Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

edge

2015-09-25 12:58:53 | コラム
取り寄せていたスマホが到着、さっきまで10時間くらいかけてカスタマイズしてやったい。

というわけで、きょうも「きちんとした」コラムは休み。
先日は不測の事態であったため休みも分かるが、きょうは完全なるサボリだ。

ごめんなさい。

機種は、サムスンのGalaxyS6のedge。

ふつうのとedgeのがあるが、フォルムが未来的だしPerfumeが同名の曲を歌っているので、後者にしたと。




この夏~秋にかけて、新しく手に入れたもの。
というと、だからこのスマホと、その横に映っているジッポーになる。

こんな顔してリラックマ・シリーズのキイロイトリが好きだ・・・という話は前に書いたが、金のキイロイトリ・ジッポーを手に入れた。




まぁつまり、きょうは、なかなかにゴキゲンな休日なのだ。

とはいえ。
まだカスタマイズが終わったわけじゃない、このあと肉の塊? でも食べて小休止、それからまたピコピコやらないと!!





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明日のコラムは・・・

『きみをわすれない』
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にっぽん男優列伝(297)古尾谷雅人

2015-09-24 05:45:04 | コラム
57年5月14日生まれ、2003年3月25日死去。享年45歳。
川崎出身。

自死という結末に、ショックを受けた(日本の)男優さん―という書きかただといろいろ誤解を受けるかもしれませんが、
個人的に世代的に、それは沖田浩之と古尾谷雅人(ふるおや・まさと)さんになります。

偶然にも、『金八先生』の第二作(80~81)で共演したふたりです。

成人後も、ヤンキーどもの「よきアニキ」であり続ける・・・現代ではちょっとイタいキャラクターかもしれませんが、古尾谷さんの熱演によって、観ているほうも気恥ずかしさを感じることがありません。

「オチャラケ」た、軽~いキャラクターが苦手でした。
常に、硬派であろうとしました。

そのため時代の空気にあわなくなり、オファーが激減しました。
借金がかさみ、奥さんを殴るようになります。

躁鬱を繰り返し、ある日、ぷつりと糸が切れてしまった・・・。

通夜で桃井かおりが、「長生きすることが勝ちなんだと思わないと」といったのが忘れられません。


※ストーンズの『黒く塗れ!』が絶妙なシーンで流れる。
大森監督にとっても、古尾谷さんにとっても、これこそ最高傑作かと。




<経歴>

信奉する俳優は、松田優作。

高校卒業後に就職するも、演じることに興味を抱いて退社、劇団ひまわりに入団して演技の基礎を学ぶ。

映画俳優デビュー作は、77年の『女教師』。
日活ロマンポルノです。

眼光鋭い古尾谷さんは新進気鋭の監督たちから注目を受け、『団地妻 犯された肌』(77)や『人妻集団暴行致死事件』(78)、『天使のはらわた 名美』(79)、『団地妻 肉欲の陶酔』(79)に連続出演、ポルノファンには知られる存在となりました。

一般映画への進出は、80年の『ヒポクラテスたち』から。
(医大出身の)大森一樹が、医学生たちの青春を切り取った傑作です。

ちょうど同じころにテレビドラマにも顔を出すようになり、当時から病的に繊細ではあったようですが、
長身でイケメンではありますからね、若い女子を中心に人気が広がっていきました。

『スローなブギにしてくれ』(81)、『悪霊島』(81)、『風の歌を聴け』(81)、『九月の冗談クラブバンド』(82)、『凶弾』(82)、『いつか誰かが殺される』(84)、『伽揶子のために』(84)、『幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬』(86)、『キャバレー』(86)、『植村直己物語』(86)、『オイディプスの刃』(86)、『別れぬ理由』(87)、『花の降る午後』(89)。

バラエティに富んだこの時代のキャリアを眺めれば分かります、ちょっと酷ないいかたになるかもしれませんが「80年代のひと」だったのかもしれませんよね。

『宇宙の法則』(90)、『BEST GUY』(90)、『略奪愛』(91)、『月はどっちに出ている』(93)、『シュート!』(94)、『集団左遷』(94)、
個人的には、刑事のイヤな部分がきっちり描かれていた『マークスの山』(95)なんか好きですけどね。

『お日柄もよくご愁傷さま』(96)、『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』(97)、『のど自慢』(99)。
『ホワイトアウト』(2000)。

「最近、見ないなぁ…」と思っていると、ひょっこりスクリーンに現れる。
後半生は、ずっとそんな感じでした。

・・・が、2003年の3月、唐突に自死のニュースが飛び込んできました。

借金だけでなく、遺産相続などのトラブルもあったようです。
それでもやっぱり、桃井先輩がいうように「長生きすることが勝ちなんだ」と思う、思いたい、、、ですね。

遺作は、『人斬り銀次』(2003)。

あらためて合掌! です。

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明日のコラムは・・・

『edge』
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にっぽん男優列伝(296)藤原竜也

2015-09-23 05:49:43 | コラム
82年5月15日生まれ、33歳。
埼玉出身。

公式サイト…へぇ、ホリプロってイメージはなかったけど


舞台俳優をやっている年下の友人が居まして。

随分前に、ソイツが主演の舞台を観に行ったのですが、楽日だからと楽屋まで通してくれたんです。
そこそこ楽しめたので、素直に「そこそこ、ね」と伝えると、浮かない様子。

・・・あれ、怒った?

聞くと、有名演出家にコテンパンにやられたそうです。

「最後に、藤原竜也の舞台を観に行くといい、、、といったんです」
「あぁ、あの『バトル・ロワイアル』の子ね」

数週間後―ちょうど藤原竜也(ふじわら・たつや)くんの舞台があって、彼は初日に観に行ったそうです。

「どうだった?」
「アドバイスの意味が分かりましたよ。彼、凄かった…」
「…ふうん」

10年以上前の話です。
藤原くんって、その当時から演技力に定評があったということなのでしょう。

映画キチガイゆえ、舞台の世界には明るくないです。
ただ鬼の演出家・蜷川幸雄の秘蔵っ子みたいなポジションですし、舞台を続けている前出の友人も「すごい、すごい」といっているので、本質は舞台のほうにあるのかもしれませんね。

だから映画のキャリアはそれほど多くありませんが、でも映画でみせる藤原くんの演技、嫌いじゃありません。

近年、本人が「クズの役しかこなくなった」といっているように、クズキャラが多いですし。
そして、そんなクズキャラがクズであるほど、映画って輝いたりするものですから。

※それでも、この映画は成功作とはいえなかったけれど・・・




<経歴>

97年―15歳のとき、オーディションで「発掘」され『身毒丸』(演出・蜷川幸雄)で俳優デビューを飾る。

映画俳優デビュー作は、2000年の『仮面学園』。

同年、『バトル・ロワイアル』で初主演。
自分はヒロイン役の前田亜季ちゃんにしか目が行かなかったですけれど、観直してみると、やっぱり藤原くんの演技が頭ひとつ抜きん出ていましたね。
同世代の俳優ばかり出ているから、余計にそう思いました。
余談ですが、本作には(いま話題の)山本太郎くんも出ていましたね。



三池崇史の『SABU ~さぶ~』(2002)、
再び深作監督と組んだ『バトル・ロワイアル2』(2003)、
金子修介がソツなくこなした『デスノート』(2006)、『デスノート the Last name』(2006)、
阪本順治による『カメレオン』(2008)などなど、若手の注目俳優ゆえでしょうか、監督にも恵まれています。

『カイジ 人生逆転ゲーム』(2009)、その続編の『カイジ2 人生奪回ゲーム』(2011)、
「いま」をきっちり捉えたという意味で、もっと評価されていいと思う『パレード』(2010)、
『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』(2010)、『おかえり、はやぶさ』(2012)、
米国でリメイクが決定、こっちのほうが面白くなりそうな『藁の楯』(2013)、
品川ヒロシの佳作『サンブンノイチ』(2014)、
『るろうに剣心 京都大火編』(2014)、『るろうに剣心 伝説の最期編』(2014)、
『映画 ST赤と白の捜査ファイル』(2015)。

公開が控えている作品に、『探検隊の栄光』と『僕だけがいない街』。


7割がクズ、残りが正統派、、、ってな感じでしょうか。

一時期のゲイリー・オールドマンのような、正真正銘のクズ俳優になってほしい―個人的には、そう思っています笑

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たたかうおじいちゃん・おばあちゃん

2015-09-22 05:47:52 | コラム
ゴールデンの対になる感じのシルバーウィークだけど、今年ほどの大型連休になるのは11年後なんだってね。

「たまたま」連休になっただけであって、毎年こうなるわけじゃないのか。
もうトシヨリだから去年のことは思い出せないが、こんなに長くなかったものねぇ。

また、敬老の日が絡んでいるため「だからシルバーなんでしょ」といいたくなるが、それとは無関係なのだよね。
あくまでも、ゴールデンの対という意味合いでつけられたものなのだった。

さて敬老の日はきのうだったが、きょうは1日遅れで自分の愛する「老人映画の10傑」を展開してみたい。

名作から異色作まで。
共通していることは、そこらのアンチャンネーチャンよりパワフルってことである。

では、いってみよう。


(1)『生きものの記録』(55)



原発に怯える老人を三船が怪演、黒澤映画のなかでいちばんの異色作かと。

(2)『ストレイト・ストーリー』(99…トップ画像)

時速8kmのトラクターに乗って旅をする、映画史上で最もゆったりとしたロードムービー。

ふだんのデヴィッド・リンチの映画は嫌いでも、これだけは好きというひとも多い。

(3)『東京物語』(53)

笠智衆と東山千栄子の老夫婦。

東山さんの「ありがと」のアクセントがたまらない。

(4)『ドライビング Miss デイジー』(89)

気高いジェシカ・タンディの佇まいが素晴らしい。

※オスカー受賞シーンを




(5)『家族の肖像』(74)

貴族出身のビスコンティの映画は性にあわないが、これだけは「とっても」好き。

(6)『グラン・トリノ』(2008)

すべてが圧倒的な、イーストウッドおじいちゃん。

(7)『ヴィーナス』(2007)

老教授ピーター・オトゥールが、若い女子に出会って・・・。



(8)『八月の鯨』(87)

大女優リリアン・ギッシュとベティ・デイビスの共演。

アンケートを取れば、これが1位になるかな。

(9)『フライド・グリーン・トマト』(91)

ジェシカ・タンディの主演作がふたつランクイン。

ストーリーテリングも完璧で、学ぶべきところが多い作品。

そして自分は、惚れた女子に必ずDVDを贈ります。

(10)『ヒューゴ』(2011)

実在した映画人、ジョルジュ・メリエス。



映画を愛する・信じるひとにはぜひ観てほしい名作。

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『にっぽん男優列伝(296)藤原竜也』
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おたおた

2015-09-21 05:43:49 | コラム
スマホが死亡、電源さえ入らない状態となってしまい、おたおたしながらdocomoショップに駆け込み、もう2年過ぎているからとギャラクシーの最新のやつ(トップ画像)に機種変更しようと思ったらば、希望のカラーは取り寄せときたもんだ。

んで、数日間はショップで借りた別メーカーのやつを使うことになったと。

ウィンドウズとマックほどのちがいはないけれども、ヨソのメーカーのは使い難いね!!

・・・というのをイイワケにして、きょうは「きちんとした」コラムは休載。
あすは、きっちり載せます。


電話帳とかの同期やバックアップはしているのだが、ハニーにブルマ穿かせたりスクール水着を着せたり、四つんばいになってもらった画像5000枚くらいは、電源入らないと取り出せない汗汗

それで、おたおたしてしまったと。


5000円を要するが、復元サービスに申し込めば、大抵は大丈夫だ―と聞いたので、手汗で濡れた5000円札紙幣を店員さんに渡す。


世の中、生きているだけで金がかかるって話である。


※スマホ使ったCMでは、これが頭ひとつ抜きん出ているかな




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