作品名 ： 愛の予感
作者名 ： 羽多 悦子
昨日のゴルフのパートナーは何れも初対面のIさん・Fさん・Nさんでした。
その中のNさんは私よりも高齢でしたが飛ぶボールの勢いや飛距離は若者のそれと見間違える
ほどの迫力でした。
聞いてみると、高校球界では有名な某高校でレギラー選手をしていて、あこがれの甲子園にも出
場経験がある上、その甲子園でホームランを打った経験も持っているという強打者だったとのこと、
さもありなんという面影十分でした。
ゴルフを始めたのが５５歳になってからという遅まきながらも、鍛えし腕はまだ確かな様子でした。
その上、スポーツマンの持っている爽やかさには人を引きつける人間性を感じてしまいました。
私はゴルフに行く回数の約半分は初対面の人とラウンドする事が多いのですが、中には他人を
気遣う気持ちなどまるでなく、常識やマナーなどどこ吹く風という、この人は今までどんな育ち方を
してきたのかと思いたくなる人に遭遇することがありますが、ゴルフを通じて多士済々な人々とこの
年になって初めて耳にする知らない世界のことや反面教師となることなどに出会い今なお、人生勉
強の日々を送れる機会に巡り会えることに感謝の気持ちでいっぱいです。