オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

恐怖のシート高が今では?

2007-07-31 21:34:51 | ノンジャンル
 XR600Rです。何台か車検で預かることがあるのですが、検査に行くのがとても憂鬱でした。その原因はこのシートの高さ。直立させると私のへその位置よりシートは高いです。初めて乗ったときは、止まるときに足をうまく着くことができず、転びそうになってヒヤヒヤでしたした。自走で行く車検場までの5kmの距離が生きた心地がしませんでしたね。一回自走で行ったあとは流石に身の危険を感じて車に積んでいくようにしました。それでも検査のラインを通るときは跨らなきゃいけません。それで検査官に話してシートを外して跨って検査を受けました。情けないですねぇ。

 再び日は巡り、車検にやってきたXR600R、今回は自走で行きました。そして感じたのは、“このXR600Rは足つき性がいいなぁ”と(ウソです)。そこまでは思いませんでしたが、信号で止まったりしても何の問題も有りません、普通に乗れます。シートがあんこ抜きされていたり、車高を下げたりされていたわけでありません。以前と同じです。オートバイは変わっていないのに乗れるようになったのでした。

 そうなんです、シートの高いオートバイでも乗れるようになっていたということです。以前にハスクバーナSM510に乗り始めたときシートの高さに往生した事を書きました。SM510は一度も実車など見たこともないのに買いましたから、初めて実車のシートに跨ったとき、そのシートの高さに、これはとんでもないものを買ってしまったと感じたものでした。止まるたびに転びそうになってドキドキ。実際一回足を着いて止まろうとして転んだことがあります。

 それではどうしようもないので“足つき停止”の練習をしました。人も車もほとんど通らない農道で、停止スタート、停止スタートと繰り返して練習。日本広しといえハスクを買ってこんな練習からやっていたのは私だけだったでしょうね。ライディングセミナーにも持っていって練習したりしていました。

 あれから2年、ハスクバーナは、他のに乗る気がしないというほど気に入ってしまったり、XR600Rに乗っても普通に乗れるようになったり、変われるものです。

 足つき性が悪くてといってオートバイ選びに躊躇している人がいたら言ってあげたいです。そのオートバイに乗りたいという強い気持ちがあれば何とかなるものです。


XR600R、もうひとつの課題はキックスタート。これもデコンプを使って上死点を外してキックすると軽く掛けられるようになります。これはB50に乗って覚えました。