こんばんわ。
天気予報では午前中は降らないということだったので、10時半頃、玄関を出たのだが、いきなりポツリときた。そのあとずっと降り続いた。ぼくは浄妙寺のアナベルだけを見て、午後は逗子の図書館で過ごした。先日、偶然、虫の日(6月4日)に建長寺で養老孟司さんをお見掛けしたこともあり、養老孟司とテリー伊藤の対談集(日本人の正体 /2006)を手に取った。なかなか面白かった。”脳や体のためには人間が作ったものではないものを一日、10分でいいから見つめると良い”(今のぼくは一日100分以上はみつめているが、勤め人には難しいことなのかも)とか、”田舎と都会を一定期間住み替える参勤交代制を導入せよ”とか、いろいろ面白い提案があった。とにかく、人は動物なんだから、頭だけではなく体を使えということのようだ。
午後いっぱい降り続いた雨にカルガモ家族の棲む砂押川は濁流になっていた。さすがに今日は橋の下の安全地帯に引っ込んでいるだろうと思っていた。ところが、なんと、情勢判断を誤ったのか、今にも流れに飲み込まれそうな島にまだ居たのだ。 心配になって、しばらく、10分ほど見つめてしまった。
お母さんが耳元で何かささやく。いよいよ脱出か。
辺りの様子を伺う母子。
と、そのとき、突然、子供が濁流の中へ。いよいよ脱出か。
しかし、川の中程まで来たが、思うように進めず、流されてゆく。(写真はなし)
不思議なことに母親は後を追わない。強い子供に育てるための”獅子の子落し”のようなものなのか。さて、子鴨の運命は如何に。
では、おやすみなさい。
いい夢を。
浄明寺のアナベル