Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(435)

2022-11-14 00:10:00 | コラム
がしゅういんたつ「や」→「や」くぶつ

マーシーが(何度目かの)出所を果たした。

(ファンと)結婚したというし、今度こそは…と思うけれど、三田佳子さんの息子の件もあるしね、大丈夫なんかな??とは思う。

薬物の恐ろしさは、マーシーのインタビューに触れれば分かる。

文で読むのではなく、映像で。
その内容でなく、マーシーの活舌とかでね。

弁が立つことで出てきたひとが、なにをどうすれば「ああなって」しまうのか。

才能の枯渇というのもあるだろうし老化現象というのも関係しているのだろうが、あんなに劇的には「落ちない・堕ちない」はずだもの、やっぱり薬物のせいなんだよ。


妙な表現になるけれど、昔っから「映画と薬物」は相性がよい。

以下、薬物が関わった映画の「超厳選した」5本を。


『ブロウ』(2001)

原題Blowは、薬物の俗語。
実在したディーラー、ジョージ・ユングの半生をジョニー・デップが演じた傑作。

すべてを手に入れるが、すべてを失うのもまた早かった…。

最後がほんとうに切ない。



『トラフィック』(2000)

公開時のキャッチコピーは、「闘わなければ、呑み込まれる」。


売るヤツが居るから買うヤツも居る。
のか、
買うヤツが居るから売るヤツも居る。
のか。

この世を生き抜くのって、こんなに大変なことなのか!!


『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000)

これ1本で、けっこう多くのひとを救えるかもしれない―という、救いのない物語。




『シャブ極道』(96)

「ド」ストレート過ぎるタイトルで、映倫と揉めに揉めた役所広司主演作。

こんな風に生きられるひと以外は、手を出しちゃいけないものなんだよな~。

スイカに塩、、、でなく、シャブだよ??



『スカーフェイス』(83)

デ・パルマ×オリバー・ストーン×パチーノによる、80年代を代表するギャング映画にして、薬物に取り憑かれた人物の転落劇「テンプレ」を作り出したといわれる名作。

鼻を真っ赤にして絶叫しながら銃をぶっ放す。


映画としては面白いが、これをやれといわれたら出来ないでしょう。。。


あすのしりとりは・・・
やくぶ「つ」→「つ」りー。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(436)』
コメント (2)
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