2005年の4月25日のことでした。
運転士を含む107人もの死者と562人もの負傷者を出す大惨事となった、JR福知山線
の脱線事故は、今もなお、後遺症に苦しむ負傷者も多く、歴代のJR西日本の社長の刑事責
任を追求する裁判が続いています。
事故の事実は、いつまで経っても消えてなくなることはありませんが、負傷者の完全回復と、
責任の解明が一日も早く進むことを願うものです。
一方、私には同じ日に記憶に残る出来事がもう一つありました。
その記憶は、白内障、緑内障の手術を受けるべく入院した日だったのです。
受けた手術は、今なお、1日に3度の目薬のお世話になる生活が続いていますが、普段は
手術の事実など完全に忘れているとは言え、毎年のこと、福知山線の事故の新聞記事など
を見る度に、そのことを思い出してしまい、改めて時の過ぎ行く速さを実感してしまいます。