まどか先生の「ママ達のおやつ」

ママの笑顔は、我が子が幸せであるためのママ・マジック。ママが笑顔であるために、この「おやつ」が役立つことを願っています!

パラカップ2009 - 子ども達の成長

2009年05月12日 | にこにこ
 チーム・マナーズ、総勢30名!元気に完走
4月29日、爽やかな青空のもと、今年も「パラカップ2009」が開催されました。「世界の子ども達に贈る~RUN~」この主旨にご賛同くださったみなさんと、当日は元気に身体を動かしました

 この日は・・・
走ることによって、子どもに何か伝えられるか?と重い腰を上げてくださったお父様・・・
 私がご紹介したチャリティーラン「パラカップ2009」出場を決め、それを動機に初めてランニングを始めたお母様・・・
 ちょっぴり大きくなったわが子と、熱い時間を共有するためにとエントリーされたご両親・・・
 そして、すっかりお兄さん、お姉さんになり、颯爽と10キロを走った卒業生の子ども達・・・
 在学している学校も、学年も違う子ども達とそのご家族が、このチャリティーランに同じ思いを持って集い、「チーム・マナーズ」として友好を深め、気持ち良く汗を流す・・・私は本当に感激でしたし・・・パラカップ主催者のみなさまや協賛した各種団体の方々からは、そのパワーと結束力の強さに感動した、とお話しいただきました
 10キロウォーク、10キロラン、と出場する種目は違っても、出場者全員が完走し、お一人お一人がこの日にあらためて、多くのことを考え、感じてくださったことを本当に本当にうれしく思いました

 ほんの一部ですが、パラカップの後にいただいた保護者のみなさまからのお声をご紹介させてください。
 「息子と二人、とても良い経験をさせて頂きました。歩くことは生活の中でもありますが、景色や空を眺め、その綺麗なことを楽しみながら、またたくさんの方に声援を頂き、楽しく10キロ歩くこと・・・こんなことはなかなかできません。途中、少し疲れて休みたいと言った息子でしたが、ゴールできると、まどか先生に『次回はMちゃんと一緒に走りたい!』と言っていましたので、とても楽しかったのだと思います。」
 「10kmなど、今までの生活では車での移動しかありえなかった私ですが、こうして走れるようになるきっかけを作ってくださって本当にありがとうございます。子供も10km完歩でき、帰り道では、ママがんばったね、僕も頑張った、走っている人はみんながんばったよね・・・と話していました。いつの間にか、自分中心の世界だけでなく、周りの人々をねぎらうことができるようになったのかな? 大人と同じ土俵に立ってのいろいろな経験が、子供たちを成長させてくれることを実感しました。」
 「このような経験をさせて頂きましてどうもありがとうございました。皆さんと一緒に参加できてこその楽しさを味わいました。お天気と、自然の景色と、沿道に立つボランティアの方々の声援と、いずれもすばらしいと感じました。すべて良い思い出となります。来年はウォークではなく、是非ランナーとして参加できるよう準備していきたいと思いました。応援組だった次女は、来年は 「私も走る」と寝るまで話しておりました。今日をきっかけに家族皆で「スポーツ」に興味が持てたら良いな、と思いました。」
 「先ずは親子3人、完走できたことに心から感謝です。マナーズでも、姉の影に隠れがちだった息子が快挙をあげ、びっくり!まわりのみなさまに「がんばったね~」「凄いね!」と声をかけて頂き満面の笑み。息子にとって、大きな自信になったことが何よりの収穫でした。こんな体験が子どもの精神的な成長に繋がることを、改めて感じました。」
 「今日は、ばりばりの筋肉痛ですが、昨日は天候にも恵まれましたし、ひとりではなかなかできない運動もでき、とてもよい休日を過ごすことができました。改めてこのチャンスに感謝です。あの後、GW中に訪問する知人宅へのお土産の買出しへ行ったのですが、どういうわけか主人はトレーニングパンツを購入していました・笑」
 「今年は2度目の参加でしたが、娘はパパも一緒に参加できたことが何よりも嬉しかったようです。太陽の下でのランニング、とっても気持ちのいいものですね!主人は「来年はしっかり練習して、ハーフに出る!!」と今から息巻いております。」

 きっかけは何であれ、終わった後に「ああ、やって良かった!」と感じることのできることに出会うことは、とてもすばらしいことだと思います
 今回は、たまたま走る、とか歩く、というスポーツでしたが、それがどんなものであったとしても、とにかく「行動を起こす、ACTION」なくして、何も始まりません
 このアクションから、人は間違いなくさまざまなことを感じ、考えるものです。そして決して大袈裟ではなく、そこで感じ、考えたことは、その後の生き方に大きな影響を与えることになるでしょう

 とは言え・・・
子ども達はいとも簡単にアクションを起こせるのに対して、年を重ねるごとに、人はみな、上手な理由を見つけて、新しいものへのアクションを回避していくようになります 心の中には「アクション」への憧れと期待を感じていながら・・・
 今回、そのアクションを起こしてくださったお父様、お母様、本当にありがとうございました そして、そんなステキな大偉業を成し遂げる時間を共有できたことを、とってもうれしく思っています

 さて、このレースですが。
私の何よりの大きな感動は、卒業生達が着実に成長していっている姿をこの目で確かめ、実感できたことでした
 昨年のパラカップでは、新1年生ながら、汗びっしょりになりながらも一生懸命に歩き、お母様と一緒に10キロウォークを達成したお嬢さんは、2年生になった今年もちゃんとやり遂げてくれました やはり今年も、汗ダラダラの顔まっか。ゴールして戻ってくると、にこにこと私の前を通り過ぎ、自分のバッグをゴソゴソとやっているかと思うと・・・おもむろにタオルを取りに出し、顔をごしごし・・・その姿は何とも愛らしく見えました
 すっかり私の身長を追い越した中2ちゃんも、パパと一緒にゴール 私の容赦ないハグをいやがらずに受け、昔と変わりない笑顔を見せてくれました
 昨年に引き続き10キロランに挑戦した3年生お嬢さんは、今年はタイムを1時間も縮めましたよ パパもご一緒された今年は、家族パワーが溢れたのでしょうね
 あの悪天候の三浦マラソンで転んでケガをしてしまった2年生 今回はご家族で10キロウォークにエントリーされましたが、結局はほとんどの距離を走りきりました
 つい半年前にマナーズを卒業した新1年生も、お母様と一緒に一生懸命歩き、しっかり10キロ歩き、ゴールを果たしました

 そして、ちょっぴりオマケの話しですが・・・私は、ほんの30秒ですが、10キロで念願の1時間切りを達成しました
 石垣島のトライアスロンの3日後ということで、多少、満足に走られるかどうか心配でしたが、案ずるより産むが易し 走り出したとたん、いつもより足はかなり重く感じたものの、多くのランナー、ボランティアの方々の声援に後押しされ、本当にステキなランをすることができました
 それに、この私の10キロ1時間切り達成の原動力になった「私のペースメーカー(ペースを落としてしまったりすることのないように、自分より少し前をペースを保って走る人のことです)」は、何と、4年生の卒業生でした
 私は、5キロの折り返し以降、彼が脱落していかないように要所要所で声をかけ、すっかり私がリードしてあげているつもりでした。
 ところが、6キロを過ぎても、7キロを過ぎても、彼のスピードはいっこうに落ちてきません いつしか、私が彼をリードするのではなく、私のほんの少し先をちょこちょこと、軽やかに、楽しそうに同じペースで走っていく彼を、追いかける立場になっていました
 間違いなく、彼というペースメーカーがいなかったら、私はもっと、ペースダウンして走っていたことでしょう。

 このペースメーカーWちゃん・・・心根がやさしく、いつも笑顔を絶やさなかった彼は、私の中では「いつもニコニコと機嫌良く笑い、穏やかに話し、2歳年上の大好きなおねえちゃまの後ろをちょこちょことついて歩く男の子」でした 
 ところが・・・です。今回彼は、スタート以降ずっと、ママやおねえちゃまから離れ、ずっと自分のペースを崩さずに走り抜いたのでした
 中学受験を目指す彼は、帰宅後、少しおやつを食べた後で、塾も休まずに行ったそうです・・・

 子どもの成長には、目を見張るものがあります。
親は、わが子の成長に手を貸すつもりで、実際には、あまりに手をかけ目をかけすぎて、その力強い成長の足を引っ張っている時さえあるのかもしれません
 本来、子どもは逞しい者、なんですね
 私のしつこいハグを受けて、ニコニコと笑顔で多摩川河川敷を去っていった子ども達・・・今日も、この瞬間も、どんどんと成長していっているのでしょう


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 石垣島トライアスロン | トップ | 親の感性 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

にこにこ」カテゴリの最新記事