ヨン・テジョ(莫離支(マンニジ)):真ん中
ウルチ・ムンドク大将軍:左
カンイシク大将軍:右
ヨンヤン王が随との開戦を前に戦略を練るために集まった高句麗の重鎮3人
ヨンテジョとウルチムンドクが詩を詠む。
莫離支:
冬には川に餌を投げ入れ魚を捕る。
ウルチムンドク:
夏には岸でその魚を料理する。
カンイシク:
これは驚きました。お二人の心がこれほど通じているとは。
カンイシク:
つまり、陛下の先制攻撃が餌なのですね。
莫離支:
さすが天下のカン大将軍ですな
カンイシク:
武夫(ブフ:軍人)とはいえ、若い頃には書物も読みました。
ウルチムンドク:
禅門でも仙人(ソンイン)になれるほどの才人だったそうです。
先ほど詩を読み合いながら身震いがしました。私が数年かけた戦略を瞬時に考案するとは
ウルチ・ムンドク大将軍:左
カンイシク大将軍:右
ヨンヤン王が随との開戦を前に戦略を練るために集まった高句麗の重鎮3人
ヨンテジョとウルチムンドクが詩を詠む。
莫離支:
冬には川に餌を投げ入れ魚を捕る。
ウルチムンドク:
夏には岸でその魚を料理する。
カンイシク:
これは驚きました。お二人の心がこれほど通じているとは。
カンイシク:
つまり、陛下の先制攻撃が餌なのですね。
莫離支:
さすが天下のカン大将軍ですな
カンイシク:
武夫(ブフ:軍人)とはいえ、若い頃には書物も読みました。
ウルチムンドク:
禅門でも仙人(ソンイン)になれるほどの才人だったそうです。
先ほど詩を読み合いながら身震いがしました。私が数年かけた戦略を瞬時に考案するとは
キム・ソヨン:キム・ユシンの父で、新羅 万弩郡(マンノ)の太守
三国流転 立志編 vol2 第4話 西土(ソト)へ
高句麗と新羅の国境の山の中で、血を流して倒れている淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)をみつけた猟師。
ヨンゲソムンを見つけて、生きているじゃないか。
猟師は、淵蓋蘇文を介抱して、新羅 万弩郡(マンノ)の太守キム・ソヒョンに、報告に連れて行く。
淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)は、持っていた信標(シンピョウ:自分の身分を示す)を見せた。
(三足烏に龍を彫った丸い信標はヨン家の身分を表すもの。)
☆新羅 万弩郡(マンノ):現在の鎮川(チンチョン)にあたりキム・ユシンが生まれた地だ
父のキム・ソヒョンは新羅の貴族であり、太守の座についていた。
莫離支(マンニジ)のヨン・テジョは、随との戦争に備えて武器を開発していた。
セネ:長距離攻撃用の武器
莫離支(マンニジ):
あれは随の兜か?
チェム(ヨンテジョの執事):
随の矢を試し打ちしましたが、我が軍の鎧は射抜けませんでした。
莫離支(マンニジ):
中原(チュンウオン)の製鉄技術は我が軍のそれとは違う。
我らの精練法なら用途に応じた鉄を作れる
チェム(ヨンテジョの執事):
蚩尤天王の時代から伝わる技術ですね。
莫離支(マンニジ):
鉄の武器を作る部隊を編制した。それが九冶(クヤ)だ。
ヨンヤン王:
高句麗の領土を示した地図だ。だが、この地図は違っている。
北は靺鞨(マルガル)や契丹(コーラン)がいる。
この草原、西は千山山脈(チョンサン)と遼河(ヨハ)を越え
この塩水(ヨムス)までクワンゲト太王が征した高句麗の領土だ。
さらに百済(ペクチェ)と新羅(シンラ)、海を越えた倭国にまで勢力を伸ばした。
だが、今はどうだ。
クワンゲト太王(公開土太王)に平伏していた中原の皇帝が我が国を侮辱し服従させようとしている。
かつて百済と新羅は高句麗に忠誠を誓った。
太王が征した領土は百済に返還してしまった。
また小国の新羅までもが我が領土を脅かしている。
コゴンム :
隋の使節はどうされますか?
軟禁から数日そろそろ隋も気づきます。外交で和親を図りましょう。
ヨンヤン王:
褥薩(ヨクサル)に朕を説得しろと頼まれたのだな。もう矢は放たれたのだ。
褥薩(ヨクサル)がなんだ。
あの者たちはなぜ平和を訴えると思う。
保身のためであろう。
コゴンム :
褥薩(ヨクサル)たちは国に身を捧げ王室も彼らに頼っています。
ヨンヤン王:
我が国の領土が広がれば褥薩に土地を与え、捕虜を捕らえ際には財産として与えた。
飢えをしらない猛獣は狩りを拒む。
だが、拒めば敵の餌食になるだけだ。褥薩にたよるな。
今こそ朕が王室の威信を取り戻す。朝堂に褥薩は集まっているか?
☆朝堂:国事を討議する場所
☆大模達(テモダル):高句麗の最高武官
☆鞠問場:罪人の尋問所
☆列聖朝(ソルソンジュ):
先代の王たち
動乱の日々が続いたが、今日こそ終止符をうつ。
大模達(テモダル)の陣営へ行く。
ウルチムンドク大将軍に会いに行く
褥薩(ヨクサル):陛下が突然陣営に行かれるとは何が目的でしょう。
コゴンム:莫離支(マンニジ)は陛下が陣営を訪問されると知っていたのですね。
ヨンヤン王:
隋が我が国に宣戦布告した。戦争が怖いなら奴隷となりひれ伏せと言ってきた
朕は服従より戦争を選ぶ。戦いの前に傲慢で傍若無人なヤン・ギョンの罪を問いただそう
ヤン・ギョンが送った使者の首を切れ
ウルチムンドク:テジュンサンご命令を遂行しろ
ヨンヤン王:
西土(ソト)に攻め入る。我が民族の長年の願いを叶えよう。
高句麗に繁栄をもたらしたクワンゲト太王(テワン)と列聖朝(ソルソンジュ)の悲願を果たすのだ
朕は褥薩(ヨクサル)を含む貴族の手を煩わせたりしない。
ここにいる親衛軍を連れ
鴨緑水(アムノクス)を越えて遼河(ヨハ)を目指す。
そこで靺鞨(マルガル)の1万の騎馬兵が待っている
朕が戦地に赴く間、国事を任せる。
コゴンムよ朕の出征中城を頼んだぞ。
城の防衛と水軍のすべての指揮はお前が執るのだ。
大模達(テモダル)ウルチムンドクと大将軍カンイシクそして近衛将軍オングンは朕に同行せよ。
ここにいる官僚たちには何も要求するつもりはない。
もしも国を思うなら自ら申し出てくれ。
朕が望むのはそれだけだ。
一騎当千という言葉がある。無能な1000人の兵より勇敢なひとりの兵が勝るという意味だ。
今から高句麗は戦争に突入する。
戦地に赴く将軍は準備しろ。
出陣する前にチュモ王に祈りを捧げよう。
コゴンム:
あの子のことはどうなった?年は?
ヨン・テス:
8歳です。すでに始末しました。国境近くで始末したと報告がありました。
莫離支(マンニジ)邸:
ウルチムンドク:
陛下のご決断は実に立派でした。マンニジのおかげと言えるでしょう。
陛下が立派なだけです。問題はゴンム様だ。褥薩(ヨクサル)と一緒になって戦争に反対しておられる
カンイシク:
なぜ陛下は国事をマンニジではなくゴンム様に託したのかその理由がわかりません。
莫離支:
いずれ王位を継ぐお方です。それに立派な将軍でおられる。
カンイシク:
王位を継ぐことばかりを意識してか臆病になりました。
莫離支:
慎重を期しているのです。ゴンム様は褥薩(ヨクサル)の上に立っておられる
褥薩(ヨクサル)の反対など押さえ込めます。
ヨンテジョとウルチムンドクが詩を詠む。
莫離支:
冬には川に餌を投げ入れ魚を捕る。
ウルチムンドク:
夏には岸でその魚を料理する。
カンイシク:
これは驚きました。お二人の心がこれほど通じているとは。
カンイシク:
つまり、陛下の先制攻撃が餌なのですね。
莫離支:
さすが天下のカン大将軍ですな
カンイシク:
武夫(ブフ:軍人)とはいえ、若い頃には書物も読みました。
ウルチムンドク:
禅門でも仙人(ソンイン)になれるほどの才人だったそうです。
先ほど詩を読み合いながら身震いがしました。
私が数年かけた戦略を瞬時に考案するとは。
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新羅 万弩郡(マンノ)
現在の鎮川(チンチョン)にあたりキム・ユシンが生まれた地だ
父のキム・ソヒョンは新羅の貴族であり、太守の座についていた。
シン・チェホ著の朝鮮上古史には、ゲソムンは幼い頃、原州(ウオンジュ)で拾われ富豪の家で下人をしていたとある。
事実かどうか定かではない。だが後の三国の関係を円滑に説明するため、本作ではこの見解を採用している。
同じ頃、高句麗では、中原(チュウオン)征伐に向けて出陣式が行われていた。
桓雄天王(ファヌンテワン)壇君王検(タングンワンゴム)よ。
太陽と月の子、川の神の孫、チュモ王よ。
そして高句麗の歴代王に申し上げる。このコ・ウオンが魂を受け継いで中原の隋を征伐いたします。
歴代の王よ、壇君の国の末裔(マツエイ)、三韓の長 高句麗をお守りください。
陳と我が国の兵士たちに何ものにも恐れぬ勇気を。
陳と我が国の兵士たちに何ものにも負けぬ強さを。
天の神よ 高句麗を勝利に導いてください。
我が国に勝利を。
コゴンムよ、前へ出ろ。陳はこれより出伐する。
まえにも言ったとおり、これからはコゴンムが朕の代わりだ。
白の防備と水軍の指揮を任せる。
この斧鉞(フエツ)をコゴンムに与える。
☆斧鉞:皇帝の地位を象徴する斧
もし陳が戻らない場合は戦死を意味する。
戦死した王はたくさんいる。朕の死後はコゴンムが王位を継ぐ。
この命令を忘れるでないぞ。
壇紀(タンギ)2931年 西暦598年2月
高句麗の代26代王 ヨンヤンは、少数の親衛軍を率いて隋との戦争を始めた。
最初の目的地は隋への関門である営州(ヨンジュ)現在の朝陽(チョヤン)であった。
高句麗による先制攻撃であった。
それは後世に語り継がれる壮絶な大戦の序幕であった。
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三国流転 立志編 vol2 第4話 西土(ソト)へ
高句麗と新羅の国境の山の中で、血を流して倒れている淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)をみつけた猟師。
ヨンゲソムンを見つけて、生きているじゃないか。
猟師は、淵蓋蘇文を介抱して、新羅 万弩郡(マンノ)の太守キム・ソヒョンに、報告に連れて行く。
淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)は、持っていた信標(シンピョウ:自分の身分を示す)を見せた。
(三足烏に龍を彫った丸い信標はヨン家の身分を表すもの。)
☆新羅 万弩郡(マンノ):現在の鎮川(チンチョン)にあたりキム・ユシンが生まれた地だ
父のキム・ソヒョンは新羅の貴族であり、太守の座についていた。
莫離支(マンニジ)のヨン・テジョは、随との戦争に備えて武器を開発していた。
セネ:長距離攻撃用の武器
莫離支(マンニジ):
あれは随の兜か?
チェム(ヨンテジョの執事):
随の矢を試し打ちしましたが、我が軍の鎧は射抜けませんでした。
莫離支(マンニジ):
中原(チュンウオン)の製鉄技術は我が軍のそれとは違う。
我らの精練法なら用途に応じた鉄を作れる
チェム(ヨンテジョの執事):
蚩尤天王の時代から伝わる技術ですね。
莫離支(マンニジ):
鉄の武器を作る部隊を編制した。それが九冶(クヤ)だ。
ヨンヤン王:
高句麗の領土を示した地図だ。だが、この地図は違っている。
北は靺鞨(マルガル)や契丹(コーラン)がいる。
この草原、西は千山山脈(チョンサン)と遼河(ヨハ)を越え
この塩水(ヨムス)までクワンゲト太王が征した高句麗の領土だ。
さらに百済(ペクチェ)と新羅(シンラ)、海を越えた倭国にまで勢力を伸ばした。
だが、今はどうだ。
クワンゲト太王(公開土太王)に平伏していた中原の皇帝が我が国を侮辱し服従させようとしている。
かつて百済と新羅は高句麗に忠誠を誓った。
太王が征した領土は百済に返還してしまった。
また小国の新羅までもが我が領土を脅かしている。
コゴンム :
隋の使節はどうされますか?
軟禁から数日そろそろ隋も気づきます。外交で和親を図りましょう。
ヨンヤン王:
褥薩(ヨクサル)に朕を説得しろと頼まれたのだな。もう矢は放たれたのだ。
褥薩(ヨクサル)がなんだ。
あの者たちはなぜ平和を訴えると思う。
保身のためであろう。
コゴンム :
褥薩(ヨクサル)たちは国に身を捧げ王室も彼らに頼っています。
ヨンヤン王:
我が国の領土が広がれば褥薩に土地を与え、捕虜を捕らえ際には財産として与えた。
飢えをしらない猛獣は狩りを拒む。
だが、拒めば敵の餌食になるだけだ。褥薩にたよるな。
今こそ朕が王室の威信を取り戻す。朝堂に褥薩は集まっているか?
☆朝堂:国事を討議する場所
☆大模達(テモダル):高句麗の最高武官
☆鞠問場:罪人の尋問所
☆列聖朝(ソルソンジュ):
先代の王たち
動乱の日々が続いたが、今日こそ終止符をうつ。
大模達(テモダル)の陣営へ行く。
ウルチムンドク大将軍に会いに行く
褥薩(ヨクサル):陛下が突然陣営に行かれるとは何が目的でしょう。
コゴンム:莫離支(マンニジ)は陛下が陣営を訪問されると知っていたのですね。
ヨンヤン王:
隋が我が国に宣戦布告した。戦争が怖いなら奴隷となりひれ伏せと言ってきた
朕は服従より戦争を選ぶ。戦いの前に傲慢で傍若無人なヤン・ギョンの罪を問いただそう
ヤン・ギョンが送った使者の首を切れ
ウルチムンドク:テジュンサンご命令を遂行しろ
ヨンヤン王:
西土(ソト)に攻め入る。我が民族の長年の願いを叶えよう。
高句麗に繁栄をもたらしたクワンゲト太王(テワン)と列聖朝(ソルソンジュ)の悲願を果たすのだ
朕は褥薩(ヨクサル)を含む貴族の手を煩わせたりしない。
ここにいる親衛軍を連れ
鴨緑水(アムノクス)を越えて遼河(ヨハ)を目指す。
そこで靺鞨(マルガル)の1万の騎馬兵が待っている
朕が戦地に赴く間、国事を任せる。
コゴンムよ朕の出征中城を頼んだぞ。
城の防衛と水軍のすべての指揮はお前が執るのだ。
大模達(テモダル)ウルチムンドクと大将軍カンイシクそして近衛将軍オングンは朕に同行せよ。
ここにいる官僚たちには何も要求するつもりはない。
もしも国を思うなら自ら申し出てくれ。
朕が望むのはそれだけだ。
一騎当千という言葉がある。無能な1000人の兵より勇敢なひとりの兵が勝るという意味だ。
今から高句麗は戦争に突入する。
戦地に赴く将軍は準備しろ。
出陣する前にチュモ王に祈りを捧げよう。
コゴンム:
あの子のことはどうなった?年は?
ヨン・テス:
8歳です。すでに始末しました。国境近くで始末したと報告がありました。
莫離支(マンニジ)邸:
ウルチムンドク:
陛下のご決断は実に立派でした。マンニジのおかげと言えるでしょう。
陛下が立派なだけです。問題はゴンム様だ。褥薩(ヨクサル)と一緒になって戦争に反対しておられる
カンイシク:
なぜ陛下は国事をマンニジではなくゴンム様に託したのかその理由がわかりません。
莫離支:
いずれ王位を継ぐお方です。それに立派な将軍でおられる。
カンイシク:
王位を継ぐことばかりを意識してか臆病になりました。
莫離支:
慎重を期しているのです。ゴンム様は褥薩(ヨクサル)の上に立っておられる
褥薩(ヨクサル)の反対など押さえ込めます。
ヨンテジョとウルチムンドクが詩を詠む。
莫離支:
冬には川に餌を投げ入れ魚を捕る。
ウルチムンドク:
夏には岸でその魚を料理する。
カンイシク:
これは驚きました。お二人の心がこれほど通じているとは。
カンイシク:
つまり、陛下の先制攻撃が餌なのですね。
莫離支:
さすが天下のカン大将軍ですな
カンイシク:
武夫(ブフ:軍人)とはいえ、若い頃には書物も読みました。
ウルチムンドク:
禅門でも仙人(ソンイン)になれるほどの才人だったそうです。
先ほど詩を読み合いながら身震いがしました。
私が数年かけた戦略を瞬時に考案するとは。
---
新羅 万弩郡(マンノ)
現在の鎮川(チンチョン)にあたりキム・ユシンが生まれた地だ
父のキム・ソヒョンは新羅の貴族であり、太守の座についていた。
シン・チェホ著の朝鮮上古史には、ゲソムンは幼い頃、原州(ウオンジュ)で拾われ富豪の家で下人をしていたとある。
事実かどうか定かではない。だが後の三国の関係を円滑に説明するため、本作ではこの見解を採用している。
同じ頃、高句麗では、中原(チュウオン)征伐に向けて出陣式が行われていた。
桓雄天王(ファヌンテワン)壇君王検(タングンワンゴム)よ。
太陽と月の子、川の神の孫、チュモ王よ。
そして高句麗の歴代王に申し上げる。このコ・ウオンが魂を受け継いで中原の隋を征伐いたします。
歴代の王よ、壇君の国の末裔(マツエイ)、三韓の長 高句麗をお守りください。
陳と我が国の兵士たちに何ものにも恐れぬ勇気を。
陳と我が国の兵士たちに何ものにも負けぬ強さを。
天の神よ 高句麗を勝利に導いてください。
我が国に勝利を。
コゴンムよ、前へ出ろ。陳はこれより出伐する。
まえにも言ったとおり、これからはコゴンムが朕の代わりだ。
白の防備と水軍の指揮を任せる。
この斧鉞(フエツ)をコゴンムに与える。
☆斧鉞:皇帝の地位を象徴する斧
もし陳が戻らない場合は戦死を意味する。
戦死した王はたくさんいる。朕の死後はコゴンムが王位を継ぐ。
この命令を忘れるでないぞ。
壇紀(タンギ)2931年 西暦598年2月
高句麗の代26代王 ヨンヤンは、少数の親衛軍を率いて隋との戦争を始めた。
最初の目的地は隋への関門である営州(ヨンジュ)現在の朝陽(チョヤン)であった。
高句麗による先制攻撃であった。
それは後世に語り継がれる壮絶な大戦の序幕であった。
---
高句麗 第26代 ヨンヤン王
公開土太王(クワンゲトテワン:タムドク)が大陸まで進出して得た地図をみて、
かつての高句麗の栄華を再び夢見るヨンヤン王。
隋に戦いを挑み、隋の侵攻を4回撃破した名君。
歳月は流れ、歳には勝てずに弟のコ・ゴンムに高句麗を託すのであった。
公開土太王(クワンゲトテワン:タムドク)が大陸まで進出して得た地図をみて、
かつての高句麗の栄華を再び夢見るヨンヤン王。
隋に戦いを挑み、隋の侵攻を4回撃破した名君。
歳月は流れ、歳には勝てずに弟のコ・ゴンムに高句麗を託すのであった。
高句麗 第26代 ヨンヤン王に仕えたカン・イシク大将軍
ヨンヤン王と共に、隋の攻撃を撃退した大将軍
高句麗に4回出兵して、4回とも撃退された隋。
80歳にして現役、隋との一騎打ちでは、隋の将軍の首を切り落とし、隋軍を恐怖に陥れ、
高句麗軍の勇猛さを誇示した大将軍。
コ・ゴンム王の代になり、唐の属国となるべく振る舞うコ・ゴンム王に直訴するも、受け入れらず自害して訴えた。
カン・イシク大将軍の訴えに応じて、立ち上がる淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)。
ヨンヤン王と共に、隋の攻撃を撃退した大将軍
高句麗に4回出兵して、4回とも撃退された隋。
80歳にして現役、隋との一騎打ちでは、隋の将軍の首を切り落とし、隋軍を恐怖に陥れ、
高句麗軍の勇猛さを誇示した大将軍。
コ・ゴンム王の代になり、唐の属国となるべく振る舞うコ・ゴンム王に直訴するも、受け入れらず自害して訴えた。
カン・イシク大将軍の訴えに応じて、立ち上がる淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)。
幼少の淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)
早衣(チョイ)の修練所(隠れ家)
高句麗に災いをもたらすと予言され、ヨン・テジョの弟(ヨン・テス)に命を狙われることになる。
ヨンヤン王の弟(コ・ゴンム)に暗殺命令を受け、探すヨン・テスであった。
白頭山(ペクトウサン)の国仙(ククサン)は、将来、高句麗(コグリョ)を救う大人物になると予言して、
淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)を守るようにに父・ヨンテジョに話しをする。
早衣(チョイ)の修練所(隠れ家)
高句麗に災いをもたらすと予言され、ヨン・テジョの弟(ヨン・テス)に命を狙われることになる。
ヨンヤン王の弟(コ・ゴンム)に暗殺命令を受け、探すヨン・テスであった。
白頭山(ペクトウサン)の国仙(ククサン)は、将来、高句麗(コグリョ)を救う大人物になると予言して、
淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)を守るようにに父・ヨンテジョに話しをする。