Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

日本語

2009-10-25 00:10:00 | 日記
25歳になったころに、転勤で福岡に行く事になった。


当時の福岡は、田舎育ちの僕にとってはまさに「音楽天国」

毎週土日は、レコード屋や大手外資系CDショップにて猟盤を行うのが常だった。




ある時期まったく日本の音楽を聴かなくなった。

今から考えると20代半ばの若造の偏った音楽感がそうさせていたのかもしれない。



そんな時、あるレコード屋で「HOSONO HOUSE」収録の「恋は桃色」が流れて来た。

当時カントリーに傾倒していた時期でもあったので、細野氏の奏でる音楽がストレートに

胸に飛び込んで来た。




「お前の中で 雨が降れば 僕は傘をとじて 濡れて行けるかな」

この一節を聴くと、今でも胸にこみ上げるものがある。





日本人であり、日本語の大切さ、わびさびを再確認した瞬間でもあった。




数年後、訳あって福岡を去り、故郷に帰ることになる。



あんなに洋楽にこだわっていた僕が、初めて真剣に作った自作アルバムの歌詞には

まったくと言っていいほど横文字が出てこなかった。


あのときの「恋は桃色」の衝撃がきっとそうさせたのだろう。



今でも苦手な作詞ではあるが、日本語にこだわり続ける自分がそこにはいる。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Moon | トップ | tremolo »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事