まどか先生の「ママ達のおやつ」

ママの笑顔は、我が子が幸せであるためのママ・マジック。ママが笑顔であるために、この「おやつ」が役立つことを願っています!

英語は大切だけれど・・・

2006年06月07日 | にこにこ
 ちょっと趣をかえて、今日は幼児期の英語教育の話をしたいと思います

 現在の私の仕事の立場としては、早期の英語教育には反対という意見です 
 なぜならば、常々お話をしているように、現在の子供達の「言語の遅れ、言語の乱れ」を真剣に考えると、まだ日本語が十分に話せない子供には、まずは母国語である日本語を、きちんと教え、話せるようになることが先決 そういう強い思いがあるからです

 誰もかれも子供英会話の教室に通わせ、「これからの時代、英語くらいしゃべれないと、困るだろう」のような発想で、我が子に英語を習わせるとするならば・・・
 たぶん、その考え方には間違いはないものの、実際には発想としては「絵に描いた餅」的発想であり、あまり親が期待するほど身にもつかないのでは?と思います
 
 言葉は、あくまでコミュニケーションの手段ですからね それが「目的」になるのはおかしいし、一番大切なことは、手段を学ぶよりも、「何を伝えるか?」の中身の充実にポイントを置くべきではないか?という発想こそが、本来は真っ当な気がしてなりません

 「ねえねえ○○ちゃん、あのね、あなたは毎日、ずっと日本語を話しているって知っている?ママやパパとも日本語で話して、おじいちゃんやおばあちゃんともそう そんなふうにね、外国の人達は、いろんな自分の国の言葉で話しているのよ ママ、お腹がすいたよー、とか、このお花はきれいだねえ、とか、ね 世界中には、たーくさんの国があって、たーくさんの言葉があるんだけれど、今世界中で、一番、よく使われている言葉は「英語」なの だから、もしあなたが英語が話せるようになったら、とってもたくさんの外国の人達と、いろんなお話が出来て楽しそうよねえ
 
 こういう親の気持ちは、きっと子供達にもすんなりと伝わるでしょうね でも・・・「とってもたくさんの外国の人達と
何を話そうか?」です・・・

 お花は flower、犬は dog、星は star・・・こうして多くの英単語を学ぶよりも、「ピンクのバラが咲いてるわね。春や秋にはバラがきれいね」「わー、あの犬は、おとなりのお家の犬よりも大きいねえ」「今夜はお天気がいいから、たくさん星が見えるわね 星ってね、すごーく遠いところにあるんだって」・・・
 
 こんなふうな会話を楽しみ、そして、2歳、3歳、4歳の子供が、親との会話から、しっかりとした日本語のボキャブラリーを身につけ、きちんと自分に思いを表現できることが何より大切ではないか?と思うのです
 
 けれど、それでもなお、「英語は必要でしょう だから、学ばせたい」と思われるのであれば、「耳から自然に入る音」として、幼い頃から、「英語の音」に触れ、耳に慣れさせるのは効果的だと思います

 幼い子供の耳に、心地よく「音」として英語が入っていけば、いつかしっかりと言葉、学問として英語を学ぶ時期が来た時、間違いなくすんなりと「音の羅列-言葉」として、頭に入っていくものですね

 でも、小さい頃に習うほうが発音は良いのでは???
確かに一理あります でも、元英会話講師としての立場から言えば、それは2,3,4歳でなくても、10歳までであれば、十分に間に合うのです

 英語が話せる、外国語が堪能 やはり島国の日本人にとると、それは大きな「価値」を見いだすことであり、実際に「便利で楽しい」ことですね
 日本語が上手になったら、是非、考えてください
コメント
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