爺のつぶやき

石狩川のほとりに住む田舎の爺が、見たり聞いたりその日の出来事をつぶやいています。

沖縄「慰霊の日」に

2021-06-23 08:27:35 | つぶやき

辺野古に戦場の土

きょう76年目の沖縄「慰霊の日」を迎えた。一般住民を含む犠牲者20数万人のうち北海道出身者は沖縄県民に次いで多く、1万8千人が犠牲になった。

まだ、遺骨は激戦地の南部には3千体近くが地中に眠っているという。その南部の糸満市や八重瀬町の土砂を日本政府は辺野古の埋め立てに使うという。

多くの戦没者が眠る土砂を戦争につながる辺野古基地建設のために使うことは、今までの日本人の常識では考えられなかったことである。

人道的に許されることではないし、これに対し保革問わず沖縄県民が反発し県議会や那覇、名護市議会でも反対意見書を可決している。

わがマチの朝鮮半島出身者の遺骨収集に取り組む一条寺住職殿平善彦さんも「土砂投入は死者への冒涜以外の何物でもない。戦争の歴史を忘却することにつながると」語る。

埋め立て工事に使おうとしている南部の土砂からこの春も戦没者と見られる8体が見つかっている。

政府は土砂を採集する業者に遺骨への配慮を義務付けているという。砲撃や爆発で砕けてしまった破片を取り除くことは技術的に不可能である。

こんな人の道を外れた理不尽な行為をなぜ日本政府は行うのか、決して許してはいけないと思う。国を思うと腹が立つことばかりが続いている。


コメント (1)
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