良い筋肉を持っている気がするんですよね。
まあ、馬体判断については写真と動画だけでは限界がありますし、そもそも好みの問題な部分も大きくて、正直、私のような素人が深く考え過ぎると逆効果になることも多い…と思っています。それでも本馬に関しては、ディメンシオン’22に負けず劣らず良いと思いますし、(母のことも兄姉も散々見つめてきた私なりに)安心して出資できるレベルにあると感じています。
あとは厩舎とお値段ですが、厩舎については同じ高柳厩舎でも全姉を管理した瑞樹先生ではなく大輔先生に替わりました。このあたりの事情は想像するしかないですが、ひとつの見方として『育成の継続性』はあるかもしれないなと…。
先ほど『パラスアテナに似ている中でも兄たちの要素を持っているかも』と書きましたが、であるならばカイザーノヴァ、キングエルメス、テラステラ、アスロスと続けて育成を担ってきたシュウジデイファーム育成で、と考えるのは自然です。これまた確実にそうだとは言えないものの、瑞樹先生だと吉澤ステーブル、大輔先生ならシュウジデイファームの可能性が高いですし、たとえ瑞樹先生に暗黙の優先権があったとしても『弟のところならまあイイか…』みたいな感じで調整はし易そうですしね(^^ゞ
ちなみにステラ仔はこのところずっと矢作先生にお世話になってきたわけですが、そこに関しては全然気にならないと言いますか、むしろこの辺で目先を変えるのも悪くない気がします。いや、矢作先生はどうやらキョウエイアシュラがステラリードにやられた時の印象を強く持っておられるようで、先生がステラ仔を育てると、どんな種馬の仔でも北海道の1200m戦デビューになってしまうので… というのは冗談半分なので忘れてください(^^;)
最後にお値段についてです。5100万円は決して安くはないですが、例によってポイントがしこたま戻ってくるわけですし、これだけ堅実に走る仔を出すステラリードの産駒が(ポイントシステム下において)5000万円以下で募集になることは今後も考えにくいでしょう。ということで、(余程自信がないなら話は別ですが)このデキなら仕方がないかな?と思います。
エンパイアブルー’22
名門牝系がつなぐ王者への道、非凡な才能が勇敢に立ち向かう。
◇牡1歳 青鹿毛 2022.04.17生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:リオンディーズ 母:エンパイアブルー (母の父:エンパイアメーカー)
◇美浦・高柳瑞樹厩舎予定
◇販売総額 2,600万円 / 総口数 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:TT型
◇Point!:スラリと伸びた脚は祖母の血の特徴でもあり、背丈が高く、骨格も十分。4月中旬生まれのため、身幅についてはこれからだが、曳き手から伝わる力強さは頼もしく、将来的には大型馬に育ってくれるものと思われる。放牧地では馬体をうまく使ったストライドの大きな走りが印象的で、背腰の強さにも好感。父の産駒には筋肉量が豊富な馬が多く、成長によってボリュームが増すにつれて迫力の馬体へと変貌を遂げてくれそうだ。性格は負けん気が強く、いかにも牡馬といった勇ましさ。距離はマイルから中距離のイメージがあり、芝・ダート不問の大躍進が望まれる。
【様似木村牧場在厩のエンパイアブルー’22:公式HP(2023/6/2更新)より】
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こう書くと『マジかよ!?』と思われるかもしれませんが、全容公開後に評価が上がった馬、出資意欲が高まった馬はディメンシオン’22よりエンパイアブルー’22かもしれません。。いや、ディメンシオン’22は最初から買うと決めていた感じなので、単純比較はできないものの、とにかくこの馬、これからドンドン良い馬に成長していくだろうと思います。
もちろんそれは、エンパイアブルーへの個人的思い入れコミの感想ですが、まだ幼さが残るトモ高の身体つきながら、スラッと脚長で頭は小さめ、いかにもレフィナーダ、エンパイアブルーの良いところを受け継いでいるなと感じます。そのあたり、名牝Best in Show系とキンカメ系種牡馬の組合せ(竹内さんが指摘するところのMr. Prospector×(Sex Appeal×Northern Dancer)を持つエンパイアメーカーとキングカメハメハの配合)が上手くハマった結果なんじゃないかと都合良く解釈しています(^^ゞ
エンパイアブルー’22
それからですね、父マジェスティックウォリアーの半兄が3300万円/3000口だったことを考えると、本馬の2600万円/2000口はだいぶお得な印象です。私は半兄にも出資しているのでアレですが、正直、血統や馬体、歩く姿を総合しても、弟のポテンシャルが兄以下とは思えないですし。。ひょっとして、矢作厩舎から高柳瑞厩舎に変わるだけで値段が下がるなら、エンパイアブルーの仔は今後も高柳瑞先生でOKです!(あ、ちょっと余計なこと書いてしまってますかね(^^;))
とにかくですね、気性面には多少の心配があるものの、本馬のデキならかなり面白い夢を見られる気がします。おそらくディメンシオン’22ほどの人気はないでしょうが、私としては『いずれ出資をする馬』リストに入れておきたい…と言いますか、そんなこと書くぐらいならサッサと出資しちゃった方が良いのかもしれません(^^ゞ
ディメンシオン’22
世界に轟く牝系の新時代、別次元のスピードが夢の続きを凌駕する。
◇牡1歳 鹿毛 2022.02.03生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:ロードカナロア 母:ディメンシオン (母の父:ディープインパクト)
◇栗東・藤原英昭厩舎予定
◇販売総額 6,000万円 / 総口数 3000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CT型
◇Point!:小重賞戦線で活躍を続けた母の初仔がいよいよ登場。小さく生まれたが、大きく育ってきており、競走時には母の体重を上回りそうな勢い。背中のラインなどシルエットは母にそっくりで、柔らかく良質な筋肉は母譲り、骨太でボリューミーな幅感は父譲りといえる。放牧地では極めて軽快な走りで可動域も大きく、いかにも瞬発力を秘めていそうなタイプ。牡馬の分だけ母よりも扱いやすく、高ぶる気持ちに抑えが利くあたりはこの血統の特長。惜しくも母が成し得なかった重賞のタイトル、そして大舞台への出走を叶え、大歓声に応えたい。スピード比べは望むところだ。
【様似木村牧場在厩のディメンシオン’22:公式HP(2023/6/2更新)より】
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どうしようか少しだけ迷ったのですが、最初の一頭にはやはりこの馬を選びました。
まず、所属が藤原英昭厩舎となったことについては、『藤原先生が「やる」と仰れば藤原厩舎だろうなぁ…』と考えていた私にとっては順当な結果ですし、ディメンシオンをとても大切に使ってくれた藤原先生の管理となることに何の不安もありません。藤原先生も矢作先生に負けず劣らず漢気満載の方ですから、きっとあり余る思い入れとともに、バシッと鍛えて大切に使ってくれると思います。(一口クラブ馬向きじゃない厩舎と言われると、多少それはあるかもしれませんけれど(^^;))
6千万円のお値段についてはそれぞれで判断頂くしかないですが、私にとっては充分許容範囲内…と言いますか、ディメンシオン×ロードカナロアの牡馬、つまり『パンサラッサにサンデー系ディープインパクトの血をプラスした馬』が手に入るのはこれが最後かもしれませんし、そう考えると、決して高い買い物じゃないのでは?と思えてきます。
ディメンシオン’22
馬体写真を見ると、2/3生まれの割りには幼さが残っている印象ですが、全体のバランスはとても良いですし、個人的には、初めて見た時の母よりこちらの方が好印象。顔つきもとても賢そうですから、多少ヤンチャであっても気性面で大変な苦労をすることにはならない気がします。(やってみなけりゃわからないこと…ではありますけれど)
サイズに関しては、「小さく生まれたが大きく育ってきており、競走時には母の体重を上回りそうな勢い」とのことです。測尺データが出るのは初回の近況更新時(おそらく6/16かな?)だと思いますが、動画を見る限りでは標準サイズはありそうで、あまり『初仔ゆえの小ささ』を心配する必要はない気がします。むしろ、写真で見るより動画で見た方が馬体に幅を感じますし、身体の使い方や脚の運びは私の好きなタイプなので、現時点で出資をためらう要素が見つかっていない…というのが正直な感想です。
本来であれば、こういう馬については実際に間近で馬を見て、木村さんの話を直接お聞きして(ある種の興奮状態のまま)出資を決めたいところながら、そこについてはコロナが5類になっても展示会が復活せず、牧場見学も解禁されない現状では無理というもので… あ、決してクラブに文句を言っているわけではないです。ただ、展示会やプライベートの見学でワイワイ盛り上がっていたあの頃は楽しかったなぁ…と思ってしまったのでつい(^^ゞ
スミマセン、話が逸れましたm(_ _)m もう、ほとんど『即日出資します宣言』みたいになっているので細かい話は止めますが、写真・動画から受けた印象は、確かにディメンシオンの子どもらしさがあるけれど、中型サイズのミスペンバリー産駒っぽくもある、何となくパンサラッサや(先日亡くなったばかりの)エタンダール的な要素も持っていそうだなぁというものでした。
ということで、この馬が本当に即日満口になるかどうかは別にして、私は午前8時にPC前に座っていようと心に決めました。はい、本馬が生まれる前から覚悟していたとおり、万全の態勢で当日を迎えたいと思いますm(_ _)m
*ディメンシオンと本馬と木村さんの3ショットが見られます(^^)
パンサラッサ号、ドバイターフ(G1)制覇!:北海道新ひだか町
2024年2歳馬募集『Hiroo no REIWA』のご案内
◆募集馬プロフィール◆
☆母は当倶楽部募集馬、四代母ダイナカール
エレナレジーナ'22(牡) 父 オルフェーヴル 母の父 ノヴェリスト
牡1歳 鹿毛 2022.03.10生 新ひだか産
美浦・加藤征弘厩舎
販売総額 2,400万円 / 総口数 2000口
☆母は当倶楽部募集馬、四代母セックスアピール
エンパイアブルー'22(牡) 父 リオンディーズ 母の父 エンパイアメーカー
牡1歳 青鹿毛 2022.04.17生 新ひだか産
美浦・高柳瑞樹厩舎
販売総額 2,600万円 / 総口数 2000口
☆近親ポエトは愛G3勝馬
スーンシャイン'22(牝) 父 サトノクラウン 母の父 ジャスタウェイ
牝1歳 黒鹿毛 2022.04.10生 新ひだか産
美浦・黒岩陽一厩舎
販売総額 900万円 / 総口数 1000口
☆全姉は秋華賞(G1)4着馬、パラスアテナ
ステラリード'22(牝) 父 ルーラーシップ 母の父 スペシャルウィーク
牝1歳 鹿毛 2022.02.03生 新ひだか産
栗東・高柳大輔厩舎
販売総額 5,100万円 / 総口数 3000口
☆母は当倶楽部募集馬、期待が高まる第4仔
ゼロカラノキセキ'22(牡) 父 レッドファルクス 母の父 キンシャサノキセキ
牡1歳 芦毛 2022.03.08生 新ひだか産
美浦・尾関知人厩舎
販売総額 1,000万円 / 総口数 2000口
☆母は中央5勝、京成杯AH(G3)2着、阪神牝馬S(G2)3着馬
ディメンシオン'22(牡) 父 ロードカナロア 母の父 ディープインパクト
牡1歳 鹿毛 2022.02.03生 新ひだか産
栗東・藤原英昭厩舎
販売総額 6,000万円 / 総口数 3000口
☆半兄は重賞2勝馬 クレッシェンドラヴ
ハイアーラヴ'22(牝) 父 レイデオロ 母の父 Sadler's Wells
牝1歳 鹿毛 2022.03.15生 新ひだか産
美浦・田村康仁厩舎
販売総額 3,400万円 / 総口数 2000口
☆近親に仏G2勝馬 カットクォーツ
フォーエヴァーユアーズ'22(牡) 父 シルバーステート 母の父 Motivator
牡1歳 鹿毛 2022.05.16生 新冠産
美浦・中舘英二厩舎
販売総額 2,400万円 / 総口数 2000口
☆おじに重賞2勝馬 クレッシェンドラヴ
ルックオブラヴ'22(牡) 父 ゴールドシップ 母の父 キングズベスト
牡1歳 芦毛 2022.04.30生 新ひだか産
美浦・鈴木慎太郎厩舎
販売総額 1,400万円 / 総口数 2000口
☆秋華賞(G1)4着パラスアテナと7/8同血
レトロクラシック'22(牡) 父 ルーラーシップ 母の父 ディープインパクト
牡1歳 黒鹿毛 2022.03.26生 新ひだか産
美浦・奥村武厩舎
販売総額 3,400万円 / 総口数 2000口
【受付方法】
インターネット受付開始:2023/6/17(土)11時
電話受付開始:2023/6/19(月)11時
●インターネット(オフィシャルサイトの専用申込フォーム)またはお電話にてお申込ください。
●お一人様の出資可能口数は、総口数の50%未満迄です。
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ついに、2024年2歳世代の通常募集馬に関する情報が公開されました!
個々の馬についての感想は、これから写真や動画を穴のあくほど見つめてからになりますが、全体的に気がついたことはと言いますと、まずは新規募集馬10頭のうち美浦所属馬が8頭で栗東は2頭のみ。。ここ数年はどちらかと言うと栗東所属馬が多めだった気もしますし、ここまで偏ったのは(たまたまかもしれませんが)少し意外な印象です。
それから、このところ広尾TCのメインステーブルと言っても過言ではなかった矢作厩舎の管理馬が、今回募集馬の中にはいませんでした。これはもう諸般の事情によるものでしかないでしょうが、矢作厩舎馬期待の皆さんにとっては少々肩透かしなのかもしれません。。あ、私は矢作厩舎を全面的に信頼していますが、預託馬が多過ぎるのも痛し痒しなところがありますし、藤原先生のこともとても信頼していますので問題ありません…
ということで、注目の的だったディメンシオン'22は藤原厩舎、6000万円/3000口の募集になりました。噂では1億円もあるのでは?などと言われていたものの、個人的には(以前の記事にも書いた通り)そんなに高くならないのではと考えていましたし、藤原厩舎所属の可能性も充分想定内でしたので、落ち着くところに落ち着いてくれた気がします。
あとはそうですねぇ、書きたいことはたくさんあるのですが、今日はもう飲んでしまっていますので、やはりアレコレ書くのは日を改めてにしたいと思います。ただ、お値段や厩舎のことも含めて楽しく検討できそうだな…という気がしているのは確かです。これから募集開始の17日まで、また忙しくなりそうだなぁ…です(^^ゞ
**広尾TC 2023/2024年2歳募集馬/現在出資可能な馬**(残口は5/22時点)
これまで注目馬としてディメンシオン’22、エンパイアブルー’22、レトロクラシック’22、ステラリード’22を挙げてきましたが、忘れちゃいけないとても重要な馬が一頭抜けてしまいました。
それは何を隠そうハイアーラヴのラストクロップ、ハイアーラヴ’22です。。と書くと、また懲りもせずに『いつものハイアーラヴ推しか?』と思われるかもしれません。でも、今回のハイアーラヴ仔はキンカメ系レイデオロとの配合なので、散々気性難に泣かされてきた(今もボンドオブラヴに若干泣かされていますが(^^;))これまでの産駒とひと味違っている可能性がありますし、将来、優秀な後継繁殖牝馬になり得る馬じゃないかと思います。
ちなみに日本でのハイアーラヴ産駒の父を確認していくと、キングズベスト(ルックオブラヴ)、ステイゴールド(クレッシェンドラヴ)、ハーツクライ(キングオブハーツ)、オルフェーヴル(パーフェクトラヴ)、ジャスタウェイ(ラヴマイウェイ)、キズナ(ボンドオブラヴ)となっていて、実はKingmambo系キングズベスト以外は全てがサンデー系なんですよね。
その意味では、最後の最後にようやくキンカメ系レイデオロとの産駒が募集されたことで、ひょっとしたら、今まで果たせなかったクレッシェンドラヴ超えの夢にチャレンジできるのではと…。いや、同世代の繁殖として、ともに広尾TCを支えてきたミスペンバリーだって、ディープインパクトを筆頭とするサンデー系種牡馬からキンカメ系ロードカナロアに父を替え、結果としてガツンとパンサラッサを出せたわけですし(^^ゞ
とにかく本馬は、血統的にはディメンシオン’22、エンパイアブルー’22、レトロクラシック’22、ステラリード’22に遜色ないレベルにあると思います。唯一条件が違うとすれば、前車頭はいずれもかつての出資馬の仔であること。。でも、ハイアーラヴは(ウェルシュステラやミスペンバリーと同様に)もはや戦友と言って良い存在なんですよねぇ…。
ハイアーラヴ’22
**広尾TC 2023/2024年2歳募集馬/現在出資可能な馬**(残口は5/22時点)
昨日はどうしても出資したい馬としてディメンシオン’22とエンパイアブルー’22を取り上げました。今日はその2頭に続く注目馬として、レトロクラシック’22とステラリード’22を挙げたいと思います。
ということなのですが、そもそもステラリード(父スペシャルウィーク)とレトロクラシック(父ディープインパクト)は母ウェルシュステラの姉妹ですから、父が同じルーラーシップの血統表を並べるとこうなっちゃうんですよね(^^ゞ
レトロクラシック’22
ステラリード’22
当たり前ですが、すごく良く似た血統表です。その上で、昨日取り上げたエンパイアブルー’22がSex Appeal-Best in Show牝系にキンカメ系種牡馬の組合せだったのに対し、こちらはSpecialーThongーRough Shod牝系にキンカメ系ルーラーシップという配合で、ThatchーThongーRough Shod牝系×ロードカナロアのディメンシオン’22と同じ顔合わせになっています。
すでに、血統的にステラリードがシーザリオに似ていることはよく知られた話になっていますが、レトロクラシックもステラリードも基本的な血統構成のレベルが高く、ステラリードが(気性面に難しさを抱えながらも)コンスタントに走る産駒を出すのは、やはりそういうことなのだろうと思います。それはレトロクラシックについても同様で、レトロクラシック自身に(無事であれば)重賞に手が届く能力があったことも含め、今後はステラリードに劣らぬ繁殖牝馬になってくれると期待しています。
ちなみにレトロクラシック’20(ドンカルロ)は父ドレフォンで、Storm Cat×ディープインパクトがデザイン上のセールスポイントになっていましたが、個人的には優秀な牝系を強調する観点で、MiesqueーNureyevからSpecialーThongーRough Shodに繋がるキンカメ系種牡馬の方が、より本格的なアプローチに思えるんですよね。その点、今次募集馬の父であるキンカメ系ルーラーシップは、安定してサイアーランキング上位の成績を上げてきていますし、ステラリードとの間にパラスアテナという成功例を出していますから、レトロクラシック’22もステラリード’22も大いに期待して良い馬だろうと思います。
あとはどうでしょう、例によって厩舎によるのかもしれませんが、ステラリード’22は牝馬であってもそんなにお値段が下がらないと思うんですよね。。それに対してレトロクラシック’22は、(今のところ大きく値段を上げる要素が少ないので)もしかしたらお買い得感のある設定になるのではと…。(そんなことないのかな(^^;))
個人的にレトロクラシック’22には、母の評価を上げるくらいの大きな活躍を期待していますし、実際にそのチャンスがある気もしていて、全容公開後は特に気合を入れて検討したいと思っています。
**広尾TC 2023/2024年2歳募集馬/現在出資可能な馬**(残口は5/22時点)
いつもの表に6/17解禁の新規募集馬を追加しました。今回は10頭もいるので一気に賑やかになりましたが、その分、ここから出資馬を数頭に絞り込む作業が大変なことになってきます。
本格的な検討は来週6/2の全容公開後にやりますが、現時点で私が個人的に注目している馬を宣言しておこうと思います。まあ、宣言したからと言ってその通りに行動しなきゃいけないわけではないですが、きっとすでにバレている部分もありますし、せっかく楽しみにしていた今回の募集ですから、あえて気分を盛り上げていきたいところもありますので(^^ゞ
ということで、最初は全容公開で何が出てこようがどうしても出資をしたいと考えている馬から行きます。
1頭目はディメンシオン’22。
これはもう今さら隠しようがないし、どうせ大人気になるのは確定的ですからね。かつての出資馬ディメンシオンの初仔がようやく登場したことがとても嬉しいですし、それがロードカナロアの牡馬とくればいかないわけにはいきません。
血統的にはパンサラッサと相似、要するに『(ミスペンバリー×ロードカナロアである)パンサラッサの母系にディープインパクトを足した血統表』ですから、ディメンシオン出資者以外の皆さんも大いに注目の一頭だと思います。
そして本馬に関しては、果たして厩舎がどこになるかも注目ポイントです。昨今の流れからするとパンサラッサの矢作厩舎かな?と思うものの、母ディメンシオンを管理頂いた藤原厩舎へ…ということも充分に考えられそう。どちらの厩舎になってもお値段はそれなり以上になるでしょうし、私としてはどちらでもOKです。(もちろん何かの事情で他厩舎でも(^^ゞ)
ディメンシオン’22
パンサラッサ
そして2頭目はエンパイアブルー’22です。コチラは少し意外かもしれませんが、私のエンパイアブルーを信じたい気持ちは不変ですし、かねてから『一度はキンカメ系種牡馬を!』と個人的に熱望していた背景もありますので。今回は希望通りにリオンディーズの牡馬が募集になるワケで、余程のことがない限りは出資したいと考えています。
ちなみにRibotさんからコメントで指摘頂いた通り、名牝Best in Show系とキンカメ系種牡馬の組合せからはあのアーモンドアイや今をときめくリバティアイランドが出ています。エンパイアブルー自身も無事であれば、あと少しの運があれば2勝に留まる馬ではありませんでしたから、この馬には字面以上の活躍を期待しても良いのでは?と考えています。
それに、矢作厩舎に入っている半兄エンパイアブルー’21(父マジェスティックウォリアー)が活躍をする前なので(^^ゞ、お値段もソコソコの範囲に収まるのではと。。厩舎がどこになるかにもよりますが、即満口までの人気にはならない気もしますし、こういう馬で一発狙っていくのが本来の楽しみ方なんじゃないかとも思っています。
エンパイアブルー’22
リバティアイランド
ということで、個人的注目馬の第1弾はここまで。どこまで続けるかは気分次第で微妙なのですが、今のところ第2弾(2頭の予定)までは決めていますので、お暇な時にでもまた覗きに来てみてくださいm(_ _)m
話は変わりますが、残りが少なくなってきた21年産募集馬のうち、ピークブルーム(ピエノフィオレ’21)が北海道ファンタストクラブから美浦近郊のミッドウェイファーム内ジェットレーシングに移動をしていますね。
これまでの経緯からトレセン入厩も近そうですし、馬はとても良くなっていると思いますので、本当にこのまま見送ってしまうのかどうか、22年産馬の検討とともにジックリ考えてみたいと思います。
2024年2歳馬募集を対象とした「Hiroo no REIWA」の募集馬ラインアップおよび、募集スケジュール等をお知らせいたします。
◆募集馬プロフィール◆
☆母は当倶楽部募集馬、四代母ダイナカール
エレナレジーナ'22(牡) 父 オルフェーヴル 母の父 ノヴェリスト
☆母は当倶楽部募集馬、四代母セックスアピール
エンパイアブルー'22(牡) 父 リオンディーズ 母の父 エンパイアメーカー
☆近親ポエトは愛G3勝馬
スーンシャイン'22(牝) 父 サトノクラウン 母の父 ジャスタウェイ
☆全姉は秋華賞(G1)4着馬、パラスアテナ
ステラリード'22(牝) 父 ルーラーシップ 母の父 スペシャルウィーク
☆母は当倶楽部募集馬、期待が高まる第4仔
ゼロカラノキセキ'22(牡) 父 レッドファルクス 母の父 キンシャサノキセキ
☆母は中央5勝、京成杯AH(G3)2着、阪神牝馬S(G2)3着馬
ディメンシオン'22(牡) 父 ロードカナロア 母の父 ディープインパクト
☆半兄は重賞2勝馬 クレッシェンドラヴ
ハイアーラヴ'22(牝) 父 レイデオロ 母の父 Sadler's Wells
☆近親に仏G2勝馬 カットクォーツ
フォーエヴァーユアーズ'22(牡) 父 シルバーステート 母の父 Motivator
☆おじに重賞2勝馬 クレッシェンドラヴ
ルックオブラヴ'22(牡) 父 ゴールドシップ 母の父 キングズベスト
☆秋華賞(G1)4着パラスアテナと7/8同血
レトロクラシック'22(牡) 父 ルーラーシップ 母の父 ディープインパクト
◆募集馬リーフレット・申込ガイドの発送
6月2日(金) 会員の皆様より順次発送
◆オフィシャルサイトにおける詳細(管理予定調教師、募集価格、立ち写真等)の発表
6月2日(金)夕方 全容公開予定
◆申込受付 <先着順による受付>
6月17日(土)より<先着順>にて受付開始
インターネット・・・・6月17日(土)午前11時~
電話・・・・・・・・・6月19日(月)午前11時~
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昨日のバスラットレオン、パンサラッサの海外G1登録ニュースによるザワザワ感が落ち着いていませんが、追い打ちをかけるように今年の本募集ラインアップ、スケジュールが発表になりました。
申込み受付開始は6/17とのことで、昨年より1週間の後ろ倒し。まあ、さすがに1週間は誤差の範囲と言って良いですから、今後も通常募集は6月が定番になりそうです。申込み受付に関しては引き続き『先着順』になります。ただし、昨年も同様の表記(午前11時~)で、実際にはマイレージランク別の『受付開始時間』が設定されましたので、今年もランクG1から順次、時間差をつけて受付を行い、11時以降に全ての方の受付を始めることになるのでしょう。
肝心のラインアップについてですが、今年は総勢10頭と昨年からほぼ倍増、昨年のキャッツアイ’22のような当歳募集馬はいませんでした。この時期の当歳募集馬はほとんど生まれた直後みたいなものですので、無理をしてラインアップに入れる必要はないですし、通常募集は1歳馬のみで良いんじゃないかと思います。
顔触れについては、待ちに待ったディメンシオン’22が満を持してのラインアップ入り。全容公開までは何とも言えないところはありますが、私を含めて「よーし、ようやく来たぞ!」と意気込んでいる会員さんは少なくないでしょう。注目は厩舎とお値段になりますが、これがディメンシオンにとっての初仔になりますし、意外に高くないんじゃないかという淡い期待も…。もちろん安くなる要素はないのですが、皆さんの想定ほど高くない可能性はあるでしょう。(ないかな(^^;))
逆に、木村さんの生産馬で名前がなくて心配なのはミスペンバリーのラストクロップ、レイデオロとの間に生まれた牡馬です。これがアクシデントによるものなのか、その他の事情によるのか分かりませんが、個人的には21年産のロディニア(父キズナ)を見送ってまで待っていた馬ですので、何かの情報があれば知りたいところです。
あとは、概ね主要な繁殖牝馬の仔がラインアップされていて、パラスアテナの全妹ステラリード’22、ようやくキンカメ系種牡馬を配合されたエンパイアブルー’22、ハイアーラヴのラストクロップであるハイアーラヴ’22、こちらもキンカメ系種牡馬との初配合となったレトロクラシック’22など注目馬が目白押し。シルバーステートやゴールドシップ産駒も人気がありそうですし、(頭数の多さも含めて)昨年よりも充実したラインアップだと言えそうです。
いずれにしても、全容公開までのあと2週間はあれやこれやと想像力を膨らませ、全容公開後の1週間で作戦を錬りに練って6/17を迎えたいです。『サウジカップや1351ターフスプリントの配当が6月なのも何かの縁だし、ここは一発ドカンと…』みたいなことだけ考えていると、またもやクラブの皆さんに笑われちゃいそうですからね(^^ゞ
**2021/2022/2023年木村秀則牧場 主な生産馬**(太字太枠は出資馬、下線はクラブ募集馬)
22年産馬で出資済みの2頭、ゴッドフロアー’22とシンボリバーグ’22の動画が更新されましたので、上下に並べて比較をしてみました。(上段がゴッドフロアー’22です)
それぞれの馬についての感想はさて置いて、ごく単純に見比べた印象としてゴッドフロアー’22の大きさ、動きのダイナミックさが際立っているのは気のせいですかね…。ちなみにゴッドフロアー’22は2/15生れ、シンボリバーグ’22は2/28生まれで誕生日は2週間ほどしか違いませんし、シンボリバーグ’22だって決して小さい馬ではないと思うのですが(^^;)
両馬はどちらも父モズアスコットで母は父サンデー系の準オープン馬。筋肉量が豊富なパワータイプに見えるところは共通ながら、こうして動画で比較すると随分印象が違うものだなと感心してしまいました。
もちろん私は(2頭ともに出資をしているので)どちらの馬にも期待をしていますし、現時点の印象が1年以上先の順調度に直結するわけではないでしょうが、果たして(脚の速さは何とも言いようがないものの)ゴッドフロアー’22がこれからどんな成長を見せてくれるのか、今回の動画を見て益々楽しみになりました。
そう言えば来週は1歳馬の近況も更新されるでしょうし、そろそろ通常募集のスケジュール感ぐらいは発表があっておかしくない時期ですね。。いつもお願いばかりで恐縮ですが、予定についてはなるべく早めの発信をお願いしたいと思いますm(_ _)m