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アップルウオッチ、実は売れ行き絶好調!

2015-08-30 09:32:23 | ネット、ビジネス、IT
米 アップルの腕時計型端末「アップルウオッチ」は、登場した四半期の販売台数でタブレット型端末の「iPad(アイパッド)」とスマートフォンの「iPhone(アイフォーン)」をいずれも上回った。人々はなぜアップルウオッチが失敗作だと言いたがるのだろうか。

 米調査会社IDCが27日明らかにした調査によると、アップルウオッチの4-6月期の出荷台数は360万台。発売日は4月24日でした。

 IDCの数字は、アップルウオッチの売れ行きをみる上で初めての信頼できる指標の一つといえます。アップルはこの新製品の販売数値を発表していません。

 IDCによると、4-6月期のウエアラブル(着用できる)端末の販売で、アップルは440万台を出荷したフィットビットに次いで2位でした。ただ、IDCはフィットビット製品のようにサードパーティーのアプリケーションを実行する性能を持たない簡易型ウエアラブル端末と、アップルウオッチとの違いを認識しています。

 アップルの広報担当者はIDCの調査についてコメントを避けました。

IDCの調査は、アップルウオッチがiPadとiPhoneより好調な出足を切ったことを示しています。アップルが2010年4月3日に発売したiPadは、4-6月期の販売台数が327万台でした。また07年6月発売のiPhoneは、4-6月期に27万台販売されています。翌7-9月期のiPhone販売は112万台に急増しました。

 アップルウオッチは発売以来、数々の否定的な評判につきまとわれてきました。アップルの実店舗でようやく購入できるようになったのは6月半ばです。7月には、この製品の販売が6月末までに発売直後に比べて9割減少したとする調査を、スライス・インテリジェンスが公表しました。

 ある部品業者は同製品の主要部品の生産量が予想したほどではないとして、需要をめぐる不透明感をあおりました。

 さらに、批評が芳しくなかったことや、アップル新製品としては例外的に熱狂状態にならなかったことで、この腕時計型端末をiPhoneやiPadのような大きな製品カテゴリーといえるのかと疑問視する声も出ました。

 アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は先月、アップルウオッチの販売台数が同社の予想を上回ったことを明らかにした上で、スライスのデータは「完全な誤り」だと述べたのです。

アップルウオッチを失敗作と呼ぶのは無理があるだろう。アップルが販売したのが最も価格の低い349ドル(約4万2000円)のモデルだったと想定しても、売上高は10億ドルを超えます。アップル以外の企業であれば、これは紛れもない成功です。アップルはこの製品を「当社の最もパーソナルなデバイス」と位置づけたことで、とてつもなく高い期待に挑んでいます。

 今秋にはアップルウオッチの新基本ソフト(OS)「watchOS 2」がリリースされます。サードパーティーのアプリの動作が遅いという、主な欠点が改善される見通しです。既存版はサードパーティーのアプリをiPhoneで実行してデータをウオッチに転送するため、タイムラグが生じるのです。

 アップルがマーケティングに総力を挙げる年末商戦が、アップルウオッチの試金石になるでしょう。アップルは同製品をクリスマスプレゼントの決定打として売り込もうとしているようです。(ソース WSJ)