民俗音楽にメタル色を取り込み、高尚なレベルで音楽性を極めているスイスのEluveitieの3rdアルバム。
今回も、ツインギターのヘビーでありながらメロディアスなメタルを聴かせてくれぇ~!と期待したものの、何かヘンだな。。
それもそのはず、今回はメタルを排除し、ケルティック音楽で勝負しているからだ。
いわば、アコースティック盤での新作。
ちょっとヘヴィーめなケルト音楽とすれば、なかなかの出来だ。
風景を思い起こさせる、哀愁を込めた情景描写は相変わらず冴え渡る。
2名の女性による2台のフィドル、アイリッシュ・フルート、ティン・ホイッスル、ロウ・ホイッスル、イーリアン・パイプなどのケルティックの楽器の、音色の持つもの哀しい特性がフルに生きている。
ギターは、アコギに変化し、アルペジオを奏で、脇役に徹している。
主役はホイッスル類(縦笛)だ。
Annaのボーカルは、力強さを増し、しっかりと地に足をつけている。
哀愁も感じさせるが、女性のしたたかさと切なさを感じさせる。
今回は、呪文のような一定のリズムを持ったボーカルが妖しく入る。
ラップではなく、あくまでも呪文に思えるのが彼ららしい。
男性のデス声は、少しだけあるが、違和感はない。
これはもはやプログレだろう。
70年代プログレと位置づけ、その中に浸って初めて良さを理解した。
あくまでも音楽性を求めた自然な流れと、時代に左右されない普遍的なメロディ。
一般受けを期待せず、あくまでも自分達の音楽性を求めた思い切りの良さがいい。
予定不調和が意識を掻き乱す。
土着的な崇高さが、どこまでも内面に食い込んでくる。
これも悪くはないが、メタルでギターザクザクの従来路線が、ずっと魅力的だ。
今回も、ツインギターのヘビーでありながらメロディアスなメタルを聴かせてくれぇ~!と期待したものの、何かヘンだな。。
それもそのはず、今回はメタルを排除し、ケルティック音楽で勝負しているからだ。
いわば、アコースティック盤での新作。
ちょっとヘヴィーめなケルト音楽とすれば、なかなかの出来だ。
風景を思い起こさせる、哀愁を込めた情景描写は相変わらず冴え渡る。
2名の女性による2台のフィドル、アイリッシュ・フルート、ティン・ホイッスル、ロウ・ホイッスル、イーリアン・パイプなどのケルティックの楽器の、音色の持つもの哀しい特性がフルに生きている。
ギターは、アコギに変化し、アルペジオを奏で、脇役に徹している。
主役はホイッスル類(縦笛)だ。
Annaのボーカルは、力強さを増し、しっかりと地に足をつけている。
哀愁も感じさせるが、女性のしたたかさと切なさを感じさせる。
今回は、呪文のような一定のリズムを持ったボーカルが妖しく入る。
ラップではなく、あくまでも呪文に思えるのが彼ららしい。
男性のデス声は、少しだけあるが、違和感はない。
これはもはやプログレだろう。
70年代プログレと位置づけ、その中に浸って初めて良さを理解した。
あくまでも音楽性を求めた自然な流れと、時代に左右されない普遍的なメロディ。
一般受けを期待せず、あくまでも自分達の音楽性を求めた思い切りの良さがいい。
予定不調和が意識を掻き乱す。
土着的な崇高さが、どこまでも内面に食い込んでくる。
これも悪くはないが、メタルでギターザクザクの従来路線が、ずっと魅力的だ。