「まっちゃん」日記~「市民が主役の鹿沼」をめざして

「市民が主役の鹿沼をつくる」ことを目指して、私の所見や活動近況等をお知らせさせていただきます。

本日、枝野幹事長来県。

2014-12-12 00:16:34 | Weblog
本日、枝野幹事長が福田あきお候補の応援で鹿沼市を訪れます。日程ですが、
11:00 まちの駅新鹿沼宿 民主党のジャンボ宣伝カーも来ます。
11:30 日晃そば 
枝野幹事長は、鹿沼市にゆかりのある方です。枝野幹事長の祖母のご出身がなんと鹿沼市なんです。そして、本日の個人演説会には、ご親戚の方々が参集する予定です。大勢の皆様にご参集いただき、枝野幹事長の演説をお聞きいただきたいです。どうぞ、よろしくお願いいたします。なお、参考までに昨日の京都市における枝野幹事長の演説内容をアップします。

<枝野幸男幹事長 街頭演説>
12月11日(木)京都市

「この選挙」と言うべきか「今の政治」と言うか、なかなか変なことになっています。何が変かというと「批判ばかりして」というのは普通野党に向けられる言葉なのですが、どうでしょう、この選挙、安倍さんはじめ与党の皆さん、口を開けば民主党のご批判ばかりされている。だから逆ですね、おかしいですね。
 しかもその批判が的外れなことが多い。本当に日本の経済や日本の社会が、この2年間で良くなっているのか、ぜひもう一度冷静に、皆さんに考えていただきたいのです。私たちは老後の安心や子育ての支援、雇用の安定、暮らしを下支えすることが大切だと思って一歩ずつ進めてきました。例えば「消えた年金」を取り戻しました。「グリーンピア」などにむだ遣いされていた年金の積立金をしっかりとあぶり出しました。
 ところがこの2年間、どうでしょう、皆さんからお預かりをした貴重な年金の積立金、今までの倍も株に投資することを先日きめました。株価が上がっている時はいいです。しかし、昨日、今日は大幅に下がりました。あのリーマンショックの時のように、株は10年に一遍くらいドスンと落ちることを我々は何度も経験しています。そんなところに皆さんの虎の子の貴重な年金のカネを、自分のカネであるかのように今までの倍も突っ込んでいるのです。国が皆さんの年金のカネで10兆、20兆と株を買って、株価が上がるのは当たり前じゃないですか。

 じゃあ老後の安心はどうでしょうか。高齢者の皆さんが増えていく中で、老後の不安で一番大きいのは病気になって体が不自由になった時。日本の介護はどうでしょうか。日本中どこに行っても、介護のサービスが足りない。万が一介護が必要になっても、例えばサービスを待たなければいけない、そんな不安が大きい。なぜ介護サービスが不足しているのか。若い人たちがお年寄りのお世話を嫌がっているわけではありません。ただ、あまりにも重労働の上に、介護の仕事は低賃金です。介護の世界には「男性の寿退社」という言葉があります。大事な仕事だと、一生懸命低賃金で懸命に頑張って介護の仕事をしている人が、彼女ができて結婚しようと思った時に、とてもこの賃金では家庭を持てない。将来子どもを産み育てることができない。泣く泣く別の仕事に移っていく。こんなことが繰り返されているのです。これで老後の安心は作れますか?私たちは介護の現場、一歩ずつですが、賃金を底上げして待遇をよくしていくことを進めます。

 救急車のたらい回し。7~8年前、毎月のようにそのことで命をなくす方のニュースが新聞に載っていたのを覚えていらっしゃいますか。救急医療などの大変過酷な医療現場、続けたいけれども病院が赤字になるので続けられない。私たちは、こうした医療の崩壊を食い止めるために診療報酬の改定を行いました。
 この2年間で非正規雇用が100万人増えました。いつクビになるかわからない。年収100万、150万。こんな若者に「結婚しよう」とか「子どもを産み育てよう」とか、夢が持てるでしょうか。私たちはこうした不安定な雇用を少しでも正社員へと戻していく、そちらの方向で労働法制の整備を進めます。

 こうしたこと一つ一つは地味なことです。新聞の見出しを大きくは飾りません。救急車のたらい回しはニュースになっても、たらい回しが減ったことはニュースになりません。でも、実はこうやって老後の安心や雇用の安心をしっかりと高めていくこと、このことこそが何よりもの経済対策なのです。

民主党政権が実際に結果を出してきた、そのことを知っていただきたいし、誤ったイメージと先入観で誤解している人たちに伝えてほしいんです。
 私たちの3年3ヵ月、もちろん至らないことはたくさんありました。でも、今のような地道な積み重ねで日本の経済は5.5%成長しました。決して威張れる数字ではありません。しかし東日本大震災で大きく落ち込んだのを乗り越えて、3年3ヵ月で5.5%です。では株を上げて大きな輸出企業を潤わせて、この2年間で安倍内閣は日本の経済をどのぐらい成長させたのでしょう。口を開けば民主党をご批判されている安倍内閣、実は2年間で伸びた日本の経済はわずか1.4%です。実は安倍内閣は私たち民主党政権の時の半分以下しか経済成長させていないのです。

 ぜひともイメージと先入観にだまされないでください。これからの日本に大事なのは、新聞の見出しを踊らす株価よりも、老後の安心である。新聞の見出しを躍らす大きな企業の利益よりも子育ての安心である。そして雇用の安定である。これまでもこれからもその地道な積み重ねを誠実に前に進めていきたい。そのことが日本の経済も社会もしっかりと立ち直らせる道だと確信しているからです。

 この京都の仲間たち、まさにそれぞれにそうした地道な取り組みを一歩ずつ進めてきてくれた仲間たちです。今、大変な激戦を展開しています。でも、いまだに半分近くの方が投票先を決めておられないという調査も出ています。政治を動かすことができるのは私たち政治家・議員や政党ではありません。選挙の時の有権者の一票です。もちろん選挙がどんな結果でも頑張ります。でも選挙の結果で議席の配分が決まったら、頑張れる範囲もそこによって決められてしまう。300対50では限界がある。国会では法律や政策だけでなく、何をテーマに議論するのか、どれくらいの時間をかけて議論をするのかも、数の力で決まるのです。300対50では議論する時間を確保することさえ、困難なのです。しっかりと、今届いていない暮らしの声を、今足りない暮らしの声を、しっかりとこの先4年間届けていくためには、選挙の時にしっかりと皆さんの一票を使っていただくことが必要なのです。

 政治を諦めないで、あなたの一票で緊張感ある政治を、そしてこの2年間、光の当たっていない老後や子育て、雇用、暮らしの足元への光をしっかりと届けていくための一票として、私たち民主党の仲間に、そして比例代表・民主党に、皆さんの一票をお貸しいただきたい。そのことをお訴え申し上げて、民主党幹事長・枝野幸男からのお願いとさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。(了)


コメント (1)
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