季節の花と言葉の花束

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季節の花「杜若(かきつばた)」

2014-06-06 05:20:50 | 暮らし
一日一言


触手(しょくしゅ)が動く


「触手」とは、下等動物の触覚や捕食器を意味するところから、

物事に働きかけようとする気持ちが起こる状態を表す場合に用

いる。また、野心を抱くことを表す場合にも用いる。

★彼の征服欲は、次なる国を支配下に置くことを目論んで、

触手を動かしている。


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5月に咲いていた花「杜若(かきつばた)」

開花時期は、 5/ 5 ~ 5/末頃。
 梅雨のちょっと前に咲く。
 花は紫、青紫、白。

・昔、花の汁で布を染めたので
 「書き付け花」となり、
 だんだん
 「かきつばた」に
 変化していったらしい。
 「燕子花」とも書く。
 また、万葉集の時代には
 「垣津幡」「加古都幡多」
 などと書いた。

・1770年頃、
 ロシアのバイカル湖の近くで
 パラス(Pallas)さんが
 初めて発見した。


・”いずれ文目(あやめ)か
  杜若(かきつばた)”
   = 区別できないことの
     たとえ

 文目は乾いた土地、
 杜若は水の中から生えるので、
 2つを並べた場合は
 区別できそうです。
 花菖蒲は、
 これらより開花が遅い。
  (6月になってから)。
 詳しくは下記「見分け方」参照。


・5月13日、7月3日の
  誕生花(杜若)
・花言葉は
  「幸運、雄弁」(杜若)
・愛知県の県花(杜若)


★三河の国(愛知県)の
 「八橋(やつはし)」は
 昔から杜若の名所だった。
 そこで詠まれた歌。

 「から衣(ころも)
  着つつなれにし
  つましあれば
  はるばる来ぬる
  旅をしぞ思ふ」
   伊勢物語
   在原業平
   (ありわらのなりひら)

 「か」「き」「つ」「は」「た」
  の5文字が、
  それぞれの句の先頭にある。


・「かきつばた
  衣(きぬ)に摺りつけ
  大夫(ますらを)の
  着襲(きそ)ひ猟(かり)する
  月は来にけり」
   万葉集
   大伴家持

 「神山(こうやま)や
  大田の沢の かきつばた
  ふかきたのみは
  色に見ゆらむ」
   藤原俊成
   (ふじわらのしゅんぜい)

(季節の花300より)
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