おはようございます。昨日の午前中の嵐が、”春一番”と認定されると、うれしくなったのか、お風さま、急におとなしくなって、午後からおさまり、空も晴れてきた。そこで、春一番のかまくら散歩に出掛けた。鎌倉駅から鎌倉宮までバスで行き、そこをスタート地点にして、駅まで歩くコース。
鎌倉宮の鳥居前の河津桜。もう、十二月から咲いていたが、まだ魅せてくれている。3本あって、一本だけは早咲きではなく、普通のタイプ。それは、なかなか咲かなかったが、漸く、咲き始め、これで三本、揃い踏みとなった。写真のは早咲き、そのうしろに普通咲きがある。
鎌倉宮の河津桜
日本三大古天神のひとつ、荏柄天神社は、そこから近い。本殿の前の紅梅白梅。
本殿の東側の梅林が盛りだった。
樹齢900年の大イチョウを背景に。
受験シーズン。絵馬を背景に。
三椏の蕾もはじけそうになってきた。
そこから、頼朝の墓に向かう。観光客が三々五々。
頼朝公の墓
↑島津家の家紋がみえるのは、薩摩島津家の祖は頼朝の子といわれる島津忠久だから。荒れ果てていた頼朝の墓を江戸時代に整備したときに、家紋もつけた。
ここから、この山道を行くと、頼朝の重臣だった大江広元の墓がある。山道は歴史保存地区内なので歩くことができないことになっているが、案内板もない。先日は向こう側から歩いてきてしまい、たまたまいた係の人に注意された(汗)。今回は下の道から行った。
大江は、毛利家の祖となる人で、ここは、毛利家が整備した。それで、墓地入口の石塔には、抜け目なく、毛利家の家紋をつけている。薩長は鎌倉からはじまっているノダ。
次に宝戒寺へ向かう。ここは執権、北条家の得宗家(本家)の居住地だったところ。有名な枝垂れ梅があるが、近年、容色が衰えている。枝垂れた枝に、申し訳程度に花をつけていた。
紅梅は見事だった。
座禅中ということで、本堂には入れなかった。
梅は結構ある。
ここの福寿草はいつも楽しみにしている。見事に開いていた。
そして、八幡さまの段蔓の通りを歩く。この3月にデビューする若桜並木を工事塀越しに見ながら、小町通りに入る。ここで吉兆庵美術館に入った。松園さんの”元禄美人”や、清方のお師匠さん、水野年方の”三十六佳選時代婦人図”が一揃い見られる。もちろん魯山人の作品も。ここは真葛香山のコレクションでも有名だが、めったに展示しない。今回もなかったが、そのコレクション展が日本橋三越で2月17日から開催される。招待券をもらえるのはうれしい。是非行かねば。
駅前のおんめさま(大巧寺)は、椿が輝いていた。
羽衣
銀閣寺やぶ
えぞにしき
おんめさまの前。おとしものは何ですか。てぶくろです。片方だけはよく見かけるが、両方ははじめてみたのでパチリ。ろくぶて×2で、十二ぶってやらねば!
家の近くの玉縄桜は、もうこんなになっていた。あんたが春一番!