Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(410)

2022-03-30 00:10:00 | コラム
ぐるー「ぷ」→「ぷ」るとにうむ

「1.21ジゴワットだって!? 1.21ジゴワット!! そんなのムチャクチャだ!」
「ドック、プルトニウムが少しあればいいんだよ」
「はーは! 85年ならそこらへんで買えるかもしれないが、ここは55年だぞ未来少年!!」




元素記号は 「Pu」、原子番号94の元素でアクチノイド元素のひとつ…って、さっぱり分からん。

その名もずばり『戦慄!プルトニウム人間』(57)のほか、
『エクスペンダブルズ2』(2012)に代表される戦争アクションを観ていると、プルトニウムは「よく」登場するので科学化学好きでない単なる映画ファンでも「馴染みのある」元素だとは思うけどね、でも正直よく分からん。

誰もが想起するのは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)と『太陽を盗んだ男』(79)だろう。

ドクが作ったタイムマシンは最高にいかしているが、燃料はプルトニウムだった。
そこでリビアの過激派と交渉してプルトニウムを手に入れる―ここ、21世紀の現代であれば「偏見」としてリビアを設定しないかもしれない…かな。

初見は中学1年だったからプルトニウムということばを聞くのも初めてで、ドクがわざわざ放射能防護服を着用していることから「そんなに危険なものなのか!!」と驚いた記憶が。


『太陽を盗んだ男』(79)は、理科の中学教師が「たったひとりで」原子爆弾を「作り切って」しまうアナーキーな物語。


なにがすごいって…

(1)東海村原子力発電所から液体プルトニウムを強奪し、
(2)自宅で「被爆」しながら原子爆弾を作り、


(3)それを使ってプロ野球放送の延長を要求したこと。



映画は、このくらいメチャクチャでいい―とは思うが、主人公の城戸が自宅でプルトニウムを「原爆化」していく工程は、じつは100%正しいという。

被爆は避けられないものの、真似をすれば個人でも原爆を作れる。



そんな危険なもの、この世になくていいのでは!?
なんてなことを思ったりもするけれど、電力をそこに頼っているのが現実だしね…。


このあたりの問題になると、よくないはずだけど、どうしても思考停止してしまう。

とりあえず、マーティのいかした演奏を観て気分を変えよう(^^;)



次回のしりとりは・・・
ぷるとにう「む」→「む」そう。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『帰路はゆっくりと^^』
コメント (2)
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