オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

燃料コック

2011-10-06 16:41:00 | クラシック
 前出のホライゾンが来店したとき、別のホライゾンが修理に入っていました。修理に入っていたホライゾンを店頭で見た写真のオーナーが、寄ってくれたのですが。

 修理車両の内容は、フューエルコックからのガソリン漏れ。レバーのところから、ポタポタとたれてきていたので、大変危険でした。レバーのシールがダメになったと思われますが、しかし、コック本体は在庫なしで入手不能でした。しかも、レバーを押さえるプレートがカシメでシールだけの交換は不可能。

 多機種のものでも使えないか?と探してみました。問題は、コックからのガソリンの出口の方向と、タンクと結合するナットの径。 

 ホライゾンは、センターフレームがコックに近いので、ガソリンの出口が前に出ています。他機種で、前出口で形のまったく同じのがあったのですが、タンクとの取り付けナットの径が少し大きかったため使えず。

 タンクの取り付けナットの同じものが見つかったのですが、ガソリンの出口が中央に向かっていてフレームと干渉。ただ、取り付けを斜めにすると,フレームとの干渉は防げるのでこれを使うことにしました。

 古いオートバイは味があっていいのですが、苦労することも多いです。


左がホライゾン、右が空冷のCB750(RC42)のもの、これを斜めに取り付け。形はともかく、ガソリンが漏れないのは安心です。
黄色矢印がガソリンの出口