【 精密板金加工 】“昔の加工”についてお話しします。
さて、今日から8月に入りました夏本番です!
先日にひきつづき私が見聞きした少し昔の作業風景にタイムト
リップです。
子供の頃の工場の中は灰色やら薄緑色やら黒い金属の色がそ
のままといった加工機が並んでいたのであまり興味が沸く様
な場所ではありませんでした。
(工場内には“入るな!“とも言われてましたし)
現在の工場内はとてもスピード感がありますが、その当時の
工場は独特なリズムというか時間の流れの中で作業が進んでい
た気がします。
「カッツン、カッツン」と小さなプレスのカムの音に混ざり
「ドン!」という“ケトバシ”の音が響いていました。
やはり殆どが手作りの加工が多く、“ケトバシ“と言う道具が
ずらっと並んでいて作業者がそれを使って加工をしていました。
もともとそういう名前の道具なのか使い方から来た呼び名なの
かは知りませんが現在でも“ケトバシ”は十分に活躍している
道具です
“ケトバシ”はケトバシの前に座って足元にあるバーを足で
蹴飛ばします、蹴飛ばすと上から金型が下がって来て、その下に
ある板金を切り抜いたり、曲げたり、絞ったりと蹴飛ばす力加減
を調整して製品を作って行くのです。
関連 丸井工業株式会社
公式WEB:http://www.marui-k.co.jp e-mail
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