Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(291)

2019-05-27 02:35:35 | コラム
るいじん「えん」→「えん」ぎ(演技)

自分は「監督至上主義」であるからして、映画というものは結局のところ映画監督のものだと思っている。

いるけれど、映画の「顔そのもの」、つまり商品としての見た目の価値は、その映画に出演している俳優の魅力にかかっている、、、という考えを持っている。


ケータイアドレスの「@前」が「deniro」だったりする自分の、いちばん好きな俳優を、外国・日本/男女別に挙げれば・・・

(やっぱり)デ・ニーロ、
(もちろん)ジョディ・フォスター、
(とーぜん)三船敏郎、
(じつは)斉藤由貴、

・・・となる。

この4人については、うんざりされるほど語っている。

ので、きょうは、演技の上手下手を置いておいて(置かなくとも上手なんだけど)、個人的に好きな演技スタイルを持つ俳優さん、映画の評判が悪くとも「このひと出ているんだったら、とりあえず観る」気にさせてくれる、魅力的な5人と「その3傑」を挙げてみよう。


【ジュリアン・ムーア】

ハダカになっても、心まではハダカにならない―という名言を残している。

デビュー当初は注目していなかったが、PTAポール・トーマス・アンダーソンと出会って以降の活躍は目を見張るものがあり、ニコール嬢と同様、歳を重ねるごとに魅力を増していっている。

「この3本!」

『マグノリア』(99)



『ブギーナイツ』(97)
『ことの終わり』(99)

【マイケル・マドセン】

異様な図体と、しゃがれ気味の声。
主役を張ることはまずないが、このひとの出ないQTの映画は、ちょいと物足りなく感じてしまうほどの存在感がある。

そして、妹さんが超美人ということにも注目。

「この3本!」

『レザボア・ドッグス』(92)



『テルマ&ルイーズ 』(91)
『フェイク』(97)

【ジーン・ハックマン】

善玉も悪玉も両方、リアリティたっぷりに演じられる。

「スケジュール空いているのであれば、ぜひ出てください」とお願いされるナンバーワンの俳優だと思う。

「この3本!」

『許されざる者』(92)
『スケアクロウ』(73)



『ミシシッピー・バーニング』(88)

【二階堂ふみ】…トップ画像

デビュー当初、宮崎あおいと同じ「インディーズの女神っぽい」雰囲気を感じた。

その強度が、あおいちゃん以上だったのでオドロキ。

「この3本!」

『リバーズ・エッジ』(2018)
『ヒミズ』(2012)



『ほとりの朔子』(2014)

【浅野忠信】

硬軟自在、垣原を怪演したひとが、15年後にはスコセッシの映画に出るとはなぁ!!

「この3本!」

『殺し屋1』(2001)
『沈黙 サイレンス』(2016)



『眠らない街~新宿鮫~』(93)


次回のしりとりは・・・
えん「ぎ」→「ぎ」ろん。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『黒澤は死なない』
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする