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気ままに

大船での気ままな生活日誌

円覚寺夏期講座始まる  稀勢は10勝目

2012-07-20 18:35:05 | Weblog
毎年、楽しみにしている円覚寺の夏期講座が始まった。今日の講演者は、2年前、スペースシャトル・ディスカバリーに搭乗した宇宙飛行士の山崎直子さんとノンフィックション作家の石井光太さん。

山崎さんからは、”宇宙、人、夢をつなぐ”というテーマで、小学校時代から徐々に宇宙への憧れが強くなっていった経緯や、宇宙飛行士としての訓練についてなどの話。明るい、はっきりした声で、ユーモアを交えた楽しい講演だった。そして、夢の宇宙飛行が実現。無重力になると、なんだか懐かしいような気持ちになるんだって。それと、宇宙にいくと、身長が4.5センチ伸び、足は細くなるけど、顔はむくむそうだ(爆)。宇宙船からみた地球、オーロラ、満月、富士山の写真もスクリーンに映してくれた。でも、超満員で、ぼくは見えない席だったノダ。ああ、みたかった 宇宙飛行士として重要なことは、自己管理がうまくできることだって。でも、全部、自分を抑えるのではなく、不調のときはシグナルを送り、回りの人に支えてもらうことも必要。そういう人間関係を普段からつくっておくことが大事。そうも言ってましたよ。日常生活でもそうだよね。

一方、石井さんは、バングラディッシュやインドなどのスラム街に入って暮らし、いろいろ感じ、考えたことを話してくださる。極貧層の彼らには彼らの世界観があり、心の中に”名もなき小さな神様”(講演題目でもある)を宿し、けなげに生きているとのこと。政府にも宗教にも見放された人々も、心の中に生きる”小さな神様”がいるから生きていける。しんみり。

いいお話を伺い、円覚寺境内を散策。毎年、夏期講座の行われる方丈の脇に咲く山百合が、みえなかったので、あちこち探してみた。ようやく2株、みつかった。そのひとつ、いっぱい花を咲かせ、たぶん、鎌倉一だと思う、黄梅院の山百合。ぼくの今の時期の”小さな神様”は山百合。

夏期講座は4日間つづく。明日は姜尚中さんと原岡文子さん。公開講座なので、だれでも聞ける。


山百合




蓮の花と山門


・・・

北鎌倉の八雲神社のお祭りもはじまる。明日は夜祭。明後日、神輿渡御。胸が騒ぐ(汗)。


・・・
稀勢の里、苦手、琴奨菊を破り、10勝目。あとの祭りだけど。 でも、明日、全勝白鵬を破れば、許したる。


白鵬対把瑠都 熱戦。


最後は白鵬。明日は、稀勢に投げ飛ばされるだろう。


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名古屋 美術館巡り

2012-07-20 08:56:56 | Weblog
名古屋でお相撲をみた翌日は、美術館巡りをした。はじめに向かったのが、市役所前からバスで三つ目くらいのところの三菱東京UFJ銀行貨幣資料館。”竪絵東海道/広重最後の東海道シリーズ”展。この展覧会のちらしを名古屋駅の案内所でみたときに、是非行こうと思っていた。

広重は15種類以上の東海道絵を描いているが、日本橋から京までのシリーズは、59歳のとき制作した、これが最後のものということだ。おまけに、竪絵(たてえ)呼ばれる、縦の版型の揃いもの。正式には”五十三次名所図会”という。55枚一挙公開と豪華な展示で、楽しめた。色もいいし、縦型ゆえの構図の面白さ、従来の五十三次には入っていない景色など、新鮮な東海道を楽しめた。

うれしかったこと。先日の千葉の”渓斎英泉展”で、ゴッホの”タンギー爺さん”の背景の壁に描かれた何枚かの浮世絵のひとつ、英泉作の”雲龍打掛の花魁”をみた。そして、今回、またみることができたのだ。このシリーズの”石薬師”だったのだ。ぼくがロダン所蔵の”タンギー爺さんの肖像”をロダン美術館で観て以来、立て続けにみさせてもらった。タンギー爺さんにお礼をいわなきゃ。また近いうちにみられるかもしれない。

そこの平常展も面白かった。世界、日本の貨幣の歴史がわかる。一億円がどれくらいの重さかも実感できる(笑)。





そして、次は地下鉄で金山まで行き、駅前の名古屋ボストン美術館へ。そこで、”ボストン美術館展”が開催されていた。上野で、前後期とも見たが、ボストン美術館でボストン美術館展を観るのもおつなもんだ、と3度目の入場となった。待ち時間もなしだったし。中に入ると、二大絵巻だけは、行列があったが、ほかはゆっくりと観ることが出来た。今回は仏画を少し念入りにみた。法華堂根本曼荼羅図ら、いいものばかりだ。初期狩野派だっていい。可愛いジャコウネコやオシドリにも再開。宗達派の芥子図屏風もいいし、等伯の龍子図屏風は独自の解釈を考えたりした(はずかしくてここでは書けない;爆)。蕭白は、このところ随分、観てきたので、すっかりなじんでしまった。こうして、ほかの場所で再会するのもいいもんだ。




ここで、ひつまぶしを食べる予定にしていたが、金山駅のグルメ通りにはなく、どこでも食べられる、刺身丼にしてしまっ(汗)。そして、地下鉄を乗り継いで、名古屋市博物館へ。5分ほど歩くが、まるで砂漠の中を歩いているみたい。関東でも真夏日だったらしいが、名古屋もはんぱな暑さではなかった。

クーラーの効いた、館内に入り、ほっとした。”マリー・アントワネット物語展”。ウイーンのハプスブルク家から14歳のときブルボン王朝に嫁ぎ、王女となり、贅沢な暮らしをして、37歳で処刑されるまでの物語。肖像画、宮殿の絵画を中心に所持品や当時の彼女のファッションの復元などの展示がある。そうそう首飾り事件の(復元)首飾りも。池田理代子の絵も。

ぼくがよく観る展覧会と違うことがひとつ。若い女性だらけ。こういうのもたまにはいい、鑑賞者を鑑賞できる(爆)。ファッションのところだけ写真OKだったので掲載します。







それぞれ、一つひとつ記事にしたいほどの内容だけど、記事にしていない展覧会関係が溜まってきているので、三つまとめてしまった。

旅先で、気ままに入る美術館もいいもんだ、と思った。また出掛けたい(汗)。

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