Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(289)

2019-05-13 00:10:00 | コラム
じどう「しゃ」→「しゃ」わー(シャワー)

きのうの内容を引き継ぐ感じになるけれど。。。

映画におけるシャワーシーンって、けっこう重要。

もちろんお色気サービス的な要素もあるが、
時間経過であったり、登場人物ふたりの関係性を示すものであったり、ときには、主人公の焦燥などを表現することも。

いわゆるボディダブル(=代役)を起用するのかどうかも大きなポイントで、人気女優本人がハダカを見せるとなると、たとえ「カラミ」がなかったとしても、ただそれだけのことで動員数が「伸びに伸びる」といわれている。

まぁ、そうだわよね笑

とはいえ。
いちばん最初に挙げるこの映画のインパクトが強烈に過ぎて、「映画のシャワーシーンといえば、これしか浮かばない!」というひとも多いのであった。

ちなみにジャネット・リーは実際に脱いでシャワーを浴びているわけではなく、このシーンのほとんどはボディダブルなんだって!!


『サイコ』(60)



こちら、レゴバージョン笑





『天国と地獄』(63)

身代金を出すか出さないかで悶々とし、とりあえずシャワーを浴びる権藤さん。

しかし浴びているタイミングで、犯人からの電話が入る。

『キャリー』(76)

シャワー中に初潮をむかえるヒロイン。

そして不運なことに、そこは学校だった・・・ことから、生理を知らぬ彼女はクラスメイトからバカにされてしまう。



つくづく可哀想なキャリー!!

『真夜中のカーボーイ』(69)

自分の身体を武器にして旅立つわけだから、そりゃあ自信たっぷり? に歌を歌いながらシャワーだって浴びるわな。

『アメリカン・ビューティー』(99)

そう考えるとこの映画のケビン・スペイシーは、ジョン「カーボーイ」ヴォイドに対する現代からの回答になっているのかもしれない。

だって彼は、ナニをしごきながら「きょう、ボクは死ぬんだ」と自嘲気味に呟くのだから。

『GONIN2』(96)

話の内容は忘れても、喜多嶋舞のド迫力ボディだけは忘れようにも忘れられない。

石井監督、わざわざ逆光を用いてカラダを強調するように撮っているし!!


あすのしりとりは・・・
しゃ「わー」→「わー」きんぐがーる。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(289)』
コメント (1)
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