精密板金の丸井工業ブログ

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追い抜きの跡を残さないNCT金型

2017年11月21日 | 精密板金 加工
精密板金の丸井工業

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追い抜きの跡を残さないNCT金型、「スロッティング金型」を使用した加工例の紹介です。

神奈川県 横浜市 精密板金 丸井工業(株)公式ブログです。
「精密板金について」「精密板金加工とは」など、精密板金加工全般について丸井工業の事例などを含めて紹介致します。

精密板金加工は金属板(鉄板、アルミ板、ステンレス板、など)を使って製品を作ります。最初の工程としてNCT加工機(通称:タレパン)を使って必要な形を材料から切り取ります。一般的なプレス加工の場合は専用の金型を作る必要性がありますが、精密板金加工は専用の金型を作らなくてもニブリングという加工方法で他の金型を流用して加工することが出来るので短納期やコスト的にもメリットがあります。ニブリングとは金型を少しずつずらして打ち抜く(追い抜きとも言います)加工方法です。納期やコストにはメリットがある反面、切断箇所の周辺にニブリング跡と呼ばれる継ぎ目痕が出来てしまいます。そこで、この継ぎ目痕を無くした切断を可能にしたのがスロッテイング金型です。外周にボツボツした繋ぎ目が出ないので製品価値が上がります。


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▲ 通常のニブリング加工による切断面 金型をずらして打った凸跡が表面に残ります


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▲ 板金材料の切り口にも同様に金型をずらした凸跡が出っ張りとして残ります


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▲ スロッティング金型を使用すればニブリング加工をしているのに凸跡は残りません


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▲ 切り口も専用の金型で打ち抜いたかの様に綺麗な状態です


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