テクニカルなプログレ・メタルのDream Theaterの10作目。
今回は、前作、前々作よりもヘヴィーさを増している。
全6曲中、10分を超える大作が4曲もある。
今回も、演奏は体温を感じさせない硬質なサウンドだ。
変リズムや、不協和音、曲調の変化によって、何回か聴かないと理解できないというとっつきにくさは相変わらず。
が、そんな無機質なサウンドも、ジェームズ・ラブリエの歌が入ることにより、人のぬくもりを多少感じさせる。
曲数が少ないので、全曲レビューしてみる。
1.A Nightmare To Remember
私が好きな曲。1番ストレートなメタルっぽさがある。ゴシック・メタルのようなシンフォニックさもある。
この曲で一番好きなパートは、7分くらいの歌メロのサビ。“Surounded”のように感動的で広がりがあり、胸を締め付けられる。
16:10もの長さも、曲調の変化によって聴き飽かせない。
2.A Rite Of Passage
映画『天使と悪魔』にも出てきたフリーメイソンを題材とした曲。
冒頭からのリフが印象深い。
ジョン・ペトルーシのテクニックを駆使した縦横無尽に走るギターソロが楽しい。ジャムセッションのように天衣無縫だ。
3.Wither
5:25で、一番短い。
ジェームズ・ラブリエの歌がたっぷりと堪能できる。彼は丁寧に情感を込めながら、抜け出そうとしても抜け出せないもどかしさを切々と歌い上げている。
ブライアン・メイを明らかに意識したギターソロに、にやっとする。
4.The Shattered Fortress
“Glass Prison”から続いた「アルコール依存症を克服する12のステップ」の最終章。
これまでの曲が、随所に散りばめられている。ヘヴィーだ。
最終章に至るまでの経緯は、私にはとても書けません。
5.The Best Of Times
マイク・ポートノイの最愛の父であったハワード・ポートノイに捧げる曲。
やさしく、ゆったりと包み込むようなスローな曲調が切ない。
が、中間部は一転して明るいややアップ・テンポになる。これはまるでRushだ。
ダイナミックでテクニカルなドラミングといい、ギターの音質やリフといい、軽いヌケといい、そっくりだ。
『Thank you for the inspiration Thank you for the smiles』 等の歌詞が深い感銘を与える。
メローでやさしいギターソロもいい。
6.The Count Of Tuscany
19:16もの長い曲。さすがに冗漫さを感じる。この半分でいい。
前半のアコギ使用の演奏の部分はこれまたRushに似てていい。
変リズムでいとも簡単に弾いてしまうギターソロやキーボードソロに聴き入ってしまう。
が、歌が単調で、同じ歌メロで延々と続いてしまうのだ。
ここ4作の中では、一番いいと思う。
わかりやすく、多少叙情的であるからだ。
今回は、前作、前々作よりもヘヴィーさを増している。
全6曲中、10分を超える大作が4曲もある。
今回も、演奏は体温を感じさせない硬質なサウンドだ。
変リズムや、不協和音、曲調の変化によって、何回か聴かないと理解できないというとっつきにくさは相変わらず。
が、そんな無機質なサウンドも、ジェームズ・ラブリエの歌が入ることにより、人のぬくもりを多少感じさせる。
曲数が少ないので、全曲レビューしてみる。
1.A Nightmare To Remember
私が好きな曲。1番ストレートなメタルっぽさがある。ゴシック・メタルのようなシンフォニックさもある。
この曲で一番好きなパートは、7分くらいの歌メロのサビ。“Surounded”のように感動的で広がりがあり、胸を締め付けられる。
16:10もの長さも、曲調の変化によって聴き飽かせない。
2.A Rite Of Passage
映画『天使と悪魔』にも出てきたフリーメイソンを題材とした曲。
冒頭からのリフが印象深い。
ジョン・ペトルーシのテクニックを駆使した縦横無尽に走るギターソロが楽しい。ジャムセッションのように天衣無縫だ。
3.Wither
5:25で、一番短い。
ジェームズ・ラブリエの歌がたっぷりと堪能できる。彼は丁寧に情感を込めながら、抜け出そうとしても抜け出せないもどかしさを切々と歌い上げている。
ブライアン・メイを明らかに意識したギターソロに、にやっとする。
4.The Shattered Fortress
“Glass Prison”から続いた「アルコール依存症を克服する12のステップ」の最終章。
これまでの曲が、随所に散りばめられている。ヘヴィーだ。
最終章に至るまでの経緯は、私にはとても書けません。
5.The Best Of Times
マイク・ポートノイの最愛の父であったハワード・ポートノイに捧げる曲。
やさしく、ゆったりと包み込むようなスローな曲調が切ない。
が、中間部は一転して明るいややアップ・テンポになる。これはまるでRushだ。
ダイナミックでテクニカルなドラミングといい、ギターの音質やリフといい、軽いヌケといい、そっくりだ。
『Thank you for the inspiration Thank you for the smiles』 等の歌詞が深い感銘を与える。
メローでやさしいギターソロもいい。
6.The Count Of Tuscany
19:16もの長い曲。さすがに冗漫さを感じる。この半分でいい。
前半のアコギ使用の演奏の部分はこれまたRushに似てていい。
変リズムでいとも簡単に弾いてしまうギターソロやキーボードソロに聴き入ってしまう。
が、歌が単調で、同じ歌メロで延々と続いてしまうのだ。
ここ4作の中では、一番いいと思う。
わかりやすく、多少叙情的であるからだ。