こんばんわ。
東博の表慶館でのユネスコ無形文化遺産特別展、”体感!日本の伝統芸能”、その2です。歌舞伎、文楽、能楽、雅楽、組踊の5種の伝統芸能が展示されているが、今回は文楽です。歌舞伎には馴染みがあるが、文楽というと、見たことないなぁと、でも念のため過去ブログを検索してみると、あったあった(汗)。2019年、明治神宮で””にっぽん文楽 in 明治神宮”を、演目、小鍛冶(こかじ)で見ている。
前回同様、展覧会レポというか、自分で楽しむ記事(過去ブログも覗いて)となりまする。まだあった!(汗)。2016年天神祭舟渡御の文楽船。船上では三味線弾き、人形遣い、囃子方により何かの演目が演じられている。これは遠くで観劇ということで、観たうちには入らない。
なつかしい、大混雑。来年こそ、また天神祭に。
2014年には大阪の黒門市場の近くの国立文楽劇場まで行っているが、休演中だった。
文楽とは人形浄瑠璃文楽のことで、大坂を本拠地とする人形浄瑠璃の系譜。では、展覧会で文楽を勉強しよう。
文楽は男性によって演じられる。太夫、三味線、人形使いの、「三業(さんぎょう)」で成り立つ三位一体の演芸である。客席の上手側に張りだした演奏用の場所を「床」と呼び、回転式の盆に乗って現れた太夫と三味線弾きが、ここで浄瑠璃を演奏する。対して人形のことを「手摺」と呼ぶが、これは人形遣いの腰から下が隠れる板のことを手摺ということから(Wikiより)。
人形遣い。通常は3人で操る。主遣い(おもづかい)が首(かしら)と右手、左遣いが左手、足遣いが脚を操作する。「頭(ず)」と呼ばれる主遣いの合図によって呼吸を合わせている。黒衣姿だが、重要な場面では主遣いは顔をさらすこともあり「出遣い」と呼ばれる。
太夫と三味線弾きの演奏風景
見台
三味線
人形の首(かしら)それぞれ役割がある。
お福(三枚目の女形に用いる)
娘 10代半ばか20歳前後の未婚女性
老女形(ふけおやま)20代から40代くらいまでの女性
文七 文楽の主役級の首。悲劇の主人公に使われることが多い。
若男 元服前の若い少年。
人形の構造
衣装
伽羅先代萩の政岡
舞台も再現されている。義経千本桜:静御前と狐忠信。子狐の化身で、鼓の皮になった親を慕い佐藤忠信の姿になって現れ、その鼓を持つ静御前を 守る。
狐忠信と鼓をたたく静御前。
文楽と歌舞伎では共通演目も多く、義経千本桜は歌舞伎座でも上演され、玉三郎の静御前と海老蔵の源九郎狐を見ている。海老蔵の宙吊りを含む演技が素晴らしかった。2008年、歌舞伎を見始めた頃の記事を読み返し、懐かしい。
一度、冥途の土産に本格的な文楽を見て見たい。
(つづく)
。。。。。
今朝の明けの明星と下弦の月から一気にほっそりと。これから金星と月が近づいてくるので楽しみ。
月と金星(左下)
明けの明星
では、おやすみなさい。
いい夢を。
孫悟空