鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

富士はやぶさ ラスト・ラン 9001レ新橋通過 

2009-03-14 | 寝台列車

 東京と九州を結ぶ唯一の寝台特急「はやぶさ・富士」号が、いよいよ最後の日を迎えました。
 2009年3月13日、金曜日。JR西日本・下関車両管理室所属のEF66-53号機に引かれた12両編成のブルートレインは大勢の鉄道ファンや報道陣、それに一般の人たちに見送られて18時03分、東京駅10番線を定刻に発車しました。

 私はこの日、東京出張でしたので、仕事帰りに新橋駅の東海道線ホームに足を運んでみました。通過時刻の約30分前に着きましたが、案に相違してファンの姿がほとんどありません。どこで撮影しようかと歩いていると、グリーン車の乗車位置でカメラを構えている方を見つけたので、その横に立たせてもらい、お話をしながら待機しました。
 その方のお話では、結構な速度で通過するとのこと。コンデジしか持って来ていなかったので少しでも明るい場所を、と新橋駅を選んだのですが、ISO 1600にしても暗く、今イチです。Nikon D700を持ってくればよかったと思いましたが、今更どうしようもありません。山北行きや熱海行きの東海道線電車が到着するたび、練習してみますが、ノイズも出て苦しい状況です。そこで、撮影より見送り重視に切り替えることにしました。

 そうしているうち、会社帰りのファンの方たちがデジ一などを持って集まって来られ、トラブルもなく並んで待ちかまえます。さらに18時を回って通過時刻間近になると、一般の乗客の人たちも携帯電話のカメラや持っているデジカメを構えて撮影しようと集まってきました。ただ、この人たちは私たちの前にお構いなしに出てこようとするので、ちょっと目に余る人には注意させてもらいました。通過まで時間があったらそばに寄って声をかけるところですが、まさに直前だったので、少し声を荒げざるをえず、残念でした。
 見ての通り、見送る人たちを入れて撮影しようと考えていたので、画面に人がたくさん入るのは織り込み済みでした。しかし、画面のど真ん中に立たれるとさすがに絵になりませんので、致し方なしでした。

 これまでも機関車に向けてストロボをたく人がいたり、ホームで黄色のラインの外に出たりする人が問題になるケースがありましたが、鉄道ファンでなく、一般の「にわかファン」がそういうことをするケースもあるようで、気をつけてほしいものだと思います。

 しかし、それはともかく「汽笛一声新橋を」と鉄道唱歌に歌われた、日本で最初に汽車が走った新橋駅で東海道・山陽本線第1列車(この日は9001レですが)を見送れたことは良かったな、と思います。

2009-3-13 JR東日本・新橋駅
Fine Pix S8000fd,FUJINON ZOOM LENS 4.7-84.2mm F2.8-4.5,4.7mm
ISO 1600,1/250秒,f2.8

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コメント (4)
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