「まっちゃん」日記~「市民が主役の鹿沼」をめざして

「市民が主役の鹿沼をつくる」ことを目指して、私の所見や活動近況等をお知らせさせていただきます。

クレーン車事故から1年。これからを考える。

2012-04-19 07:57:01 | Weblog
 昨日、4月18日は、鹿沼市で発生したクレーン車事故から一年です。あっという間に一年が経ちました。17日の夕方には、北押原小学校で、献花台が設置され、私も市民ネットの市議団と一緒に献花に訪れました。そして、昨日18日は、ご遺族のご家庭を訪れ、ご挨拶と亡くなられた児童の遺影に臨みました。
 県議会二期目に当選した直後の事故でもあったため、この一年、その対策が頭から抜けることはありませんでした。そして、これからも、二度とあのような事故が起きないよう、できること、やらなければならないことを追求していきたいと思います。9日に提出した署名を受けて、国では早速動きが出ているようです。法務部門では、政府与党一体となって検討の場が設置されそうです。近日中に、遺族会も参考人招致される模様です。児童が通っていた北押原小学校では、4月18日を交通安全の日にすることが決定しました。鹿沼市では、平成24年度、北押原地区を交通安全モデル地区に指定しました。地域を挙げて出きる事をいろいろな角度から行うことは大切だと思います。二度とあのような事故を起こさないために、地域力を使い、住民の英知を結集し取り組むべきです。
 最後になりますが、てんかん協会のコメントを読みました。真面目に病気に向きあっている患者の方々に配慮し、国に要望をしています。人権の面からも理解はできますし、今回の鹿沼市の署名活動における遺族会の方々の見解も同様です。しかしながら、法律を破って運転免許を病気未申告により不正取得していることにより、今回の京都の事故も起きています。免許を受けることができる人はその限りではありませんが、申告すれば運転できる状態ではない人をいかに規制するかという問題です。本当に、どう規制を加えたらいいかは議論が必要ですが、単なる病気を差別しているといった見解ではなく、2002年の法改正を受けて運用面で、今回のような事故が度々起こっていることを真摯に受け止め、対策を講じなければなりません。鹿沼市、京都府での事故の共通点は、事故を起こした加害者が運転できる状態ではなかったにもかかわらず、未申告で運転免許を更新して運転してしまったことと、てんかんの治療を受けていたこと、そして、医師からきつく運転を止めるよう忠告を受けていたことです。病気による差別ではなく、運転できない状態で運転している実態が2つの事故で明らかになったことを受けて、今回の署名の求める内容をどう検討するかです。とにかく、国民レベルで大いに議論してほしいです。是非とも、今後、このような事故が起きないために。そして、新たな犠牲者が発生しないために。

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クレーン車事故の意味するもの

2012-04-09 23:10:52 | Weblog
 トップページに記載した通り、本日4月9日、クレーン車事故に関する署名が提出されました。てんかんを有する患者が、自身の重い症状を無視し、医師の診断による指導事項を破り、結果、何の誤りもない児童6人を轢き殺してしまいました。県議選終了1週間後のいつものように迎えた月曜日の朝の騒然とした場所や時間が今でも鮮明に思い出されます。
 今回の事故は、本当に多くの方々が関心を寄せられ、結果、33万筆を超える署名となったと思います。
 今の法律を変えること。決して容易いことではありません。しかし、変えなければならない瞬間はあると思うし、それが今なのだと遺族の方々は自身のお子様が亡くなっているといった悲しみを振りきって厳しい署名活動をやり遂げたのだと思います。
 この事故の意味するもの。それは、無責任、自分勝手な行動がまったく関係ない多くの人々を苦しめるということだと思います。同様のご病気の方々をも数多く苦しめていると思います。「自分さえよければ。」そんな風潮が今の世の中に拡がっていると思います。栃木県が交通事故死者数が多いことも、その表れだと思います。
 この事故を本当の意味で将来に向けての教訓にしなければなりません。私は、民主党の議員ですが、まさに、何党ではありません。どうか、超党派、そして、国民運動にして、早期の法律改正、制度改正に辿りつけるよう、全国の皆様のご支援とご協力を遺族の皆様にお傾けいただければ幸いです。何卒、よろしくお願いいたします。
  
コメント (1)
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