鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

EF66-30 ワム貨3170レを引く

2009-03-28 | EF66

 今やファンの間で文化財の扱いを受けるEF66 0番台唯一の白更新機となった66‐30号機が、28日、ワム貨物の3170列車に充当されました。京都界隈で唯一、撮影可能時間帯を走るワム貨はこれ一本だけ。しかも、30号機となれば出動しないわけには行きません。

 前夜、家内が息子の起床予定を確認したあと、私にも「明日のご予定は?」と聞かれ、「4時半に起きる」
 「なんか、あったっけ」
 「ちょっと、写真を撮りに……」
 「ああ、それは勝手に起きてお好きなように」

 という、温かな会話があっただけに、頑張って起きるべしと決め、予定通りに起床。家を出るまで、野洲あたりに出かけるかとも迷ったのですが、午前中の所用なども考えて、桂川駅の駅撮りという安易な道に。5時半に着いて、かじかむ手に何度も息を吹きかけつつ待つこと約50分、やって来ました、来ました。画面の左隅にほんのわずかに上り普電のライトが見えますが、被られる心配もまったくなく、落ち着いて撮影できました。30号機なので、他にもどなたかお見えか、と思ったのですが、私1人だけでした。皆さん、「ちーたん号」に行かれたのかな?

 噂というか、情報でしかありませんが、今年66の0番台の全般検査は1両も予定されていない、といいます。そうすると、このタイプの66はどんどん減っていってしまうことになりかねません。まして、白更新は30号機だけですから、めぐり会う機会もそうそうあるわけではありません。
 また、大阪・梅田に紙を運んでくる下り3171レと、その貨車を空車で返却するこの3170レも近い将来、コンテナになるという話がもっぱらです。きょう、明日にもということではありませんが、そうそういつまでも走ってはいないでしょう。国鉄時代の貨物列車をほうふつとさせる貴重なこのワム貨は、3171レが夜中の走行ですから京都近郊で撮れるのは返空の3170レだけです。
 ただ、これも早朝ですから、いまようやく撮影可能になってきたので、これからの夏場が勝負でしょう。早起きはつらいですが、これからも何回か挑戦してみたいと思います。カマがサメちゃんの日は、ちょっとどうしようかなあ、ですけれどね。

 このほか「青き狼クン」のEF200-19(7090レ)、クーラー非搭載の貨物機EF66-17(1065レ)も撮影でき、充実した朝でした。

2009-3-28 JR京都線桂川駅を通過する3170列車
Nikon D700,Sigma APO 70-200mm F2.8 Ⅱ EX DG MACRO HSM
160mm,ISO 400,1/400秒,f4.5,-0.7段,WB:AUTO
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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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昨年までなら・・・ (C62重連)
2009-03-28 13:51:27
毎度です!
早朝からお疲れさまでした!
昨年は3170レも3、4、5、7、8、13、29号機と旧更新機も結構、撮影出来たのですが
今年は30号機のみの撮影チャンスとなり貴重に
なりましたね・・・
まあ、ワム貨自体が貴重ですから今年も100番台であっても撮影に行きますけど・・(^^)






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Re:昨年までなら・・・ (まむし)
2009-03-28 21:47:10
こんばんは。
ホンマですねえ。画像の整理をしていたら、普通に白更新の66が出てきます。あまり意識することなく撮影していた証ですが、それが今や30号機だけとは。

ワム貨自体貴重で、そのうちサメクンだって貴重になっていくのですよね。でも、今のところ朝早くから出動しなければならないので、何か背中を押してくれる理屈が欲しい……。
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