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気ままに

大船での気ままな生活日誌

運慶展にあの子犬が

2017-09-29 22:14:29 | Weblog

こんばんわ。

東博で”運慶展”が始まったというので早速、出掛けてきた。午前10時頃なのに、もう、この行列。30分待ちくらい。おのおのがた、先が思いやられるぞなもし。

運慶作の仏像さんが22体もという素晴らしい展覧会だった。のちほど詳しくレポするつもり。思いがけず、第三章/慶風の展開で、この子犬に再会できてうれしかったので、まずはそれだけ速報します(笑)。

二年ほど前、ぼくはこの子犬に京都の高山寺で出会っている。さらに、その数か月前にも、東博の”鳥獣戯画/京都高山寺の至宝”でも目にしている。これは、明恵上人がいつも傍におき愛玩したと伝えられる木彫の子犬。一説には上人が愛した子犬を写したもので、運慶の作とも言われている(白洲正子/明恵上人)。この展覧会では、運慶の作ではなく、運慶の嫡男、湛慶作となっていた。

高山寺所蔵の、この神鹿もその横に展示されていた。これも、湛慶作。

特別展では写真撮影禁止だったが、本館の14室では、”運慶の後継者たち展”が開催されていて、こちらは撮影OK。パチパチ撮って、うっぷんを晴らした(笑)。

萩と東博


上野は芸術の秋

今夕の富士山とお月さま

それでは、おやすみなさい。

いい夢を。

(今日、銀座で見てきた藤城清治展から)

 

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ボストン美術館の至宝展(2)

2017-09-29 06:33:45 | Weblog

おはようございます。ボストン美術館の至宝展、その2です。

なんてったて、この展覧会の主役は郵便配達人ルーラン夫妻ですね。会場の入り口で、ご一緒に写真をどうぞと待ち構えていてくれる。

このゴッホの傑作が、二点同時に展示されることはめったになく、日本でははじめてのことだそうだ。ぼくもそれぞれの絵は、どこかの美術展でみているが、一緒にみるのはもちろんはじめて。

”ぶら美”の方々もはじめての方がほとんどだろう。山田さんは見てるかも。

ゴッホは、1988年2月にパリから南仏のアルルに引っ越している。見知らぬ土地で、ああいう性格だから、なかなか地元の人々になじめなかったが、唯一、ジョゼフ・ルーラン夫妻が親しく付き合ってくれ、モデルになってくれたりした。1888年12月、ゴーギャンとの共同生活が破綻し、精神的にもおかしくなり、自分の耳を切った。入院後もジョゼフはたびたび見舞い、励ましていたそうだ。だから、郵便配達人、ジョゼフ・ルーランの肖像画を6点、夫人を4点も描いている。

今回の展示作は、最初に描かれたもので、ほぼ全身を描いた唯一の作品である。

ボストン美術館は、コレクターの寄贈品やボストン市民の寄付金から成り立っている。いってみれば市民美術館である。ボストン市民は、19世紀フランスのバルビゾン派、印象派、ポスト印象派の絵画を好んだようで、たくさんのコレクションがあり、本展でも前述のゴッホ作品を含め、20点あまりが展示されている。日本人も大好きな時代ですね。ミレー、コロー、シスレー、モネは4点、ドガ、ラトゥール、クールベ、シスレー、セザンヌなど。オールスターメンバーに近い。

クロード・モネ 《睡蓮》 1905年

クロード・モネ 《ルーアン大聖堂、正面》

ポール・セザンヌ 《卓上の果物と水差し》

エドガー・ドガ 《腕を組んだバレエの踊り子》

以上が4章 フランス絵画↑

そして、5章 アメリカ絵画↓

ボストン美術館の天井画も手掛けたというサージェントの作品がひかる。モデルがいいからね(汗)。その他、アメリカ印象派の絵画など、18世紀から20世紀半ばまでの作品が並ぶ。

サージェント 《フィスク・ウォレン夫人(グレッチェン・オズグッド)と娘レイチェル》


ジョージア・オキーフ 《グレーの上のカラ・リリー》1928年

6章 版画・写真
19世紀半ばから20世紀のアメリカを描いた作品。ホーマー、ホッパー、シーラー、アダムスの人々の暮らしや自然の美しさを映す版画と写真。

7章 現代美術
現代美術コレクションからウォーホル、村上隆、ホックニー、テイラー=ジョンソンの作品が並ぶ。

アンディ・ウォーホル 《ジャッキー》1964年頃

ボストンまで行かずとも、ボストン美術館の雰囲気を味わえる、ステキな展覧会でした。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!ぼくは、今日も上野へ。運慶だぁ!

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