今日は、夏の暑さが極まると言う「大暑」です。
昨日は、もう秋になったかと思わせる爽やかさでしたが、さすがに今朝は早くから本来の暑
さが戻ってきました。
さて、海の彼方から嬉しい便りです。
アメリカ大リーグのアスレチックスに在籍する松井秀喜選手が、大けがに苦しみながらも日
米通算500本塁打という輝かしい記録に到達しました。
何はともあれ「おめでとうございます」と申し上げたいと思います。
私はその松井選手を、甲子園で遠目に見たことがある程度で直接会ったことはありません
が、その立ち居振る舞いにはいつも大人の風格を感じていました。
その意味で、私にはどうしても忘れることのできない一件があります。
松井選手の石川・星陵高校が夏の甲子園で四国の強豪校でM監督率いるM高校との試合
で松井選手は5度の打席で全て敬遠され、1度もバットを振ることなく甲子園をさったことがあ
りました。
その時の表情一つ変えぬ泰然自若とした松井選手の態度に大いなる感動を覚えた記憶が
あります。
それに比べて、敬遠すべき場面でないところで意味もなく、1度ならず5度までもそれを選手
に指示したM監督の小物ぶりと松井選手のもつ大人振りの落差に人物の価値の違いを感じて
しまいました。
松井選手とて生涯現役を続けることはできません。
何時か野球界の指導者としてその大人振りを遺憾なく発揮して欲しいものと思っています。