季節の花と言葉の花束

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季節の花「碇草(いかりそう)」

2019-04-04 04:26:53 | 暮らし
名言名句(582)

「両人 対酌(たいしゃく)すれば山花開く 一杯一杯又一杯 

我は酔うて眠らんと欲す君且(しばら)く去れ 明朝 意有

らんば 琴を抱いて来たれ」『李 白』


花見どき、ただ集まって高歌放吟というのでは、芸があるようで、

その実、本物の芸はありません。心の許し合える相手、風流を解

する相手、それでいて、何でも物の言える相手と花の下で酒を酌

み交わしてこそ、酒は美酒となるのです。眠りたいときに眠れな

い、酒を飲むのにも、気の合う好きな相手だけを選んではばかり

もいられない現代人は、李白から見ると哀れかも知れません。

桜の季節が来ると、意外に多いのが、李白のこの七言絶句を脳裏

に思い浮かべる人の数です。「対酌」の理想なありかたを、それ

らの人たちは密かに憧れているのに違いありません。

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4月から咲く花「碇草(いかりそう)」

開花時期は、 4/ 1 ~ 4/25頃。
・船の碇(いかり)に
 似ているところから
 この名前になった。
・いろんな色の種類がある。
・「錨草」とも書く。

・薬効   強壮、強精
・薬用部位 茎葉
・生薬名 「淫羊藿(いんようかく)」

(季節の花300より)

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