北海道が疲弊するＴＰＰには絶対反対である

参議院選挙が終盤となるが、道民として一番気になるＴＰＰ交渉がマレーシアで始まった。
安倍晋三首相が３月に交渉参加を表明してから、もう４カ月にもなる。


日本はコメや麦、牛肉などの農業重要５品目を
関税撤廃の例外とする考えを主張することになる。


先日、安倍首相は札幌に自民党候補の応援に来たが
経済政策アベノミクスの波及効果が中心で
ＴＰＰも憲法改正も原発も都合の悪いことは
言わないで帰ってしまった。


オバマ大統領と安倍首相となにを約束しているかは知る由もないが、
爺の米国にいる友人はＴＰＰは日本と米国の貿易問題で
米国の輸出と雇用を拡大する戦略と言っている。


国益を損なうような条件で合意を迫られることになれば
即刻撤退してほしいものである。


北海道が疲弊するＴＰＰには絶対反対である。>>

原発事故を指揮した吉田元所長の死を悼む

東電福島第１原発元所長吉田昌郎さんが亡くなった。



原発事故の次の日、原子炉冷却のため行っていた海水注入を本社から中断するよう指示があったが独断で続行を指示したことで知られる。



会社人間の多い中で、いまどきこんな意志の強いリーダがいることに感心した。



原発事故という最悪の事態の中で「もう死ぬだろうと思ったことが数度あった」（１１月１２日記者団に）と述べていた。

まさに地獄の中、手探りで部下を指導してきた技術者である。

それだけにまだ５８歳惜しい人があの世へ去ってしまった。



福島第一原発事故はまだ原子炉内部の状況も把握できず、汚染水漏れが続く中で安倍首相の原発を海外に売り込む発想に唖然とするばかりである。



福島県を中心に飛散した放射性物質の除去も進まず。父祖伝来の土地に戻ることもできない。

前政権の脱原発の方向性を否定するかのように、安倍首相はまったく聞く耳を持たず再稼働に前のめりになっている。





原発事故で翻弄された吉田元所長は今後の原子力行政にどんな考えを持っていたのか、メモか記録でも残していたら知りたいものである。

吉田昌郎元所長のご冥福をお祈りいたします。