徒然小夜

日々の想いを自由気ままに書きつづる
話題は趣味、仕事、人生、いろいろ

お父さん、頑張って 2022.9.9

2022-09-09 12:57:42 | 日常
 遊里の杜にいたお父さんが発熱して、
その後熱は下がったのだけれど、
顔色があまりよくないので、
念のために再度入院。
その後、1週間ほど経過して連絡がないので、
一応は落ち着いているのだろうけれど、
食事はできてなくて、点滴だそうだ。
それからおしっこがあまり出ていないそうだ。
入退院の繰り返しでお父さんも辟易だろう。
家に帰れる見込みがなくなりつつあり、
おいしいものも食べられない。
からだを動かせない。
面会もできず、話もできない。
これじゃあまりにも可哀そうや。
病院でコロナが出たそうなので、
今までできていた面会ができない。
病気などによる痛みや苦しみがないだけよかったと思うけれど。
わがままなお父さんやけど、
いたって単純明快、あとに引きずることはない。
その証拠にあんなにお母さんに感謝している。
本当の所はどう思っているのだろう。
自分は間違っていないと思っているのだろうか。
まあいいや。
とにかく、お父さんがゆっくりできることを願う。
少しでもおいしいものがまた食べられるようになればいいなあ。
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日本人と戦争 朝日文庫 ロベールギラン(フランス人)2022.9.9

2022-09-09 10:57:18 | 読んだ本の書評
 特攻訓練参加者に対して
聞く者の武勇に憧れる心や古くから日本にある暴力本能に訴えかけて、彼らを熱狂させた。
日本人は肉体的勇気にはたけているが、精神的勇気に欠ける。
真珠湾攻撃前の訓練
「真珠湾の英雄」を生み出す素地
人間爆弾と明日の神風を信じ、戦争を飾る民族をあげての自殺キャンペーンに対して人々の心を準備させた。
この宣伝によって何百万という人々が大いに鼓吹され、
民族の芸術ともいうべき自決の道を実践することを望むに至った。
だがこうした国民に対するいわば信頼の濫用、彼らの勇気の利用に責任があったのは、
指導者たちだけではなかった。近代日本社会はこの点では古い日本社会を継承しており、
社会そのものが、一種の生の軽視による安易な死をそそのかしていたのである。白人種は古代とキリスト教の教えにより
人格をかけがえのない最高の価値だとした。この国では、集団が個性や個人の持つ計画な輪郭を漠然としたものにしてしまう。
国民一人ひとりより国家が大切である。
国家がなければ個人の生には何の意味もない。これが日本に昔からある意識ではないか。
日本会議、安部の目指すところと一致する。
日本人の習性
 この国民は軽率な頭脳でできていた。(真珠湾攻撃について)「ついにやった」と思い込み、
困難な将来を予見するだけの想像力を持ち合わせなかった。。将来を考える力も、権利も、持ち合わせていなかったのに、
明日のことは、参謀部が秘密裡に行った計算と指導者の知恵にまかせておけばよい。一般の国民は、
もっぱらささやかな日常生活を営み、自国の成功の裏面を探ったりせず、現在をたのしむことにふけったのである。 
これは今現在の日本にも同様のことが起こっている。
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