地球深部探査船「ちきゅう」が神戸港に入港したのを機に、一般公開されたので
このような珍しい船を見られることは、またとないと思い見学にいってきました。
05年の7月に完成した新造船で、独立行政法人 海洋研究開発機構に所属し横
須賀港を母港とする船で、長さ210㍍、幅38㍍、総トン数57,087トン、乗組員150
名の大きくて美しい船でした。
地球の海底の地殻を掘削してコアを採取してこれを分析、研究することにより過
去数億年の歴史を解き明かすとともに、温暖化等の問題を抱えた地球の将来や、
身近な問題である地震発生のメカニズム等を予測できる能力を持っていると説明
がありました。
この船の現在持っている掘削能力は、水深が2,500㍍地点において海底下を7,000
㍍ですが将来は、さらに深部まで掘削できるように考えられているとのこと。
船の運航装置にも他の船にない、特殊な技術が一杯で幾ら時間を掛けても興味の
尽きない船でした。
今後の、この船の活躍が命あるものに、大いなる幸せをもたらしてくれることを
願いつつ有意義な一日を過ごしました。
なお、この船に興味のある方は、www.jamstec.go.jp をご覧下さい。