Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(262)

2018-09-11 06:17:33 | コラム
くちづ「け」→「け」が

そりゃ出川さんや桜庭さんのような「人生満身創痍型」を出されたら、勝てないけれど。。。

そういう特別なひとたちを除けば、そこそこ怪我自慢出来るように思う。

骨もあちこち折っているし、
靭帯なくしているし、
しょっちゅう絆創膏を貼っているし。


まぁ、怪我を自慢するという発想自体が(いろんな意味で)終わっているわけだが。

『ターミネーター2』(91)でサラ・コナーが、「ヒトには215本も骨があるの! 1本折れたくらい、なにさ!」といっているしね!


映画と怪我。

撮影中の怪我といえば、なんといっても成龍ジャッキーだろう。

香港時代の成龍映画で、彼が無傷で撮り終えた作品などない。

そうした「事故現場」を集めたものが「ラストのNG集」になっており、パッと見は壮絶過ぎて笑えない、しかし「1周まわって笑える」というか「もはや、笑うしかない」というか。




50代を過ぎて成龍みたいなことをやり始めたのが、トム・クルーズ。

トップスターだし歳だしスタントマンに任せればいいのに、いつになってもオスカーもらえないから拗ねたのか笑、超絶アクションを自分でこなしている。

ある意味、ヘンタイなのだろう。


映画のなかの怪我は、どうであろうか。

以下の5本は、個人的に印象に残る映画のなかの怪我。

ひとつだけ「そーとー深刻」だが、残りの怪我は物語のアクセントになっていて、見事だなぁと思う。


(1)『ミザリー』(90…トップ画像)

自動車事故から救ってくれたヒロインは、じつは主人公(人気作家)の狂信的ファンだった。

スティーブン・キングだからこそ、思いついた物語だったのだろうね。

(2)『裏窓』(54)

骨折のため身体を自由に動かせなくなった主人公は、じつは覗き趣味のあるヘンタイだった・・・という物語。

それなのに、キレイな彼女まで居てさ!!



(3)『ジョニーは戦場へ行った』(71)

反戦映画の最高峰だと思う。

予告編だけでも、つらい。



(4)『ダイ・ハード』(88)

裸足だから怪我する可能性も高いし、とくにガラスには弱い。



(5)『用心棒』(61)

ジャイアント馬場みたいなひと(かんぬき=羅生門綱五郎)に、ぼっこぼこにされる。

現代なら要入院だが、三十郎は小屋のなかで静養するだけ。

さすがだぜ!!


次回のしりとりは・・・
け「が」→「が」っでむ。

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明日のコラムは・・・

『分不相応』
コメント (2)
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