気ままに

大船での気ままな生活日誌

初場所初日 照ノ富士&王鵬、白星スタート

2022-01-09 22:29:51 | Weblog

こんばんわ。

コロナ関連休場者もあったが大相撲初場所が無事スタートした。今場所の一番の見どころは、照ノ富士が新横綱から3場所連続優勝なるか、だろうか。これが達成されると、1919年(大正8)夏場所の栃木山以来、なんと103年ぶりの快挙となる。一方、大鵬の孫で貴闘力の子、期待の新星、王鵬がいよいよ幕内デビューを果たす。もし、優勝でもすれば、父、貴闘力、徳勝龍以来の幕尻優勝の快挙となる。

さて、幕内、最初の相撲に登場した王鵬。相手は三役経験者の強敵、魁聖。強烈な左おっつけで崩すと、出足の勢いのまま、一気に押し出した。見事な白星スタート!

うれしい幕内初白星。

めちゃくちゃ緊張した、調子はいい方なので、しっかり調子を上げて15日間を取りきりたい、と意気込んだ。がんばれ王鵬!

ここでベランダに出ると、空に半月が。明日が上弦の月。これから満月へ向け、膨らむ一方。王鵬もこういきたい。

そして、結びの一番。照ノ富士対大栄翔。いつも熱戦を繰り広げるが、今日も、照、あわやというところまで追い詰められたが、逆転、103年振りへ白星スタート!

貫禄の勝ち名乗り。やはり本命か。

貴景勝も一気に若隆景を押し出す。今場所も照の対抗馬。

御嶽海も同期の桜、宇良に圧勝。終盤まで優勝争いに絡みたい。

正代は勝ちを拾う。やはり、今場所も9・6大関か。

ということで、いつものように、初日の相撲をみての優勝予想。

本命:照ノ富士、対抗:貴景勝、穴:御嶽海、大穴:王鵬

果たしてどうなるか、序盤戦終了時に再検討の予定。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

コメント (2)
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黒田清輝記念館の”お正月公演”

2022-01-09 10:35:03 | Weblog

おはようございます。

東博の”博物館に初もうで”に行ったときには必ず、東博付設の黒田記念館の”正月公演”も見に行く。黒田清輝の代表作4点のみが展示されている特別室が開くのだ。お正月のほかに春と秋に各2週間だけというめったにない機会。ただ、去年のお正月はコロナ休演で、その代わり5月に見に行っている。

2022年1月2日にお正月公演へ。東博正門から塀沿いに芸大方面に歩き、塀の曲がり角を右に廻って、すぐ対面にある黒田記念館の前に立った。

黒田記念館 黒田清輝は、大正13(1924)年に没する際、遺産の一部を美術の奨励事業に役立てるように遺言し、その遺志を受けて昭和3(1928)年に竣工したのが黒田記念館である。

玄関から二階に上って、右に常設展示室、左に特別室がある。特別室の入り口にお正月公演の目玉、三大スターの一人が顔を覗かせている。

部屋の正面に陣取るのこの三大スター。重要文化財「智・感・情」の三部作(1893)。右側から智・感・情の順。

この絵は、明治30(1897)年、第2回白馬会展に出品された。のち、三画面とも加筆され明治33年パリ万博に出品され、日本人としては最高の銀賞を受けた。日本人をモデルにした初めての油彩画による裸婦像で、この時期、裸体画論争の真っただ中で、挑戦的に描いた作品だという。今では考えられないことだが、黒田の”裸体婦人像”(静嘉堂文庫美術館所蔵)は、風紀上問題ありとして、警察が介入し画面の下半身を布で覆うという”腰巻き事件”(笑)まで発生した。昨年、三菱の至宝展でこの作品を見ている。

金地背景に理想的な体形の女性が意味ありげに三者三様のポーズ。人体による寓意表現をこころみたものとされるが、それぞれのポーズの意味についてはいろいろ議論がある。

この絵の左壁にあるのが、湖畔(1897年)。この作品は教科書にもくりかえし掲載され、知らない人はいないくらい。昭和42(1967)年には記念切手のデザインに採用されている。モデルは、のちに妻になる照子さん。明治30年夏、箱根に避暑のため滞在し、芦ノ湖畔で描かれたもの。また、この絵は、白洲正子の実家(樺山家)の客間の飾られていた。祖父が黒田と同郷の鹿児島で、懇意な仲だったようだ。黒田の遺言も樺山に託されたほど。白洲は絵の中の女性について「湖水から生まれた水の精のように清々しい」と記している。

 

そして右側の壁に”読書”と”舞妓”が。

読書(1891)これは、フランス画壇へのデビューを果たした記念碑的作品とのこと。窓辺で本を読む女性の全身を、よろい戸から差し込む光が優しく包み込む。黒田は明治17年から26年までフランスに留学。この作品は、パリの郊外、グレー・シュル・ロワンに滞在しながら制作。モデルは村の農家の娘で、黒田と恋仲となったそうだ。この絵も樺山家が所蔵していて、食堂に飾られていた。白洲正子が食事のたびに見ていたとエッセイに書いている。これだけが重要文化財ではないのが不思議。初期の作品だからか。素人目には下の舞妓よりいいと思うが(笑)。

舞妓(1893)フランスより帰国した年、最初に仕上げた作品とされる。鴨川の明るい水面を背景に、出窓に座って話す舞妓を逆光でとらえる。縄手にあった小野亭の舞妓”小えん”をモデルに描いた。もう一人は女中の”まめどん”。これも重要文化財。

黒田清輝座のお正月公演は毎年、同じ演目だが、オールスター総出演なので何度でも見に行きたい。名画に説明などいらないが、今回は、久しぶりに、多少、解説めいたことを入れてみた。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

コメント (7)
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