名言名句(423)
「この心いよよははだかとなりにけり 涙ながるる涙ながるる」『北原 白秋』
北原白秋は、明治18年(1885)、福岡県の柳川市に生まれ、与謝野寛の
『明星』に十編の抒情小曲を発表して詩人として出発しました。華々し
い詩人としての活躍が始まりましたが、明治45年『大生元』7月、隣家
の人妻と姦通したことで、その夫から姦通罪として告発され、二週間の
間、市ヶ谷未収監に拘置されました。一カ月後、公判で免訴となって
釈放されましたが、白秋は、この姦通事件で自殺を考えるほどの精神的
打撃を受けました。その翌年、白秋は、処女歌集『桐の花』出版しまし
たが、この短歌は、その中の「哀傷篇」に収められています。人は、
素直になりたいひとときが必要です。そのひとときを持つことによって、
人間らしい人間になることが出来るのです。そのことの大切さを、この
一首は教えてくれるのです。
昭和17年のこの日、白秋は亡くなりました。
============================
11月から咲く花「八手(やつで)」
開花時期は、11/ 5 ~ 12/10頃。
・日陰でもよく育つ。
・掌状に7~11裂する葉を
「手」に見立てた。
実際には7裂または9裂
するものが多いようだ。
「八」は、”数が多い”という
意味からの命名。
・別名
「天狗の羽団扇」
(てんぐのはうちわ)。
でかい葉っぱに、
魔物を追い払う力があると
考えられてこの別名がついた。
(季節の花300より)
「この心いよよははだかとなりにけり 涙ながるる涙ながるる」『北原 白秋』
北原白秋は、明治18年(1885)、福岡県の柳川市に生まれ、与謝野寛の
『明星』に十編の抒情小曲を発表して詩人として出発しました。華々し
い詩人としての活躍が始まりましたが、明治45年『大生元』7月、隣家
の人妻と姦通したことで、その夫から姦通罪として告発され、二週間の
間、市ヶ谷未収監に拘置されました。一カ月後、公判で免訴となって
釈放されましたが、白秋は、この姦通事件で自殺を考えるほどの精神的
打撃を受けました。その翌年、白秋は、処女歌集『桐の花』出版しまし
たが、この短歌は、その中の「哀傷篇」に収められています。人は、
素直になりたいひとときが必要です。そのひとときを持つことによって、
人間らしい人間になることが出来るのです。そのことの大切さを、この
一首は教えてくれるのです。
昭和17年のこの日、白秋は亡くなりました。
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11月から咲く花「八手(やつで)」
開花時期は、11/ 5 ~ 12/10頃。
・日陰でもよく育つ。
・掌状に7~11裂する葉を
「手」に見立てた。
実際には7裂または9裂
するものが多いようだ。
「八」は、”数が多い”という
意味からの命名。
・別名
「天狗の羽団扇」
(てんぐのはうちわ)。
でかい葉っぱに、
魔物を追い払う力があると
考えられてこの別名がついた。
(季節の花300より)