鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

恐竜列車「ちーたん号」が丹波路を行く

2009-03-28 | ディーゼル

 きょうは、福知山線下滝駅―山陰線丹波口間を恐竜列車「ちーたん号」が運転されました。JR西日本・宮原区のDD51‐1183と14系客車シュプール&リゾート6両の編成です。これは恐竜の化石が見つかった兵庫県丹波市が、JR福知山線に対するマイレール意識を高めてもらおうと主催した列車です。JR西日本福知山支社、丹波市商工会、丹波市観光協会が共催で、定員300人の募集に対し、400人以上の応募がったとか。ちなみに「ちーたん」とは化石の丹波竜の愛称です。

 お父さんやお母さんらと参加した子供たちは嵐山や嵯峨野を散策したり、丹波口駅が最寄りの梅小路蒸気機関車館を見学したりと、思い思いの春休みを楽しんだことでしょう。

 私は早朝、3170レなどを撮影したのち、用事があったので午前中はそちらを済ませ、午後の帰りの列車を山陰線の胡麻駅手前のカーブで撮影することにしました。このブログと相互リンクしていただいているmonmon photoのmonさんが誘ってくださったので、足を運ぶことにしました。出かける前に、こちらもお世話になっている「【西日本】鉄道情報発信」の掲示板にC62重連さんが、1182レ~1883レのカマがEF210-901だと情報提供されていたので、まず西大路で1883レを撮ってから行くことに。ただ、これを撮影すると快速や普通では現場着が遅くなってしまうので、特急「たんば3号」で園部へ行き、そこで福知山行き普通に乗り換えることにしました。

 普通の車内から見ていると、胡麻駅の手前のカーブにmonさんはじめ6人の方々がカメラを構えておられるのが見えます。
 降車後、早足で歩き約10分で到着。皆さんの列に加えていただき、monさんとお話をしながら待っていると、その後も増え続け最終的には15人程度で撮影しました。通過直前、大きな厚い雲が太陽を覆い、陰ってしまってみんなで「あおごうか」とか口で「ふうふうしようか」とか言いあっていました。これが効を奏したのか雲が流れてくれ、通過時はご覧のとおり陽光がきれいに車体を照らしてくれました。
 ただ、私が着いてからこの列車が通過するまでに通った特急は4連ばかり。7連の練習台が来なかったので、もう一つ構図を決め切れないままの撮影になりました。もう少し、手前まで引っ張ったコマもあるのですが、前後のバランスを重視してこれを掲載することにしました。

 オレンジの原色DD51とアイボリーとピンクの14系が美しく、またのどかな雰囲気の中で皆さんと和気あいあいと撮影できたのが何よりでした。待ち時間にはmonさんとお話をすることができたので、退屈することはまったくありませんでしたし、帰りも家の近所まで車で送っていただき、とても早く帰ることもできました。monさん、きょうはお世話になり、ありがとうございました。

2009-3-28 JR西日本山陰線鍼灸大学前―胡麻 9817レ
Nikon D700,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,62mm,ISO 200
1/500秒,f11,-0.7段,WB:晴天

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EF66-30 ワム貨3170レを引く

2009-03-28 | EF66

 今やファンの間で文化財の扱いを受けるEF66 0番台唯一の白更新機となった66‐30号機が、28日、ワム貨物の3170列車に充当されました。京都界隈で唯一、撮影可能時間帯を走るワム貨はこれ一本だけ。しかも、30号機となれば出動しないわけには行きません。

 前夜、家内が息子の起床予定を確認したあと、私にも「明日のご予定は?」と聞かれ、「4時半に起きる」
 「なんか、あったっけ」
 「ちょっと、写真を撮りに……」
 「ああ、それは勝手に起きてお好きなように」

 という、温かな会話があっただけに、頑張って起きるべしと決め、予定通りに起床。家を出るまで、野洲あたりに出かけるかとも迷ったのですが、午前中の所用なども考えて、桂川駅の駅撮りという安易な道に。5時半に着いて、かじかむ手に何度も息を吹きかけつつ待つこと約50分、やって来ました、来ました。画面の左隅にほんのわずかに上り普電のライトが見えますが、被られる心配もまったくなく、落ち着いて撮影できました。30号機なので、他にもどなたかお見えか、と思ったのですが、私1人だけでした。皆さん、「ちーたん号」に行かれたのかな?

 噂というか、情報でしかありませんが、今年66の0番台の全般検査は1両も予定されていない、といいます。そうすると、このタイプの66はどんどん減っていってしまうことになりかねません。まして、白更新は30号機だけですから、めぐり会う機会もそうそうあるわけではありません。
 また、大阪・梅田に紙を運んでくる下り3171レと、その貨車を空車で返却するこの3170レも近い将来、コンテナになるという話がもっぱらです。きょう、明日にもということではありませんが、そうそういつまでも走ってはいないでしょう。国鉄時代の貨物列車をほうふつとさせる貴重なこのワム貨は、3171レが夜中の走行ですから京都近郊で撮れるのは返空の3170レだけです。
 ただ、これも早朝ですから、いまようやく撮影可能になってきたので、これからの夏場が勝負でしょう。早起きはつらいですが、これからも何回か挑戦してみたいと思います。カマがサメちゃんの日は、ちょっとどうしようかなあ、ですけれどね。

 このほか「青き狼クン」のEF200-19(7090レ)、クーラー非搭載の貨物機EF66-17(1065レ)も撮影でき、充実した朝でした。

2009-3-28 JR京都線桂川駅を通過する3170列車
Nikon D700,Sigma APO 70-200mm F2.8 Ⅱ EX DG MACRO HSM
160mm,ISO 400,1/400秒,f4.5,-0.7段,WB:AUTO
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