Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

微熱

2010-06-03 09:06:26 | 日記
ここのところ寝不足の日々。

別に夜更かしをしているという訳ではなく

全く逆に早起きを強いられているからである。


2歳4ヶ月をこえて

何かと吸収力が加速度を増している我が息子。


毎朝6時頃には布団の中で目覚めて

ひとしきり身体のウォーミングアップが終わると

超ハイテンションで部屋の中を徘徊し始める。


僕らの世代にしか分からないかもしれないが

「ひょうきん族」全盛期の「ツッタカ坊や」をやっていた頃の

西川のりおのテンションと言えば分かっていただけるだろうか。


その後僕の身体の上へのダイブが敢行され

手荒な目覚めの一日がスタートする。


当然ヒートアップした彼の身体は「微熱」状態なわけで

その後は勝ち誇ったように、ぐびぐびと美味しそうに水分補給をしている。


マンション住まいの僕らとしては

ご近所の安眠を妨げないか非常にヒヤヒヤの毎日である。



鈴木茂の「Band Wagon」(1975)


1. 砂の女
2. 八月の匂い
3. 微熱少年
4. スノー・エキスプレス
5. 人力飛行機の夜
6. 100ワットの恋人
7. ウッド・ペッカー
8. 夕焼け波止場
9. 銀河ラプソディー


「はっぴいえんど」解散後、単身LAに乗り込み完成させたソロ1作目。


リトルフィートのリッチー・ヘイワード(Dr)、ビル・ペイン(Key)

タワー・オブ・パワーのデイヴィッド・ガリバルディ(Dr)といった

LAの名うてのミュージシャンたちと

ギター1本で真っ向勝負を挑んだ珠玉の一枚である。


シンコペーションする鉄壁なリズム隊を背に

唸りをあげる伸びやかなスライドギター。

松本隆が作る繊細かつ叙情的な「日本語の歌詞」の力添えもあり

当時の日本のミュージシャンが世界と渡り合えることを

ここに証明している。


先日見た福岡の細野さんのステージにゲストとしてさらりと登場した鈴木茂。

例の事件後ということもあり

見ているこちらもヒヤヒヤする思いはあったが

鳴り響くストラトの伸びやかなサウンドが

そんな思いをはるか銀河へと運び去ってくれた。


その衝撃で僕の身体も「微熱」が上がり

その後ハイテンションであったことは言うまでもない。



「微熱少年」と「微熱オヤジ」

まさに似た者「親子」である。
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