ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその6-ストリート・オブ・ファイヤー

2012年01月23日 | アメリカ映画
素晴らしいスピード感、永遠の青春アクション映画

「ロックンロールの寓話」という字幕から始まる映画「ストリートオブファイヤー」
観始めたらエンディングまで一気に魅せられてしまう素晴らしい映画である。
物語は人気女性シンガーエレンエイム(ダイアンレイン)が地元でチャリティーコンサートを開くところから始まる。
コンサートの途中、レイヴェン(ウイリアムデフォー)率いる暴走族の「ボンバーズ」が会場になだれ込み、エレンをさらっていってしまう。
その会場にいた女性リーバは昔エレンと恋仲で、かってこの街の不良少年だった弟トム(マイケルバレ)を呼び戻しエレンを助けるように求める。
最初は姉リーバーの頼みを断ったトムだったが「彼女のマネージャーから報奨金をもらえるなら彼女を助ける」と言う。(実はこれは口実で今でも彼女を愛しているトムは報奨金をもらわなかった)
やがてトムは酒場で拾った女性マッコイとエイムのマネジャーと3人で彼女を救出することになる。
以上のように物語はいたって単純、勿論エイムは無事救出され、映画はハッピーエンドで終る。
この映画の凄いところは創りに全く隙がないというところだ。
映像、音楽のどれをとっても文句のつけどころがない。
特に映画ラストでレイヴェンとの決闘から再び行なわれるチャリティコンサートへのシークエンスにいたっては全く持って感動・感心させられる。
私はこの映画を劇場でみた帰りに迷わずサントラのCDを買った。
そのCDは当時かなりの自身のヘビーローテーションのCDとなった。
監督はウオルターヒル「48時間」や「ウオリアーズ」を撮った監督である。
彼の映画もいくつか観ているがこの「ストリートオブファイヤー」を上回る出来栄えの作品は無い。
まだ観ていない方は是非観ることをお勧めする。
1984年公開、キネ旬読者が選ぶベストテン第一位。