コンクリートとアスファルトで出来上がった我が街の一角にも、美しく「あじさい」が満
開になりました。
私は、この花を見るたびに思い出すことがあります。それは、もう半世紀以上も昔の
ことになりますが、私の名付け親でもある、実家の隣家のおじいちゃんは、この花の
名をいつも「ななばけ」と呼んでいたことです。
ですから、私が、まだ紅顔の美少年の頃は「ななばけ」が正規の名前で、俗名だと
は知らず、正しくは「あじさい」だと知ったのは、中学生になってからだったのかも知
れません。
ほんわか、とした懐かしい昔の思い出です。