33年6月20日生まれ・2019年12月12日死去、享年86歳。
アメリカ出身。
名前に触れただけでイタリアの血が入っているであろうことがピンとくるアイエロさん、
自分にとっての初アイエロは、成龍との共演作。
映画通にしか通じなそうな地味なひとなのだけれど、作品名を挙げれば「あっ、分かった分かった!」という方も多いのではないかしら。
たとえば、寡黙な殺し屋レオンのプロモーター?というか代弁者役とか^^
ねっ、分かったでしょう?
メインを張ることはほとんどないですが、作品をビシッとしめる存在感の持ち主であります。
※じつはマドンナのPVにも出演^^
<経歴>
失明した母を捨ててしまった父に代わり、少年期から新聞配達や靴磨きなどで生計を助ける。
10代中ごろに年齢を偽り陸軍に入隊、除隊後は若くして「とある労組」の代表を務める―すげ~、こういう経験をしてきたひとって、なにがあっても大丈夫なのでしょうね。
ナイトクラブの用心棒として働いて30代中ごろ―ある夜、司会者の代行として歌を披露、その芸達者ぶりに周囲は驚き、仲間たちが強く芸能界入りを勧めました。
望んでこの世界に入ったわけではない、、、というところが、このひとの遅いデビューの背景にあったのですね!
映画俳優デビュー作は、73年の野球映画『バング・ザ・ドラム』(の、端役)。
まだ売れる前のデ・ニーロが主演していました。
その後も『ゴッドファーザー PART II』(74)や『マッド・フィンガーズ』(78)、『アパッチ砦・ブロンクス』(81)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(84)などなど、そのガタイのよさを売りに(^^;) 悪い感じの端役を怪演。
転機は85年。
ウディ・アレンの『カイロの紫のバラ』では失業中で妻に暴力まで振るうダメ亭主、『プロテクター』では成龍とタッグを組むことになる刑事を演じ、ギャング映画以外でもいけることを証明し役柄がグンと広がりました。
再びアレンと組んだ『ラジオ・デイズ』(87)、
80年代を代表するであろう『月の輝く夜に』(87)ではヒロインの婚約者を好演。
『乙女座殺人事件』(89)、
ピザ屋店長を演じた『ドゥ・ザ・ライト・シング』(89)はキャリア最高の演技と評価が高く、
以降も・・・
スリラー映画『ジェイコブス・ラダー』(90)では、天使なのか悪魔なのか神なのか分からぬ男を演じたり、
『ハドソン・ホーク』(91)では得意な歌を披露、
『奇跡が降る街』(91)、
ケネディを暗殺したと「される」オズワルドを銃撃したタイトルロールを演じる「主演」作『ジャック・ルビー』(92)、
『レオン』(94)、女装にチャレンジした『プレタポルテ』(94)、『訣別の街』(96)、『ディナーラッシュ』(2000)などなどなど、個人的に気になる作品に高頻度で顔を出すため、自分にとってのお気に入り俳優のひとりになったのでありました。
その後、しばらく映画のキャリアがあいたのはテレビドラマなどの出演が多かったからでしょうか・・・
2019年の12月12日、感染症のため86歳で鬼籍に入りました。
遺作は、その前年の『ハッピーシェフ! 恋するライバル』(2018)。
成龍の映画では失敗作とされている『プロテクター』も、アイエロさんの野卑な感じは素晴らしいんですよ。
観返してみようかな^^
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(166)ダニー・グローヴァー』
アメリカ出身。
名前に触れただけでイタリアの血が入っているであろうことがピンとくるアイエロさん、
自分にとっての初アイエロは、成龍との共演作。
映画通にしか通じなそうな地味なひとなのだけれど、作品名を挙げれば「あっ、分かった分かった!」という方も多いのではないかしら。
たとえば、寡黙な殺し屋レオンのプロモーター?というか代弁者役とか^^
ねっ、分かったでしょう?
メインを張ることはほとんどないですが、作品をビシッとしめる存在感の持ち主であります。
※じつはマドンナのPVにも出演^^
<経歴>
失明した母を捨ててしまった父に代わり、少年期から新聞配達や靴磨きなどで生計を助ける。
10代中ごろに年齢を偽り陸軍に入隊、除隊後は若くして「とある労組」の代表を務める―すげ~、こういう経験をしてきたひとって、なにがあっても大丈夫なのでしょうね。
ナイトクラブの用心棒として働いて30代中ごろ―ある夜、司会者の代行として歌を披露、その芸達者ぶりに周囲は驚き、仲間たちが強く芸能界入りを勧めました。
望んでこの世界に入ったわけではない、、、というところが、このひとの遅いデビューの背景にあったのですね!
映画俳優デビュー作は、73年の野球映画『バング・ザ・ドラム』(の、端役)。
まだ売れる前のデ・ニーロが主演していました。
その後も『ゴッドファーザー PART II』(74)や『マッド・フィンガーズ』(78)、『アパッチ砦・ブロンクス』(81)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(84)などなど、そのガタイのよさを売りに(^^;) 悪い感じの端役を怪演。
転機は85年。
ウディ・アレンの『カイロの紫のバラ』では失業中で妻に暴力まで振るうダメ亭主、『プロテクター』では成龍とタッグを組むことになる刑事を演じ、ギャング映画以外でもいけることを証明し役柄がグンと広がりました。
再びアレンと組んだ『ラジオ・デイズ』(87)、
80年代を代表するであろう『月の輝く夜に』(87)ではヒロインの婚約者を好演。
『乙女座殺人事件』(89)、
ピザ屋店長を演じた『ドゥ・ザ・ライト・シング』(89)はキャリア最高の演技と評価が高く、
以降も・・・
スリラー映画『ジェイコブス・ラダー』(90)では、天使なのか悪魔なのか神なのか分からぬ男を演じたり、
『ハドソン・ホーク』(91)では得意な歌を披露、
『奇跡が降る街』(91)、
ケネディを暗殺したと「される」オズワルドを銃撃したタイトルロールを演じる「主演」作『ジャック・ルビー』(92)、
『レオン』(94)、女装にチャレンジした『プレタポルテ』(94)、『訣別の街』(96)、『ディナーラッシュ』(2000)などなどなど、個人的に気になる作品に高頻度で顔を出すため、自分にとってのお気に入り俳優のひとりになったのでありました。
その後、しばらく映画のキャリアがあいたのはテレビドラマなどの出演が多かったからでしょうか・・・
2019年の12月12日、感染症のため86歳で鬼籍に入りました。
遺作は、その前年の『ハッピーシェフ! 恋するライバル』(2018)。
成龍の映画では失敗作とされている『プロテクター』も、アイエロさんの野卑な感じは素晴らしいんですよ。
観返してみようかな^^
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明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(166)ダニー・グローヴァー』
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