米国人はフェイスブックやツイッターといった交流サイト(SNS)に多くの時間を費やしているものの、実のところ、こうしたサイトにあまり満足していません。とりわけリンクトインには不満のようです。リンクトインとは世界最大級のビジネス特化型ソーシャル・ネットワーキング・サービスのことです。
米企業の顧客満足度を指数で示す「米顧客満足度指数(ACSI)」(28日発表、対象5400人)によると、6年連続でソーシャルメディア企業が他業界の大半の企業より嫌われていることが分かりました。ソーシャルメディア全体の満足度は100点満点のうち74点と、指数がカバーした40種余りの業界の中で、下位3分の1に位置している。
ACSIのマネジングディレクター、デービッド・バンアンバーグ氏はソーシャルメディア企業が下位にランクインされている理由について、プライバシー問題と過剰広告の2つを挙げてえいます。同氏は、現在のビジネスモデルをソーシャルメディア企業が維持する限り、こうした傾向は続くと指摘しています。
ビジネス向けSNSのリンクトインは、ソーシャルメディア企業の中でも最下位になりました(これまでのランクも常に底辺)。バンアンバーグ氏はその理由として、「ビジネス向けであるため、一般向けのものより(ユーザーの)期待度が高い」ことと、サイトの使い勝手に問題があることを挙げています。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がリンクトインが嫌われる理由を探ってみました。そのうちの5つを挙げています。
1.望まない「つながり申請」が大量に届く
話を聞いた数十人の専門職の多くが、つながり申請とそのリマインダーが大量に届くことに不満を訴えた。それらは面識がないばかりか、これから知り合いたいとも、つながりたいとも思わない人たちからのものだ。さらに言えば、中にはこうしたつながり申請を危険に感じている人もいる。
2.使い勝手が悪い
ユーザーの多くがこのサイトの使い勝手が良くないと指摘する。最も使いやすい設定にし、自分が手掛ける仕事を宣伝する最善の方法を見つけ出したとしてもです。ワイオミング州シャイアンで販売コンサルタント業に就くサム・カーター氏は「リンクトインはユーザーインターフェースを向上させ、より親しみやすい(サイトにした)ほうがいい」と話す。同氏は、フェイスブックのほうが「はるかに簡単に」投稿やビジネスページの宣伝ができると感じているという。
3.大量のスパムメール
ユーザーはスパム(迷惑)メールらしき大量のメッセージにも不満を訴える。マーケティングコーディネーターのエミリー・カルクラシュア氏は「スパム(メール)を送ることにリンクトインを利用している人がいることに腹が立つ」と話す。
4.無意識のうちに複数のプロフィール
キャリアコーチのアンジェラ・コープランド氏は「よほど注意していないと、リンクトインのアカウントがすぐ複数になる」と言う。これは複数のメールアドレスを使用している場合に起こる可能性がある。また、複数作成されてしまったプロフィールを削除する方法が分からないために、怒りが増幅したとの声もある。
5.対応が遅い
ユーザーはリンクトインに対して多くの不満を抱えているうえ、こうした不満への対応も遅いと感じている。ミネソタ州のコール氏は「ヘルプデスクは時間がかかりすぎる。たとえ誰かが応答してくれるという幸運に恵まれたとしても、その対応が理に適っているとか、こちらの話とかみあっている可能性はほとんど、もしくは全くないだろう」と話す。
確かに、これらの問題の一部はリンクトインがどうにかできるものではありません。(例えば、ユーザーに届くすべてのつながり申請を監視することはほぼ不可能です)。ユーザーがあと少しだけ時間を割けば完全に解消される問題もあります(各種機能の設定方法などに関する質問の多くは「ヘルプセンター」のページで見つけられる)。また、問題の一部はほとんど全てのソーシャルメディアが抱えているものです。さらに、リンクトインの顧客満足度は昨年から1%上がっています。同社の広報担当者は「リンクトインの全体的な使い勝手を向上させる方法を常に探求している」と話しています。(ソース WSJ)
米企業の顧客満足度を指数で示す「米顧客満足度指数(ACSI)」(28日発表、対象5400人)によると、6年連続でソーシャルメディア企業が他業界の大半の企業より嫌われていることが分かりました。ソーシャルメディア全体の満足度は100点満点のうち74点と、指数がカバーした40種余りの業界の中で、下位3分の1に位置している。
ACSIのマネジングディレクター、デービッド・バンアンバーグ氏はソーシャルメディア企業が下位にランクインされている理由について、プライバシー問題と過剰広告の2つを挙げてえいます。同氏は、現在のビジネスモデルをソーシャルメディア企業が維持する限り、こうした傾向は続くと指摘しています。
ビジネス向けSNSのリンクトインは、ソーシャルメディア企業の中でも最下位になりました(これまでのランクも常に底辺)。バンアンバーグ氏はその理由として、「ビジネス向けであるため、一般向けのものより(ユーザーの)期待度が高い」ことと、サイトの使い勝手に問題があることを挙げています。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がリンクトインが嫌われる理由を探ってみました。そのうちの5つを挙げています。
1.望まない「つながり申請」が大量に届く
話を聞いた数十人の専門職の多くが、つながり申請とそのリマインダーが大量に届くことに不満を訴えた。それらは面識がないばかりか、これから知り合いたいとも、つながりたいとも思わない人たちからのものだ。さらに言えば、中にはこうしたつながり申請を危険に感じている人もいる。
2.使い勝手が悪い
ユーザーの多くがこのサイトの使い勝手が良くないと指摘する。最も使いやすい設定にし、自分が手掛ける仕事を宣伝する最善の方法を見つけ出したとしてもです。ワイオミング州シャイアンで販売コンサルタント業に就くサム・カーター氏は「リンクトインはユーザーインターフェースを向上させ、より親しみやすい(サイトにした)ほうがいい」と話す。同氏は、フェイスブックのほうが「はるかに簡単に」投稿やビジネスページの宣伝ができると感じているという。
3.大量のスパムメール
ユーザーはスパム(迷惑)メールらしき大量のメッセージにも不満を訴える。マーケティングコーディネーターのエミリー・カルクラシュア氏は「スパム(メール)を送ることにリンクトインを利用している人がいることに腹が立つ」と話す。
4.無意識のうちに複数のプロフィール
キャリアコーチのアンジェラ・コープランド氏は「よほど注意していないと、リンクトインのアカウントがすぐ複数になる」と言う。これは複数のメールアドレスを使用している場合に起こる可能性がある。また、複数作成されてしまったプロフィールを削除する方法が分からないために、怒りが増幅したとの声もある。
5.対応が遅い
ユーザーはリンクトインに対して多くの不満を抱えているうえ、こうした不満への対応も遅いと感じている。ミネソタ州のコール氏は「ヘルプデスクは時間がかかりすぎる。たとえ誰かが応答してくれるという幸運に恵まれたとしても、その対応が理に適っているとか、こちらの話とかみあっている可能性はほとんど、もしくは全くないだろう」と話す。
確かに、これらの問題の一部はリンクトインがどうにかできるものではありません。(例えば、ユーザーに届くすべてのつながり申請を監視することはほぼ不可能です)。ユーザーがあと少しだけ時間を割けば完全に解消される問題もあります(各種機能の設定方法などに関する質問の多くは「ヘルプセンター」のページで見つけられる)。また、問題の一部はほとんど全てのソーシャルメディアが抱えているものです。さらに、リンクトインの顧客満足度は昨年から1%上がっています。同社の広報担当者は「リンクトインの全体的な使い勝手を向上させる方法を常に探求している」と話しています。(ソース WSJ)