1年前、生物学の常識を覆す大発見と持てはやされ、次のノーベル賞ものと大騒ぎしだった
理研の「STAP細胞」問題と同時期に、iPS細胞から作製した「網膜細胞」を黄斑変性症に苦し
む70歳の女性患者の目に世界で初となる生体移植が行われました。
そして1年、その結果は、研究者の予め予想された通りの成果が確認され、問題の癌化もな
く、患者さんもその結果に喜んでおり、同じ苦しみを持つ人誰もが治療を受けられるようにと、コ
メントしていると聞きます。
かく言う私も50歳になったとき軽微ではありますが、左目に黄斑変性症が見つかり、この病気
他人事ではありません。
日常生活には右目の補完作用もあり、何らの支障はなく、症状の悪化も全くなく、安定状態に
ありますが、加齢もあり、何時急変するか全く不明で、今回の移植の成功が更に安全・確実な治
療の手段として確立されればこんな嬉しいことはありません。
研究者の皆さんには、更なる研究の進展を期待したいものです。