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外国女優別キャリア10傑(50)ヘレナ・ボナム=カーター

2020-11-29 00:10:00 | コラム
~ヘレナ・ボナム=カーターのキャリア10傑~

英国出身、若いころは文芸映画の世界で貞淑なヒロインを演じていたひとなのに、
デヴィッド・フィンチャーのエッジな映画に出たあたりから役柄が大きく広がり、また、ティム・バートンと交際(現在は破局)したことから「本人かどうか分からないくらいのメイクをするおばちゃん」のイメージが強くなったりして、
それにより、親近感の持てる俳優さんになった、、、みたいなところがありますね。


(1)『英国王のスピーチ』(2010)

吃音を克服しようとする英国王ジョージ6世の奮闘を描き、オスカー作品賞受賞。

ヘレナは、エリザベス妃役。



(2)『ファイト・クラブ』(99)

世紀末に放った、フィンチャーからの強烈な一撃。

ヘレナは、一癖も二癖もあるヒロインを好演。
あぁこういう役も出来るひとなんだ、やっちゃうひとなんだ! と驚いた。

映画そのものも、当時より、いま観たほうが「くる」ものがある。




(3)『ハワーズ・エンド』(92)

E・M・フォスターの同名小説をジェームズ・アイヴォリーが映画化。
20世紀初頭の英国を舞台に、シュレーゲルとウィルコックスの両家による心理戦を通し当時の階級闘争を浮かび上がらせる。

主演はアンソニー・ホプキンス、
ヘレナはシュレーゲル家の娘を演じている。


(4)『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(2007)

人肉をミートパイにして売る悪魔のような男を描いた人気ミュージカルを、ティム・バートンが映画化。

正直21世紀に入って以降のバートン作品に乗れない自分ではあるけれど、これはまあまあ面白かった。


(5)『PLANET OF THE APES/猿の惑星』(2001)

ティム・バートンによる名作リメイク、、、ではなく、「リ」イマジネーション。

ヘレナのこの特殊メイクを見て、彼女の母親は本気で怒ったのだとか。


もはや娘じゃなくていいじゃない!! って笑


(6)『フランケンシュタイン』(94)

ケネス・ブラナー×デ・ニーロ。

ヘレナがじつは「クセ強め俳優」であることを、クセが強めな監督は気づいていたのかもしれないね。




(7)『鳩の翼』(97)

ヘンリー・ジェイムズの同名小説を映画化、ヘレナのキャリアで最も演技が評価された作品で、数々の映画賞で受賞またはノミネートされている。

そして、映像美!!


(8)『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(2007)

「死喰い人」のひとり、ベラトリックス・レストレンジとして「不死鳥の騎士団」から連続出演。

雰囲気バツグンでした。



(9)『オーシャンズ8』(2018)

サンドラ・ブロックやケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、リアーナなどオールスターが出演した大作。

貫禄があったのは、やはりケイトとヘレナでしたね~。


(10)『ハムレット』(90)

ケネス・ブラナー版ではなく、メル・ギブソン版でオフィーリアを演じる。

このころはまだ、それほどクセはなく教科書どおりな感じ。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『チキンが待っている。』
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1 コメント

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Unknown (夢見)
2020-11-29 09:11:22
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』では 本当に憎ったらしくて(笑)

ちょっとクセのある役柄のが印象に残っています
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