Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(287)

2019-04-11 00:10:00 | コラム
てぃー「ちゃー」→「ちゃー」じ(チャージ)

チャージ(charge)とは「充電」「補填」「入金」という意味だが、交通系のICカード「Suica」「PASMO」が浸透して以降、日本では「入金」の意味でしか使用されていないかもしれない。

自分も「Suica」の無記名タイプを持っており、電車に乗るときはこれを使用している・・・が、そもそもをいえば電車にはほとんど乗らない。

乗らないにもかかわらず、しょっちゅうチャージしている。

なぜって、松屋やコンビニでも使えるから。

交通系のICカードで、カルビW定食の特盛を食べていると。


そういや『チャージマン研!』(74)というカルトアニメーションがあったが、



なにが「チャージ」だったのだろう、変身のことをそう表現していたのかな。


それはともかく。
起承転結の「転」において、登場人物はなんらかのものを「チャージ」し危機を回避する―ドラマというものをそんな風に説明することだって出来るわけで。

以下は、登場人物たちによる(広義の意味における)「チャージ」行為が登場する映画である。


『ポパイ』(80)

○○で復活!! といえば、やはりほうれん草でパワーアップするポパイでしょう。



実写映画版はシニカルな視点が持ち味の監督ロバート・アルトマンが(なぜか)抜擢され、
ロビン・ウィリアムズが怪演、オリーブ役のシェリー・デュヴァルも頑張っていたけれど、観たひとのほとんどが褒めないという珍品に。

関係者、みんなが気の毒だったな・・・。

『キャリー』(76)

ヒトへの絶望と怒りを燃料にして、自身の能力(=テレキネシス)を最大限に発揮するキャリー。



悲劇にはちがいないが、正直スカっとしたよね。

『ロッキー2』(79)

「勝って!」

モノなんか要らない。

愛するひとが目覚め、勝ってくれとヒトコトいうだけでロッキーはチャージ完了なのだ。

『七人の侍』(54)

毎日のごはんだけをギャラとしてもらっている七人の侍たち。

これじゃあモチベーションも上がらんだろうが、彼らに提供する白米のために、百姓たちは「ひえ」で我慢していることを知る。

「この米、おろそかには喰わぬぞ」

こうして侍たちは、百姓たちのために本気を出して戦うのだった。


※久蔵のような剣豪でも、喰うことが出来なかったのかな



『ケープ・フィアー』(91…トップ画像)

自分に有利となる証拠をもみ消した弁護士への復讐。

「あの日」のことを常に思い出し、復讐の炎を燃やし続けたマックスの執念よ!!

あすのしりとりは・・・
ちゃー「じ」→「じ」どうしゃ。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(288)』
コメント
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