「春霞」と見間違うほどの、ぼんやりとした空間の向こうに、間もなく沈もうとしている太陽は、
最早や春を錯覚させてしまう、新しい年の「仕事始め」の日の神戸港でした。
「仕事始め」の日ではありましたが、私の目の届く範囲では、大型コンテナ船の入港もなく、力
強いエンジンの音を響かせて行き来するタグボートも見あたりません。
海面に見る「さざ波」と時折飛び跳ねる魚を目にするだけの実に静かで、寂しい神戸港でした。
願わくば、活気のある神戸港に1日も早く戻って欲しいものです。
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